コロッセオ
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ころっせお
イタリア語で闘技場を意味する単語。特に有名なのはローマにある円形闘技場であろう。
ローマ帝政期に造られた円形闘技場。英語ではコロシアムと発音する。『殺っせよ』ではない。正式名称はフラウィウス円形闘技場。
古代ローマにおいては格闘奴隷同士を殺し合わせる凄惨な見世物が人気を博しており、コロッセオは当時の娯楽場の一つであった。行われたのは剣闘士達の対戦であり、多くの人(や猛獣)がコロッセオで命を落とした。
ローマ時代の建築技術の高さを物語る代表的な建造物であり、火山灰を利用したコンクリートであるローマン・コンクリートが建築材料として用いられたことから、建造後2000年近くが経過した今なおその姿を保っている。
剣闘の聖地であったことから、後のフィクション作品においてもバトルフィールドに選ばれることが多い人気スポットである。
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