データ
身長: | 40m~100m |
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体重: | 1万5千t~6万t |
出身地: | バース島 |
概要
バース島の天然ウランの核分裂による膨大な放射能によってリトルゴジラが成長した姿。
外見は殆どゴジラと同じ姿になっており(全体的に緑色、前傾姿勢、背びれが小さい等の差異はある)、威力はゴジラに劣るものの放射火炎も吐けるようになっている。
クジラを捕食するなどかなり凶暴化しているが、リトルの頃の記憶は残っているらしく、自分から人間を襲ったり街を破壊したりはしていない(流石に巨体なので移動だけで町が被害をうけてはいるが)。東京の街を破壊するデストロイアと戦い、三枝未希が乗ったヘリを助けた。
劇中の行動
バース島消滅後に行方不明になっていたが、日本近海にて生存が確認される。帰巣本能に従って卵があったアドノア島に向かっていたが、東京で暴れるデストロイアの元にバーニングゴジラを誘導するための囮として、三枝未希らのテレパシーで東京へ向かいデストロイアと戦うことになった。
初の戦闘となったデストロイア(集合体)戦では、オキシジェン・デストロイヤー・レイに苦しめられ劣勢であったが奮戦し、飛翔体になって逃げようとしたデストロイアを放射火炎で叩き落として勝利する。
その後、羽田空港にて上陸してきたバーニングゴジラと再会を果たすも、ジュニアに復讐するべく完全体に成長を遂げたデストロイアが襲来。ジュニアは攫われてしまい高度から落とされた挙句、オキシジェン・デストロイヤー・レイを浴びせられ致命傷を負う。
バーニングゴジラが駆け付けエネルギーを与えるも既に手遅れであり、そのまま事切れてしまう(直後、ゴジラが涙を流したと思われる描写がある)。
その後、ジュニアの死によって怒りを爆発させたバーニングゴジラはデストロイアとの最後の戦いに挑み、圧倒的な力でこれを撃破した。
デストロイアとの戦いが決着した直後、遂にメルトダウンを迎えたゴジラから放出された莫大な放射能によって死の町と化していく東京であったが、突如ガイガーカウンターの放射線量が急激に下がっていく。
その霧のように立ち込める煙の奥にいたのは…。
物語はジュニアが新たなゴジラとなって復活した事を示唆するシーンで幕を閉じる。
ジュニアが人類の味方となったのか、それとも新たな脅威となったのかは誰にも分からない。
ゴジラアイランド
原作とは違って、こちらではゴジラの息子という設定で登場。
以前は怪獣病院の保育施設で過ごし、充分に成長したので島に移住。「ジゴラ」という故郷の原住生物によく似ていたことからトレマと仲良くなり、彼女が地球を離れた際には寂しがる様子を見せた。
スペースゴジラの悪霊が引き起こした騒動の折、生き埋めになってしまったキングシーサーを助けようとして放射熱線が開花。復活したスペースゴジラを父親とのダブル熱線で倒した。
余談
- 検討稿(外部リンク)には94年公開に向けて作られていたヤン・デ・ボン版のGODZILLA(外部リンク)とよく似たものがあり、アメリカ版の監督交代に伴う製作遅延が無ければ日本のゴジラとエメリッヒ版ゴジラの橋渡しを意図していたのではないかという説がある。
- ゴジラジュニアの決定稿とエメゴジは、互いに良い意味で影響しあっていたらしく、ゴジラジュニアのデザイン段階ではデザインが交換されるなどあったらしい(『ゴジラVSデストロイア・パーフェクション』)。