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潮、赤く苦く変わり、岐より終末の獣来たる
千早振る 神代も聞かず 苦潮に 唐紅に水菊籬秋

怪獣 禍獣 災いの獣
怪獣、憤然として怒れるありさま
眼は百煉の鏡に朱をそそげるごとく
牙は千口の劔を逆さまに植えたるがごとく
(『古史羅ノ図』より引用)

概要

既存の物理法則を捻じ曲げる未知の物質“紅塵”および“アーキタイプ”とともに「向こう側」からこちらの世界へ出現したとされる生命体・怪獣の一体で、その中で最も巨大かつ圧倒的な戦闘能力を有している最強の存在。別名「最強怪獣」

千葉県房総半島の"ミサキオク"にて古くから伝わる「紅く染まった海から現れる終末の獣」とも称されるものであり、その伝承を描いた浮世絵には古史羅(一見「こしら」と読みそうだが、実際には従来通り「ごじら」)と記されている。

体から膨大な量の“紅塵”を生成して撒き散らし、制御する能力をもち、ゴジラ自体が紅塵の発生源たる成長する『特異点とも言える存在となっている。
その規模はラドンマンダの比ではなく、ゴジラを中心に紅塵が巨大な積乱雲きのこ雲のように見えるほど。
ゴジラ周辺の紅塵の影響下では空間に歪みを生じるなどの異常が観測されるが、これはゴジラが出現するような現象が起こっているせいか、ゴジラの特性によるものかは不明。

環境と状況に合わせて己のDNAを激変的に書き換え、進化を操作する能力を持ち、海棲恐龍を思わせる水棲形態から始まり、上陸したての山椒魚のような両生形態、自ら火に焼かれて化を経て羽化した肉食恐竜に酷似した陸棲形態を経由した果てに究極の形態へと成長を遂げる。また、公式サイトの解説によると「成長しきったところで、「さらなる存在」へ至るのではと考えられている」とのことだが、その際に何が引き起こされるかは不明。劇中では「成長すれば既存の物理法則が破綻し、世界はおろか宇宙そのものがなかったことになる破局に至る」とされている。

劇中から80年前の日本にも別個体が出現しミサキオクにあった漁村を壊滅させたようだが、戦後の混乱とともにその記録は紛失し人々の記憶からも忘れられ、白骨化した死骸は軍の管理下のもと地下施設に封印されていたが、当時漁村で生まれ育った科学者が施設ごと買い取り、秘密裏に研究・監視していた。

そして2030年、ラドン出現を皮切りとする大量の怪獣発生に伴い、新たな個体が海より出現、日本の東京に上陸した。

各種形態

デフォルメゴジラS.P


シン・ゴジラ』の個体と同じく、環境に合わせて形態が変化する能力を有している。
ただ、劇中描写では外部刺激によって形態を変えていくだけで、以前の形態に戻れるのか・海中適性は維持されているのか等は描かれておらず不明。
それぞれ形態に関しては各項目を参照。

第0形態・アクアティリス

ゴジラアクアティリス


赤い体表と鰭状の四肢を持つチタノザウルスに酷似した水棲形態。
人類の前に初めて姿を現したときの形態であり、マンダの群れを追跡するように東京湾に出現した。

第1形態・アンフィビア

ゴジラアンフィビア


東京に上陸すると同時に進化した四足歩行のバランを彷彿させる両棲形態。
口からマイナス20℃の可燃性のガス状物質を吐く能力を持つ。この形態から南房総の伝承に由来して「ゴジラ」と名づけられた。

第2形態・テレストリス

ゴジラテレストリス


自ら炎で焼いてを経由したことで別種と呼べるほどの変化を遂げた。獣脚類ゴロザウルスゴジラジュニア、そしてジラにも似た陸棲形態。
攻撃を予期して体組織を硬化、急成長させ攻撃を相殺するリアクティブアーマーの能力を備えるほか、口先に青白い光輪を形成し発射する技ももつ。

第3形態・ウルティマ

Ultima | ウルティマ


さらなる成長を遂げ、二足歩行の黒い巨体という従来のゴジラ像を踏襲した事実上の最終形態。
鎧のような外皮はいかなる兵器もよせつけず、口から大小七つのリングによって圧縮、発射される原子ビームは、あらゆるものを焼き払い、破壊する圧倒的威力を誇る。

余談

略称はギュラゴジ

劇中に登場した浮世絵『古史羅ノ図』は歌川国芳錦絵『讃岐院眷属をして為朝をすくふ図』(椿説弓張月の劇中を描いたもの)に酷似しており、その絵での鰐鮫がゴジラ(古史羅)に、烏天狗ラドン(羅甸天狗)になっている。
又、鎮西八郎為朝はおらず「鎮西主税」なる人物が描かれている。

「最強怪獣」という別名は書籍「ゴジラ全怪獣大図鑑」などで判明した。

その後「宇宙船Vol.173」にて掲載された高橋監督のインタビューにて、今回のゴジラは理解の及ばない事象のような意思のない存在ながらも「怪獣というより、ちょっと生き物っぽい方向」に寄せており、神のような存在であった『シン・ゴジラ』とは逆の神様にはなれてない生き物として描かれているという(手のデザインも当初は手の平を上に向けようとしたが生物ゆえに自然と下を向いたものになった)。
形態進化はゴジラ作品が過去作のヒットした要素を受け継いでいる部分にならって『シン・ゴジラ』の設定を引き継いだものであり、各形態に歴代東宝怪獣の意匠を取り入れられているのは結果論であり当初監督が出した「せっかくだしあんまり出てない怪獣を出しましょう」というオーダーに同意見だった怪獣デザイン担当の山村氏が「この形態のこの部分はこれ」といろんな怪獣の要素を入れたものを提案してくれたという。また、どんな形態にもゴジラのテーマが流れるのは、演出的に危なくなってきた時などにゴジラだとわからせるように「とりあえずあの音楽をかければなんとなく誤魔化せる」というものらしい。
また、ゴジラが脅威である紅塵を生産する設定についてはゴジラ自体は怪しい生物という範囲から出ておらず、巨大な生物がただいても現代ではあまり影響がなく(仮に大暴れしても局地的な被害にしかならず、東京に被害が出ても大阪は問題がない)、台風のようにゴジラが移動するだけでもダメで、この世の理が崩れていくような「ほっとくとやばい」と思わせられるような事態でなければいかず、世界中のみんなが「ゴジラがどうなるか」を見守る状況にするための装置として生まれたものだという。

劇中に登場した他の怪獣たちには背びれや未来予知などゴジラに類似した部位や能力が確認されているが、その後オーディオコメンタリーにて各怪獣がゴジラに持っている属性を少しずつ受け継いでいることが語られた(例として「ゴジラの自衛手段として巨体ゆえにあらかじめ分かってなければ攻撃をよけられない」として考え出された未来予知アンギラスが、再生能力をクモンガが、形態変化をラドンが受け継いでいる)。これは教科書的に各能力を一つずつ解説していきながら立ち向かっていくとともに、いろんな怪獣の持つ能力が親玉たるゴジラに集中しているように逆算して設定が作られたという。

その行動目的や80年前の個体の発生原因や死亡の経緯等は一切作中で語られておらず、物語としては一応の完結をみているので、今後続編かオーディオコメンタリーなどで情報が明かされるかは不明である(もっとも今回のゴジラはゴジラの根底である「よく分からないもの」がテーマであるため、多くは語られないかもしれない)。

シリーズでは初となる、とは無関係のゴジラとなる。
「文學界」2021年10月号掲載の円城塔氏のインタビューによれば、ゴジラは明確に核をテーマとする作品ではあったものの、「現代では怪獣を何らかの大きなテーマの象徴にするのはよっぽど狙わないと難しい」という判断から、ゴジラSPでは原子力を意識的に避けたとの事(紅塵が放射性物質に見えなくもないという意見もあったが、取材やインタビューにて「ゴジラは(アイドルだから)何も食べない」といったイメージのもと怪獣の生態維持について真剣に考えた果てにそのエネルギー源にして構成物質として設定したものであり無関係と答えられている)。
その代わりディテールを積み重ね断片や細部を埋めていく事で、各自好きなメタファーを読み取れるようにしたかったと語っている。
円城塔執筆の小説版では怪獣側の視点が描かれることによって、作中でのゴジラの目的をうかがい知ることができる。

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ゴジラS.P 怪獣(ゴジラS.P) ゴジラ

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