ピクシブ百科事典

ヘドラ

へどら

ゴジラシリーズに登場する怪獣。
目次[非表示]

データ

ヘドラ 【ニコニコ動画用イラスト】


別名:公害怪獣
身長:0.1ミリメートル~60メートル
体重:0~4万8千トン
出身地:宇宙?

宇宙からやって来たらしい鉱物生命体が、地球の汚染環境で異常進化して誕生した怪獣
当初はオタマジャクシ状の小さな生物であったが、他の個体と合体する度に成長し、駿河湾のヘドロを始めとしたあらゆる汚染物質を吸収して巨大化していった。

能力

肉体が猛毒のヘドロで構成されており、打撃や砲弾などの質量攻撃は突き抜けてしまい殆ど通用しない某海賊漫画の自然系能力者をイメージしていただければわかるだろう)。生物は勿論鉄骨コンクリートなどもあっという間に溶け、ミサイルをものともしないゴジラの肉体すらも溶かすほどの威力を誇る為、遠距離攻撃を持たない怪獣では近づくのも危険である(ただし体表面は外気に触れて固まっているためか、ゴジラの皮膚ならば瞬時に溶ける描写は無く、取っ組み合いが可能である)。このヘドロは体のあちこちから弾丸や液体として発射も可能な上、それらも生きているので動きまわることも可能。
唯一の弱点は「乾燥」であり、肉体は乾くと固くなりボロボロと崩れ去ってしまうが、水分があれば復活可能な上に、前述の通り多数の微生物が集まった群体生物なので、一時的に倒すだけ(※1)ならば手段は幾らでも有りそうだが、完全に殺すのは非常に困難である。
ゴジラとの最初の戦闘で放射火炎を受け更に進化し、飛行能力・硫酸ミスト・ヘドリューム光線等の新たな能力を得て、ゴジラをも上回る巨体へと成長した。

これらの性質故に初代メカゴジラと並んで「昭和のゴジラシリーズ最強」との声も高い(※2)。

※1

体がヘドロという事は大半が水分であるが故に、理論上はメーサー殺獣光線車のメーサー光線などには滅法弱く、スーパーXⅢの超低温レーザーや3式機龍のアブソリュートゼロ等の冷凍兵器にも相性は最悪である。
実際に劇中で「巨大放電板」なる電子レンジのような装置によって乾燥し、絶命している。
空想科学読本』で知られる柳田理科雄氏は「振り回したのは遠心脱水、のしかかったのは圧迫脱水、そしてトドメの電熱脱水と、ゴジラは非常に科学的な倒し方をしている」と評した。

※2

昭和のゴジラの放射火炎では倒しきれなかったが、平成VSシリーズ以降のゴジラ怪獣たちは、バーニングゴジラを始めとして火力が洒落にならない光線技を持つので、そのまま倒されてしまう可能性が高い(実際ファイナルウォーズに再登場した際は、ゴジラの普通の放射火炎で瞬殺されている)

各種形態

幼体

オタマジャクシの様な形をしていて、大きさは数ミリから数十cm程と様々。他の個体と引き合う性質があるのでどんどん巨大化していく。この形態では毒性も弱く、人間が素手で触っても皮膚が溶けたりはしない(健康には悪そうだが)。質量が小さいので水から離しておけば勝手に乾燥して崩れ去るが、水につければ即座に復活してしまう。

水中期

幼体が多数集まってできた海坊主の様な形態。こちらも劇中複数個体登場し、大きいものはタンカー等を襲い、小さいものは海辺の人間に襲いかかっていた。毒性は硫酸並に強くなっており、触れた人間は皮膚が焼け爛れる。

上陸期

ヘドラ 上陸期


最初にゴジラと戦った形態。四本足で歩行する。この時はまだ飛行能力を持っていないが敏捷性が高く、長距離のジャンプが可能。毒性は更に強くなっており、大量に浴びると人間ならばあっという間に死亡してしまう程。ただしゴジラにはさほど通用せず、体内に手を突っ込まれても溶けたりはせず、ヘドロ弾も少々効いたぐらいである。
富士山麓での最終決戦時に、電極板で肉体の大半が乾燥してしまった際は、生焼けになった部分がこの姿に戻って逃走を図った。

飛行形態

クルシマス


ゴジラの放射火炎を受けて進化した形態で、飛行しながら大量の硫酸ミストをまき散らす為、こいつが通り過ぎた後は金属は腐食し、真下にいる生物は溶かされて死ぬ。動いただけなのに。ある程度距離が離れていれば溶かされることはないが、光化学スモッグも同時に撒き散らしているので、目や喉に異常が出る。
日本中を飛び回っただけで死者・発病者数が1000万人に達しており、歴代のゴジラシリーズにおいて最悪の人的被害を出している(※)。人間が溶け、後には骸骨がゴロゴロしているシーンはみんなのトラウマと言う他ない(前述した柳田氏も見た翌日には熱を出していたらしい)。
体の下部に腕の様なものを生やすこともでき、ゴジラを捕まえて硫酸ミストを浴びせながら飛び回り、地面に叩き落とすという芸当も可能である。

(※)シン・ゴジラゴジラも、明言はされていないが放射線流で同程度の人数を焼き殺したことが、後半での対ゴジラ核ミサイル攻撃からの避難民の人数が「360万人の疎開」と東京都の総人口を大幅に下回る人数であったことで示唆されている。

最終形態

ゴジラとの決戦を行った時の姿。ヘドリューム光線が使えるようになっている。便宜上最終形態となっているが、時間があればこれ以上に進化していた可能性が高い。毒性は手を突っ込んだゴジラの腕が骨になってしまうほどにまで高まっている。
頭頂部には裂け目があり、感情が高ぶると、裂け目から赤い脳髄のようなものが露出する。
この形態から飛行形態には自在に変身可能。この時期になると飛行形態でもヘドリューム光線を発射できる。どうみても体積が縮んでいるのはご愛嬌。

劇中の活躍

ゴジラ対ヘドラ

ヘドロに汚染された駿河湾河口で発見される。この時はオタマジャクシのような姿であった。この話を聞きつけて調査に来た矢野博士を海中で襲撃して顔の右半分を爛れさせる重傷を負わせた。また、海岸にいた研一少年にも飛びかかり、右手にやけどを負わせた。その後、タンカーを襲撃して石油を食べて成長した。
やがて四本足を生やして日本に上陸、工業地帯の煤煙を栄養分として煙突から直接吸う。この姿から、人間には「公害を減らす怪獣」との誤解を与えた。
この時現れたゴジラと戦闘になり放射火炎を浴びて一時退散するが、この戦闘を経てさらに巨大に成長した。
飛行形態で再び出現し、日本中を飛び回って硫酸ミストを各地にバラ撒き、全国で死者・発病者1000万人という被害を出す。再度現れたゴジラも、ヘドリューム光線や自身の毒で苦しめ、ヘドロで生き埋めにした。
一方で人間に「乾燥に弱い」という弱点を見抜かれ、「巨大放電板」を設置される。自動車のヘッドライトと超音波によって放電板に誘導されるが、放電板はトラブルにより機能しない。そこに三度現れたゴジラと戦闘になる。ヘドロ弾でゴジラの片腕と片目を溶かし、有利に戦闘を進めたが、ゴジラが放電板に火炎を吐きかけたことで放電板が機能し、ヘドラは乾燥して土塊のようになった。
だが乾燥したのは表面だけだったため、内部から小型のヘドラが出現して逃走を図った。しかし、放射火炎を利用して尻尾を抱えて空を飛んで追ってきたゴジラに捕まり、放電板に戻されてついに乾燥し切り、絶命した。

そしてもう一匹?

劇中で猛威を振るった個体は、多数の微生物が寄り集まった個体のほんの一つで、まだまだ生き残りが居ることがラストで示唆されている。

ちなみに、前述の柳田氏曰く「映画ラストのゴジラの体には、ヘドラの破片が大量にこびりついているはずなので、ゴジラが海に帰ったら破片がヘドロを吸収してまた最初からやり直し」とのこと。

ファイナルウォーズ

ヘドラ(2004) 【ニコニコ動画用イラスト】


かなり巨大化しているが、同じく赤色光線やヘドロ弾を武器にする。
また、「第三の目」がある。
海中でエビラと共にゴジラと戦っていたらしいが、描写はカットされているので全く不明。
ゴジラの放射火炎で海から吹き飛ばされ、同じく吹き飛ばされたエビラのハサミでビルに縫い付けられた上、エビラ諸共放射火炎で完全に焼却されてしまった。

現在は汚染物質が過去ほど地上に露出していない分、戦闘力を蓄えられなかったためでは、という考察がある。

また、本編での余りに短い出番に対する配慮か、雑誌では陸上でゴジラと戦うシーンが掲載され、エンディングでは街で暴れるシーンが追加されている。

薀蓄

数あるゴジラシリーズ怪獣の中でも、ヘドラは特に一部でカルト的な人気を誇っており、ゴジラやモスラキングギドラ等のメジャー級と肩を並べてTシャツのデザインとして採用される等の実績がある。中にはゴジラを差し置いてヘドラが一番好き、という感想を持つ人も少なく無く、例えばロックバンド「怒髪天」のヴォーカリスト・増子直純は日本(ひょっとすると世界)屈指のヘドラコレクターとして雑誌に紹介された事もある。

また、公害がモチーフの怪獣であるが、モチーフについて別の説もある。
柔らかい体とふっくらした体型、女性器を思わせる縦に裂けた目(監督自身の指示である)白いモノが噴き出る棒をおいしそうに咥える描写などから、女性がモチーフではないかとするトンデモ意見も存在するのである。
言われてみればその体表は濡れたロングの黒髪に見えなくもなく、もしかして擬人化するとこんな感じになったりするのだろうか。

イメージソングに「ヘドラをやっつけろ」がある。一応タイトルの様に、ヘドラと戦うゴジラの応援歌なのだが、やたらヘドラの能力を強調しているので、むしろヘドラ応援歌に聞こえなくもない。

音楽絡みでは、フランク・ザッパのアルバム『スリープ・ダート』のジャケットに登場している(大人の事情で明言はされていないが)。
ちなみにこのザッパ氏、怪獣映画をモチーフにした「チープニス」やタイトルがそのものずばりの「キング・コング」という曲を書いていたり、次男・アーメットのミドルネームがラドンの海外表記「ロダン(Rodan)」だったり(実現はしなかったが、長男・ドゥイージルのミドルネームも「ゴジラ」になりかけたらしい)と、筋金入りの怪獣ヲタである。

ちなみに、「ゴジラ対ヘドラ 2」も1972年に制作される予定があった。

2017年7月13日に放送された「櫻井・有吉THE夜会」にて、ヘドラが好きだという俳優の瑛太にドッキリとしてファイナルウォーズ版のヘドラがサプライズ出演。普段テンションが低すぎると言われている瑛太のテンションを一気に上げ、一緒に記念撮影をし、「ゴジラ対ヘドラ2」を作るべき。主役かスーツアクターで出たいと発言した。

関連項目

風刺 スペクトルマン

pixivに投稿された作品 pixivで「ヘドラ」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 294788

コメント