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概要

2005年版キングコング』にて、髑髏島にて登場した映画オリジナルの大型獣脚類。その名はラテン語「破壊竜の王」を意味する。

旧作品のT-レックスと同じ立ち位置での登場となるが、1933年版の1匹での登場という展開とは異なって、今回は女家長の雌、雄、子の3頭での登場となる。

生態

大きさは約7.5mのキングコングより一回り大きい程度で、成体は約12~15m以上になる。 風貌はT-レックスと非常に酷似してはいるが、若干頭部の形がゴツめで歯並び(特に前歯列)がメチャクチャ悪く、前足は3本指。

設定によれば「T-レックスの進化系で、より大柄。髑髏島の生態系の頂点に立つ生物。」とされている。高低差の激しい髑髏島の環境に適応した結果、柔軟性に富んだ骨格をしており立体的な行動も可能。足は扁平型で沼地での移動に効果を発揮する。

また頭骨も祖先より頑強でキングコングに素手で殴られても怯まなかった程で、岩を頭に叩きつけられたり高所から落ちてもピンピンしているなど凄まじい耐久力を持つ。体表はワニのようなウロコで覆われている。

知能も高いらしく、群れで狩りを行なう習性があるようで、合流した3頭で島に迷い込んできたアンとアンを守ろうとしていたコングに襲いかかる。

どうやら、コングの種族は髑髏島の地殻変動と、このバスタトサウルス・レックスたちとの生存競争に競り負けて生息数が減ったらしい。

ただし、バスタトサウルスも髑髏島が地殻変動で小さくなりつつある中で近親交配を繰り返していたらしく、いずれにせよ生物として弱っていくのは時間の問題だったと思われる。

余談

映画『ホビット』シリーズでは、黄金龍スマウグと「山の下の王」ことトーリン・オーケンシールドとのやり取りの一つに、V-REX とアンのやり取りへのオマージュが込められている。また、エクステンディッド・エディションにて、ドワーフの戦車を追跡するトロルの一体に、キングコングの意匠が見られる。また、ゴラム役を演じたアンディ・サーキスが演じたランピーと死闘を繰り広げた怪物ミミズことカルニクティスは、ホビットシリーズにおける「化けミミズ」とデザインがかなり近い(原作ではの一種とも、初期項ではモンゴリアンデスワームの親戚?ともされている)。

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