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ゴロザウルス
12
東宝製作の特撮怪獣映画に登場する怪獣の一種。

概要

1億5000万年前に生息していた恐竜が怪獣化したもの。アロサウルスの子孫。

外見は小さな耳介を持つ以外は「大きな頭部と口・鋭い牙・小さな手・長い尻尾」などほぼ肉食恐竜そのもので、光線などの特殊能力は一切有していないが、強靭な顎による噛み付きや強力な尾をバネにした飛び蹴り(カンガルーキック)による肉弾戦を得意とする。


食性は肉食だが性質は比較的穏和で、戦闘はあくまで自衛の手段として行う。


キングコングの逆襲

身長35メートル
体重8000トン
尾の長さ15メートル

モンド島に生息する怪獣の一匹。島に上陸したヒロイン・スーザン・ワトソンの前に現れ、彼女の悲鳴を聞いて駆けつけてきたキングコングと闘う事になる。

カンガルーキックや噛み付きでコングを手こずらせるが、怪力では上のコングに一方的に殴りつけられ気絶してしまう。直後に意識を取り戻し、油断したコングの足に噛みついて抵抗を図るも、最期は顎を裂かれて絶命した。


映画におけるキングコングとゴロザウルスの戦いは、原典の「キングコング(1933年)」における「コングとティラノサウルスの戦い」のオマージュで、ゴロザウルスが顎を裂かれて絶命するシーンも原典と同じ。アメリカ側製作者は原典のようにゴロザウルスが流血して死亡するシーンを撮影するよう要求したが、円谷英二は子どもが鑑賞するであろう怪獣映画に残酷描写を用いる事を許さず、「泡を吹いて絶命する」という描写に変更した。


怪獣総進撃

身長・体重・尾の長さは「キングコングの逆襲」の個体と同じ。

怪獣ランドに住む怪獣の一匹として登場。キラアク星人に操られてフランス首都パリに出現し、凱旋門を破壊するなど大暴れした。後に地球人の手で開放され、地球怪獣軍団の一員として富士山に集結してキングギドラへ戦いを挑んだ。


地球怪獣軍団のメンバーの中では割と優遇された扱いを受けており、ゴジラアンギラスがキングギドラの相手をしている間に背後からカンガルーキックを放って自身の倍以上の体格を持つキングギドラを蹴倒し、倒れて弱ったギドラの右の尾へ噛み付くなど大活躍した(なお、この戦闘中にゴジラと意思疎通しているようなシーンがある)。


本来パリを襲撃する怪獣はバラゴンの予定だったが、バラゴンの着ぐるみがまだ修理中だったため代役として凱旋門を破壊するシーンが撮影された。劇中でゴロザウルスが凱旋門を破壊するシーンの直後、「パリにはバラゴン(が出現した)」と報道されているのはその名残である。


なお、およそ半世紀後に制作された「ウルトラマンX」では、マグラーがフランスの凱旋門を破壊して地中から出現するシーンがあった。マグラーは元々バラゴンの着ぐるみを改造して作り上げられた怪獣であり、ファンの間では「怪獣総進撃」で実現できなかった上記のシーンを意識したものではないかという見方もある。


GODZILLA(アニメ映画)

映画の前日談に当たる小説「怪獣黙示録」では、フランスに出現した怪獣の一種として登場。2034年にゴジラヨーロッパを壊滅させて北極海に消えた後、パリを占領した。その後、2039年に発動した欧州奪還作戦「オペレーション・エターナルライト」において地球連合軍(Gフォース)と交戦している。

外見が獣脚類に似た二足歩行の姿だった為、同時期にルーアン近郊を占領したジラと比較された。ジラのような単位生殖能力は持たないものの、身体の大きさでは上回っており、優れた機動力と凄まじいジャンプ力を活かして連合軍を苦しめた。


連合軍はゴロザウルスをヴィクセン・フランセ国立公園に誘導し、ハルカ・ヤシロ中隊長率いる戦車中隊に包囲殲滅させる作戦を実行するが、その途中で無数の偵察用ドローンや囮のスーパーX2を二機撃墜する被害を与えている

最終的に対空仕様のG-HED及びメーサー戦車部隊による一斉攻撃で致命傷を負うが、道連れと言わんばかりに作戦の指令本部となっていたビルザルドの宇宙船に体当たりし、その爆発に巻き込まれる形で絶命した。

その後、「プロジェクト・メカゴジラ」にてヒマラヤ山脈を崩壊させてゴジラを生き埋めにする作戦「オペレーション・グレートウォール」の工事の影響で中国内陸部の地底に眠っていた別個体がバラゴンの別個体とともに目覚め、棲みかを守るために暴れたことが語られている。


余談だが、占領されていたパリには「怪獣黙示録」の語り部であるアキラ・サカキが潜伏しており、彼とハルカ・ヤシロ中隊長が結ばれて生まれた子供こそがアニメ本編の主人公ハルオ・サカキである。


余談

着ぐるみのモデルは「キングコング(1933年)」の劇中でキングコングと交戦したティラノサウルス。同映画に登場したティラノサウルスは手の指が三本だったが、現実のティラノサウルスは指が二本だということが発覚した為、アロサウルスの怪獣という設定になった。


なお、2005年に公開された「キングコング」ではバスタトサウルス・レックスという3本指のオリジナル巨大肉食恐竜が登場している。


「怪獣総進撃」公開当時のコーヒー用の粉末ミルクCMにも登場。

劇中では「世の中変わった。怪獣と子供が仲良くなった」ナレーションされている。


ゲームボーイのゲーム「怪獣王ゴジラ」では4面「ゴジラVSキングギドラ」ステージの中ボスとして登場……するのだが、口から火球を吐いてくるうえに頭が小さい為、どう見てもゴロザウルスには見えない。一部プレイヤーからはゴジラザウルス誤植ではないかと考察されている。


オール怪獣大進撃」、「地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン」でも、過去作品からの映像を使用することで、登場している。


ソフビ

1993年にソフビ人形が発売され、それ以降は出ていなかった。

その後2021年2月にゴジラ・ストアオープン5周年記念として行われたムービーモンスターシリーズの新作を決める投票企画にて、ファンの熱烈な支持を得て他にノミネートされた錚々たる面子を抑えて1位を獲得。同年11月にゴジラ・ストア限定で完全新規造型で発売された


関連タグ

ゴジラ 怪獣 ゴジラシリーズ ゴジラ怪獣

東宝 東宝特撮 特撮映画

概要

1億5000万年前に生息していた恐竜が怪獣化したもの。アロサウルスの子孫。

外見は小さな耳介を持つ以外は「大きな頭部と口・鋭い牙・小さな手・長い尻尾」などほぼ肉食恐竜そのもので、光線などの特殊能力は一切有していないが、強靭な顎による噛み付きや強力な尾をバネにした飛び蹴り(カンガルーキック)による肉弾戦を得意とする。


食性は肉食だが性質は比較的穏和で、戦闘はあくまで自衛の手段として行う。


キングコングの逆襲

身長35メートル
体重8000トン
尾の長さ15メートル

モンド島に生息する怪獣の一匹。島に上陸したヒロイン・スーザン・ワトソンの前に現れ、彼女の悲鳴を聞いて駆けつけてきたキングコングと闘う事になる。

カンガルーキックや噛み付きでコングを手こずらせるが、怪力では上のコングに一方的に殴りつけられ気絶してしまう。直後に意識を取り戻し、油断したコングの足に噛みついて抵抗を図るも、最期は顎を裂かれて絶命した。


映画におけるキングコングとゴロザウルスの戦いは、原典の「キングコング(1933年)」における「コングとティラノサウルスの戦い」のオマージュで、ゴロザウルスが顎を裂かれて絶命するシーンも原典と同じ。アメリカ側製作者は原典のようにゴロザウルスが流血して死亡するシーンを撮影するよう要求したが、円谷英二は子どもが鑑賞するであろう怪獣映画に残酷描写を用いる事を許さず、「泡を吹いて絶命する」という描写に変更した。


怪獣総進撃

身長・体重・尾の長さは「キングコングの逆襲」の個体と同じ。

怪獣ランドに住む怪獣の一匹として登場。キラアク星人に操られてフランス首都パリに出現し、凱旋門を破壊するなど大暴れした。後に地球人の手で開放され、地球怪獣軍団の一員として富士山に集結してキングギドラへ戦いを挑んだ。


地球怪獣軍団のメンバーの中では割と優遇された扱いを受けており、ゴジラアンギラスがキングギドラの相手をしている間に背後からカンガルーキックを放って自身の倍以上の体格を持つキングギドラを蹴倒し、倒れて弱ったギドラの右の尾へ噛み付くなど大活躍した(なお、この戦闘中にゴジラと意思疎通しているようなシーンがある)。


本来パリを襲撃する怪獣はバラゴンの予定だったが、バラゴンの着ぐるみがまだ修理中だったため代役として凱旋門を破壊するシーンが撮影された。劇中でゴロザウルスが凱旋門を破壊するシーンの直後、「パリにはバラゴン(が出現した)」と報道されているのはその名残である。


なお、およそ半世紀後に制作された「ウルトラマンX」では、マグラーがフランスの凱旋門を破壊して地中から出現するシーンがあった。マグラーは元々バラゴンの着ぐるみを改造して作り上げられた怪獣であり、ファンの間では「怪獣総進撃」で実現できなかった上記のシーンを意識したものではないかという見方もある。


GODZILLA(アニメ映画)

映画の前日談に当たる小説「怪獣黙示録」では、フランスに出現した怪獣の一種として登場。2034年にゴジラヨーロッパを壊滅させて北極海に消えた後、パリを占領した。その後、2039年に発動した欧州奪還作戦「オペレーション・エターナルライト」において地球連合軍(Gフォース)と交戦している。

外見が獣脚類に似た二足歩行の姿だった為、同時期にルーアン近郊を占領したジラと比較された。ジラのような単位生殖能力は持たないものの、身体の大きさでは上回っており、優れた機動力と凄まじいジャンプ力を活かして連合軍を苦しめた。


連合軍はゴロザウルスをヴィクセン・フランセ国立公園に誘導し、ハルカ・ヤシロ中隊長率いる戦車中隊に包囲殲滅させる作戦を実行するが、その途中で無数の偵察用ドローンや囮のスーパーX2を二機撃墜する被害を与えている

最終的に対空仕様のG-HED及びメーサー戦車部隊による一斉攻撃で致命傷を負うが、道連れと言わんばかりに作戦の指令本部となっていたビルザルドの宇宙船に体当たりし、その爆発に巻き込まれる形で絶命した。

その後、「プロジェクト・メカゴジラ」にてヒマラヤ山脈を崩壊させてゴジラを生き埋めにする作戦「オペレーション・グレートウォール」の工事の影響で中国内陸部の地底に眠っていた別個体がバラゴンの別個体とともに目覚め、棲みかを守るために暴れたことが語られている。


余談だが、占領されていたパリには「怪獣黙示録」の語り部であるアキラ・サカキが潜伏しており、彼とハルカ・ヤシロ中隊長が結ばれて生まれた子供こそがアニメ本編の主人公ハルオ・サカキである。


余談

着ぐるみのモデルは「キングコング(1933年)」の劇中でキングコングと交戦したティラノサウルス。同映画に登場したティラノサウルスは手の指が三本だったが、現実のティラノサウルスは指が二本だということが発覚した為、アロサウルスの怪獣という設定になった。


なお、2005年に公開された「キングコング」ではバスタトサウルス・レックスという3本指のオリジナル巨大肉食恐竜が登場している。


「怪獣総進撃」公開当時のコーヒー用の粉末ミルクCMにも登場。

劇中では「世の中変わった。怪獣と子供が仲良くなった」ナレーションされている。


ゲームボーイのゲーム「怪獣王ゴジラ」では4面「ゴジラVSキングギドラ」ステージの中ボスとして登場……するのだが、口から火球を吐いてくるうえに頭が小さい為、どう見てもゴロザウルスには見えない。一部プレイヤーからはゴジラザウルス誤植ではないかと考察されている。


オール怪獣大進撃」、「地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン」でも、過去作品からの映像を使用することで、登場している。


ソフビ

1993年にソフビ人形が発売され、それ以降は出ていなかった。

その後2021年2月にゴジラ・ストアオープン5周年記念として行われたムービーモンスターシリーズの新作を決める投票企画にて、ファンの熱烈な支持を得て他にノミネートされた錚々たる面子を抑えて1位を獲得。同年11月にゴジラ・ストア限定で完全新規造型で発売された


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