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メカニコング

めかにこんぐ

メカニコングとは、東宝制作の特撮映画「キングコングの逆襲」に登場したロボット怪獣
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データ編集

身長20m
体重1万5千トン
別名電子怪獣

概要編集

メカニコング

北極における放射性物質「エレメントX」の採掘のためドクター・フーが建造した全高20mの採掘作業用大型ロボット。キングコングの姿と能力を模している。

劇中では鉱石採掘作業に投入され擱座した1号機、コング捕縛に投入された2号機の計2機が登場した。

ベースとなっているのはネルソン教授と野村一尉がキングコングの能力を分析して再現したロボット(劇中未登場)の設計図であり、どういうルートで入手したものか、それを剽窃し建造されたものである。


ドクター・フーが「世界一優秀な、世界一経済的な工作機械」と豪語する本機には数百万ドルといわれる費用が投じられている。

ドクター・フーの見積もりではこの高額な費用でさえ、北極の万年雪の地下に眠る放射性物質「エレメントX」を掘り出してしまえば安く付くとさえ見込んで、スポンサーである某国のエージェントであるマダム・ピラニアとの折衝の末に建造に至った。


メカニコング

腰部には削岩用ナパーム・ボンベ(爆弾)が搭載されているほか、2号機はコング捕獲のため目にレーザー殺人光線(作中の描写では単なる投光器(サーチライト)を目くらましに用いているように見える)、頭頂部には催眠光線投射機が増設され、口の中にはスピーカーが仕込まれている。


性能編集

採掘作業用として製作され、自身の身の丈ほどもある巨石を引き倒す強力なパワー、滑落後も問題なく活動を継続できる耐久性、ある程度の自律性を持つとされる。

自律行動も行っているようではあるが、運用には大規模な管制室、数人がかりの計器のモニターと操作が必要となるように見受けられる。


劇中では地下に降下後、通路を拡幅した程度で実際の採掘にはほとんど着手できなかったが、重機とは異なる柔軟な動作も行えるため、それなりに有用ではあると思われる。


対コングとの戦闘にも転用され、敗北という結果に終わったものの実際に格闘戦では優位立った描写も見られ、ビルを突き破るほどのパワー、鉱石の採掘作業は言うに及ばず、東京タワーの登攀やコングとの格闘戦、人質を取っての時間稼ぎなど荒事から精密な動作までこなしている。


実際かけたコストに見合うだけの高性能ロボットではあるのだろうが、周囲を取り巻く状況により十全の能力を発揮できなかった不遇の機体と言えるかもしれない。




1号機編集

1号機はエレメントXの鉱脈に辿り着くも、鉱脈から放たれた強力な放射線を受け、その影響から機能を停止してしまった。その為、ドクター・フーは放射能の影響下でも活動可能な本物のキングコングを利用しようと企む。まさに逆転の発想である。

弐号機 発進


2号機編集

使用不能となった1号機とは別に、新造された別個体。

上述の通り本来は作業用ロボットであるが、逃走したキングコングの捕獲・対コングの戦闘用に転用される。

東京へと上陸し、コングと交戦。催眠光線を使いでコングを行動不能にし捕獲へと王手をかけたが、主人公の野村の狙撃で催眠光線投射機を破壊され失敗。

鋼鉄の兄弟 キングコングの逆襲

やむなくコングとの戦闘に移行。投光機の照射で怯ませている間に格闘攻撃を仕掛ける戦術でコングを圧倒し、ヒロインのスーザンを誘拐して逃亡。東京タワーによじ登り、スーザンを人質にしてドクター・フーの輸送船到着を待つ時間稼ぎに移行。

だがこの最中、コングに足を掴まれてバランスを崩し、人質を奪還されてしまう。その頃輸送船内ではドクター・フーとマダム・ピラニアが小競り合いを起こして操縦装置が破壊されていた。この影響で高圧線に触れた事で回路が故障。機能停止して地上へ落下し、バラバラに壊れてしまった。


その後の作品での登場編集

怪獣王ゴジラ(漫画)編集

河本ひろしの漫画『怪獣王ゴジラ』に登場。

怪獣による世界征服を企む科学者・マッド鬼山の手によってVSシリーズのゴジラと同じ100mサイズとしてメカゴジラと共に建造される。

頭部に人質を取ることで自衛隊Gチームの攻撃を防ぎつつ、自身は羽交い締めにしたゴジラをメカゴジラに攻撃させ、一時はダウンさせるまでに追い込んだ。

しかし、頭部の人質がホログラムであるというカラクリを暴かれ、本物を奪還した事でGチームはメカニコングへ攻撃を開始。これによって怯んだ隙に、ゴジラに腕を掴まれて地面に叩きつけられた衝撃で機能停止。その際にもぎ取れた腕を腹いせと言わんばかりに口に突っこまれて大爆発した。


余談編集



関連タグ編集

東宝怪獣 東宝版キングコング ロボット


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