スペックデータ
形式番号 | EMZ-26/EZ-056 |
所属 | ゼネバス帝国、ガイロス帝国、ネオゼネバス帝国 |
種類 | ゴリラ型 |
全長 | 5.6m |
全高 | 6.7m |
重量 | 26.8t |
最高速度 | 180.0km/h |
武装 | -誘導対空ミサイル
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概要
ゼネバス帝国軍が開発したゴリラ型汎用歩兵ゾイド。サイズは小型ゾイドクラス。顔は帝国の小型ゾイドによく見られるタイプを採用している。
ゴリラ型ゾイドといえばアイアンコングがすでに存在するが、本機はそれをベースにした小型版と言うべきゾイドであり、単独でも十分な作戦遂行能力と高い格闘能力、汎用性を有する。しかもコクピットまわりと動力機関の小改修のみで新鋭機にも劣らない性能を発揮する高いポテンシャルさえも持っている。
ロールアウトしたのはZAC2034年で、主な活躍と言えばZAC2037年にはゼネバス帝国のスパイコマンド・エコー中佐がこの機体でウルトラザウルスを奪取するエピソードが有名。
ゼネバス帝国の滅亡後はガイロス帝国軍が接収・使用しているが、本機の高性能っぷりに目を付けた帝国摂政にてゼネバス皇帝の忘れ形見・ギュンター・プロイツェンの策謀によってガイロス帝国の正規軍である国防軍には回されず、彼の私兵集団(構成員は旧ゼネバス帝国出身者)であるプロイツェン騎士団(PK師団)にのみ配備された。
プロイツェンのクーデターの際にはアイアンコングPKと共にかなり駄目な帝都警備隊を全滅させ帝都ヴァルハラを占領、その後プロイツェン討伐とルドルフ救助の為に結託した共和国軍と帝国軍の猛攻に劣勢を強いられるも果敢に立ち向かい、全滅した(中にはサイズとスペック上、勝ち目の無いジェノザウラー相手に肉弾戦を挑んだ機体もいた)。
ネオゼネバス帝国成立後は主力ゾイドの一つとして使用され、活躍している。
ちなみに初期の段階でコアの能力を限界まで引き出しているためパワーアップが非常に困難という割とシャレにならない欠点がある。が、基礎設計とポテンシャルがかなり優秀なためPK師団版はコクピット周りと動力系統をちょっと改良しただけで大幅にパワーアップしていた。
トミーテックのMMSゾイドシリーズでは、帝国側のゾイドとして初の製品化となった。
バリエーション
- ハンマーロックMk3
右肩に大型ビーム砲、背部にブースターを装備し、各部プロテクターも増加されたタイプ。
Mk2があるのかは不明。
- 指揮官仕様
中隊指揮官用に頭部通信アンテナを装備したタイプ。装甲色はゴールドとなっている
- 全方位ミサイルユニット装備機
プロイツェンの指令によって作られた数々の改造案の一つである全方位ミサイルユニットを装備した機体。
対空・対地攻撃用ミサイルやレーダー、夜間戦闘用ナイトビジョンが増設されている。
- 飛猿(トビザル)
『ゾイドジェネレイションズ』に登場した改造機。
ナカトの忍、ツカモトの乗機で、本体のコアに3つのブロックスコアを連動させて胸部のマグネッサーシステムにエネルギーを供給し、高出力化と高機動化に成功している。
主な武装はメタルZi製の忍者刀「シエン」と背部に装備した特注の複合センサー「心眼システム」。他にもダートガン、格闘用クロー、スモークディスチャージャー、ロケットアンカーなどの装備を持つ。
サポートブロックスゾイド・鋭華と合体すると中型ゾイドを超えるパワーを発揮する。合体機構は後から追加されたもので、この際心眼システムの小型化や展開式キャノンへの換装が行われている。