概要
日本での凱旋門とは、主にフランスの首都パリの象徴であるエトワール凱旋門のことを指す。
歴史
元は古代ローマで築かれていた建築。古代ローマでは、ローマ軍が戦争に勝利してローマの街に帰還すると、将軍の栄誉を称える凱旋式という儀式が行われた。その際に将軍のパレードが大きな門を通過するという儀式があった。この儀式の為に築かれたのが凱旋門である。ローマの街には多数築かれたが、多くは現代には残っていない。保存状態が良い事例としては、コロッセオの傍に現存するコンスタンティヌスの凱旋門がある。315年に皇帝コンスタンティヌスによって自らの戦勝を記念して築かれたとされる。
エトワール凱旋門
フランス皇帝ナポレオンが、自らの戦勝を記念して建造させた。シャルグラン設計で1836年に完成。シャンゼリゼ通りの西端、ドゴール広場に建っている。
フランス・ロンシャン競馬場で行われる世界有数の競馬レース、凱旋門賞はこの建築の名を冠している。
日本の特撮作品にも馴染み深い建造物であり、怪獣総進撃では地下から現れたゴロザウルスに破壊され、ファイナルウォーズではカマキラスの襲撃を受けるなどしている。