エビラ

レッチ島やインファント島で取れる実から作る黄色い汁を忌避する性質を持ち、これを秘密結社「赤イ竹」に利用されて迂闊に島に近づいた者や脱走を図る捕虜を狩る番犬のような存在として扱われていた。しかし別に赤イ竹の支配下にあるわけではなく、黄色い汁がニセモノにすり替えられた際には赤イ竹の船を襲って沈めている。

南海の大決闘byULTRA-TAF

ゴジラとの2度に渡る戦闘シーンではゴジラの投石攻撃を弾き返す、不意打ちでゴジラを水中に引きずり込むと善戦するも、最後は鋏をもぎとられて逃走。止めを刺される事さえなく出番が終了した。

ただ怪獣キラーと称される平田昭彦氏を倒した数少ない怪獣だったりはする。

オール怪獣大進撃ではゴジラとの戦闘シーンを流用することで、登場した。

怪獣王ゴジラ

マンガ作品である「怪獣王ゴジラ」ではマッド鬼山の手下怪獣として登場。

南太平洋にあるリゾートビーチに出現し暴れ回った。また、甲殻類は昆虫の遠い親戚であるという鬼山の自説に基づいて昆虫の羽が移植されている。

ゴジラに敗れるが体内に仕込んだ液体窒素を死に際に展開しゴジラを凍結せしめた。

ゴジラ FINAL WARS

🦐エビラ🦐by坂下義貴

エビラ（FW版）【ニコニコ動画用イラスト】byまなしな

身長	100メートル
体重	5万トン
出身地	海

X星人にコントロールされている。初代より体表の棘などの突起が強調された外見をしており、左手も明確な鋏になった(但し右に比べて小振りで、左右非対称である事は同じ)。さらに陸上でも活動可能。この作品で初めて日本に上陸し破壊活動を行っている。

登場怪獣の中ではかなり格下の扱いであり、出現直後に東海コンビナート地帯を襲撃し、地球防衛軍の戦車隊を建物を破壊しその瓦礫で壊滅させたもののミュータント（超人的な力を持つ生身の人間）部隊の攻撃で大苦戦。主人公の尾崎が掃射したメーサーバルカンで片爪や片目を破壊される大ダメージを受けて昏倒し、風間に「悪いな、エビは嫌いなんだ」（字幕版では「ベジタリアンなんだ」）と煽られながらトドメを刺されそうになったが、その直後にX星人によって回収されて難を逃れた。

その後、東京湾でゴジラと交戦していたようだが、熱線で海中から吹き飛ばされ、先に吹き飛ばされていたヘドラに鋏が突き刺さって身動きが取れなくなってしまう。そこに再び熱線を撃ち込まれ、ヘドラともども焼き尽くされた挙句高層ビルに激突して爆死する呆気ない最期を遂げた。

回収されず、ミュータントにトドメを刺されていた方がまだマシだったかも知れない。

GODZILLA 怪獣黙示録

複数の個体が確認されており、空母サラトガが三匹目の個体（エビラⅢ）を殲滅している。だが、大きくクローズアップされるようなエピソードはなく、大ダコと共に「怪獣の亜種」呼ばわりされるなど扱いはあまり良くない。

その他

当初は怪獣総進撃にも登場する予定だった。

南海の大決闘は本来は「ロビンソン・クルーソー作戦キングコング対エビラ」が原案でキングコングと戦う予定であった。

ゲームボーイのゲーム「怪獣王ゴジラ」では1面ゴジラVSモスラステージ最初の中ボスとして登場。HPが低く、攻撃手段を一切持たないチュートリアル同然の存在である。ただし、近づきすぎると接触ダメージを受けるので、後に出現する真の最弱ボスよりはマシかもしれない。

FINAL WARSではミュータント部隊が「あの化け物をフライにしてこい！」と激励されていた（ただし柳田理科雄氏曰く「メーサーバルカンの攻撃ではフライじゃなくてボイルになる」とのこと）が、後に尾崎役の松岡昌宏は後に看板番組にてカレーを作った際、当初ポークカレーを想定して具材とするブタも自分達で育成する予定だったが、豚コレラ流行で頓挫してたところに「シーフードカレーにしようぜ！」と代わりのメイン具材候補にエビを挙げ準備を進めていたが、仲間に黙って独走したのが仇となり、引き続きポークカレーのつもりで進められていた味付けに合わず、「悪いな、エビはお呼びじゃないんだ」とばかりにボツとなった。そして後日、残ったエビは特番にてフライ…もとい天ぷらにされた。

2021年のゴジラS.PのPVにて船を沈め、ゴジラに襲いかかるエビやサメや龍のような怪獣が映っており、その正体に関しエビラかと推測する動きもあったが、後に公開された情報でマンダと判明した。

ゲーム「デイヴ・ザ・ダイバー」のコラボDLCのボスキャラクターとして登場。Gフォース隊員のミキいわくかなり昔にゴジラと戦った個体らしく、逆襲として海底で眠りについたゴジラへの襲撃を目論んでいた。襲撃は主人公及びミキが乗った潜水艇に妨害され失敗。海上へ逃げたもののちょうどそのタイミングでエネルギーの過剰摂取で暴走したゴジラも海上に出てきてしまい、放射熱線によって海の藻屑となった。