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誤植

ごしょく

活版印刷における活字の植字を間違ったもの。現在は各種文書一般の誤字脱字を指して誤植と呼ぶ。
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イントロダクション編集

まそっぷ


人間だれしも、少しは打ち間違える事もある。

……というレベルではないものもあったりする。


概要編集

誤植(ごしょく)とは、誤字誤記の一種で、新聞チラシといった印刷物上のや記号類の誤りのこと。


元々は活版印刷における植字の誤りの事だったが、印刷物の主流がオフセット印刷に移り変わると、印刷物における誤字脱字一般を「誤植」と呼ぶようになった。さらにはWebページPDF

コンピュータゲームなどの、電子データ上のテキスト間違い(タイポ)も「誤植」と呼ばれている。これらは厳密には「誤入力」や「誤記述」、また「誤変換」とするのが適切であろうが、まとめて「誤植」と呼ばれることも多い。


活版印刷の時代には一文字だけ植字が逆さまになっているなどの誤植もよくあったが、印刷工程のデジタル化が進んだ現在では珍しい。その代わり現在ではインプットメソッドの誤変換による誤植やテキストのペーストのミスで文章が入れ替わっていたりするなどの誤植が増えている。


誤植は、時に重大な結果を招くことがある。

例えば漫画や小説など創作物の場合(特にシリアスな場面で)台詞の誤植があったり、キャラクターの名前などの固有名詞が間違えられたりしていると、作品のイメージを台無しにしかねない、ストーリーの整合性が取れなくなるというような可能性もある。

ゲーム、特にTCGでは、ゲームシステムで使用するような数値やテキストで誤植があった場合、公式大会のジャッジなどに影響があるため、早い段階で修正されることも。


特に絶対に誤植が許されないものとして、例えば薬学書やのパッケージ、医療器具の取扱説明書は、成分や容量に誤りがあることで重大な事態を招く危険性があるため、校閲校正が厳しく行われているとされる。


また、法令の行使力に影響を及ぼす可能性があることから官報をはじめとする公文書も同様である。戦前の大日本帝国では皇室関連の誤字について厳しく取り扱われており、ある新聞社では万が一の誤字を防ぐため、「天皇陛下」の四文字が一つとなった活字が特注で作られたという。他にも事典・辞書や、学校の教科書や指導教材などでも、公共性が高く複数の著者・編者が携わるという事情もあって、校正が一般書籍よりも入念に行われているとされる。


Pixiv内では、作品自体に誤植が含まれる場合のほかに、誤植そのものをテーマとしている、フィクション作品や雑誌・インターネット上でネタにされている有名な誤植をパロディしているような作品にタグが使われている。


なお、誤植と誤字の混同ゆえか、作品によっては誤植タグよりも誤字タグの方が相応しいようなものも含まれている。他にも『ギャグマンガ日和』の中の短編「ソードマスターヤマト 誤植編」(タイトル通り「誤植」をテーマとしたギャグ)のパロディにも使われていることがある。


表記ではなく意味などの認識の誤りである誤謬(ごびゅう)とは本来異なるものである。例えば、「ドアがあいている」という文章があった時、「開いている」が正確なものだが、筆者が言葉の意味を勘違いして「空いている」とした場合は誤謬となる。ただし、同様のミスでも手書きの文字を活字にする段階で誤字になってしまった場合や、誤変換が原因の場合は誤植という扱いになる。


海外製品の場合は、日本語のパッケージや説明書も現地で制作されるため、脱字や「スタンド」→「スタド」など、特に形のよく似た文字を間違える事例が多い。これを揶揄したネタの一つがドラゴソ語(詳細は当該タグへ)である。


日本向け製品だけでなく、海外で作られた海外向けの製品でも「日本製品は品質が良いというイメージがある→日本語が書いてあると日本製品に見える」という理由で、日本人からするとデタラメな日本語が書かれていることもある。


なお、現地の言葉では問題のない文章でも、日本語に翻訳した際に明らかに意味が変わっていたり、文法や表現が不自然なものになっていたりする場合は誤訳が適切といえる。海外製品における「怪しい日本語」自体をネタとして好む人もいる。


文字制限などで意図的に異なる字を使用しているものは「代用」「流用であり、誤植ではない。


例えばファミコンなど、1990年代前半までのいわゆるレトロゲームカートリッジメモリ容量が非常に少ないため、台詞ステータス表示のための文字の収録充実したボリュームの両立が技術的な課題だった。そのため、片仮名だけを使用したり(初代ドラゴンクエスト有名)、ローマ数字9を「Ⅸ」ではなくアルファベットの「IX」と表記するなど、形や発音の似た他の文字で代替して容量を節約していた。


」という字も本来は「ウン」と読み、草を刈るという意味の漢字であった。しかし戦後の漢字制限で「」の代用として用いられるようになり、現在では本来の意味はほとんど忘れ去られている。


イリューシン設計した航空機は、形式名の先頭「Ил」をアルファベットで「Il」(大文字I+小文字L)と表記するが、「大文字のI(小文字のL)2文字」や「小文字のL+大文字のI」、閲覧環境によっては「ローマ数字の2(Ⅱ)」ときわめて混同しやすいため、lだけ筆記体の「Iℓ」とする文献や、両方とも大文字で「IL」と表記して誤読を防ぐネットユーザーなどが存在する。


孤独クリスマス組み文字(機種依存文字の一種)で表現した「㍆㌋㌉㌏㌉㌸㌾㌋㌞㌹㌅」も最後尾除く後ろ3文字は、「」「」で終わる組み文字がないため、それぞれ「語尾が『』の組み文字」「コーの組み文字『』」が代用された。


誤植の原因編集

  • 原稿の読み取りミス
    • 原稿の段階ですでに誤字があり校正をすり抜けてしまった、手書き原稿の文字が悪筆で読み取りにくい、似たような字で植字者が読み間違えた場合など。光学式文字読取装置(OCR)の読み取りミスなども含まれる。有名なものだと「ハンドルを右に」が「インド人を右に」になってしまったケースなどがある。
  • 特殊な用字や同字異義語など
    • いわゆる誤謬も含まれることがある。例えば自身も植字工として働いていたことがある漫画家のあらゐけいいちは、『ゐ』が旧字かなであるが、これが「い」と現代かなで表記されたり、形の似ている「ぬ」と間違われてしまったりするもの。他にも地名や個人名といった同字意義語の場合ルビの間違いなども起こりうる。
  • 誤変換
    • 筆者による誤変換の他、現在は手書き原稿もデジタルデータに書き起こして取り扱われることが基本のため、書き起こしの段階で誤変換が起こってしまうこともある。意味や形が似た言葉の場合、校正で気づかれない場合も少なくない。また、外国語の表記揺れやぎなた読みによるミスなどもある。

いろんな誤植編集

誤字脱字誤訳も含む。同じ単語の誤植については各メディア形態ごとにまとめるものとする。

既存の誤植や誤読などを意図的にネタにしたものは取り扱わない


特撮編編集



ゲーム編編集

  • 「俺は、命を掛ける事が遣らさせられたのに」
  • 夏侯惇なせ降参しない?」
    • 三国戦紀2(2+)での「夏侯惇を降参させる」を選択時の台詞。
  • 「みんな、突っ込め
  • 「生命の水をやるから、もう一回、俺とせおう!」
    • 三国戦紀2+での倒れたチョウコウに神濃古水を与えた時の台詞。
  • 「悟空は取経の足引張りとならないように、」
  • 「唐僧一行は水中に閉じ込められいた。」
  • 「仲間たちたちに別れを告げ」
    • 西遊釋厄傳2公式ページのキャラ紹介の紫衣の解説文。
  • KONMAI
    • ゲーム会社「KONAMI」(コナミ)の誤記。KONAMIの体制や作品を揶揄する時に使われる事もある。
  • 女の子(おとこのこ)
  • 「ニヴルリザード」
    • モンスターハンター3Gで初登場した武器の誤表記。氷属性の武器なので「ニヴルリザード」が正しく、シリーズ続編ではちゃんと改められている。当時はゲームの解像度が低く文字が潰れるために誤植に気づいた人は少なかった。
    • 因みに後年リリースのスマホゲーム(モンスターハンターエクスプロア)に限って「プリザード」に戻っており、これはサービス終了まで訂正されることは無かった。
  • ブランコ素材の操虫棍
  • UNKONWN
  • 「てったいしなければ ならかった
    • ファミコン版ファイナルファンタジー2のオープニングでの誤植、Ⅰ・Ⅱカップリングは「てったいしなければ ならなかった」と修正され、のちのリメイク版は「てったいを よぎなくされた」に変更。
  • 「せんせこうげきのマテリアを手に入れた!」
  • 「プレミアムハーを手に入れた!」
  • 「いのちがしくば」 → 「いのちがおしくば」、「川を渡るには水雲が必要だ」 → 「川を渡るには水蜘蛛が必要だ」、「ジュザ」 → 「ジュウザ」、他多数
    • SFC北斗の拳5より。特に「づ」と「ず」の間違いが多い。
  • 「十字(じょうじ)」、「決(けっ)めた」
  • テコンドーをヨーロッパに拡げるまで負けるわけるわけにはいかん。」、「ガハハハ・・・、全く勝負ならんわ!」
  • 「凛として咲く花のごとく
  • 「気がするじゃなくて、祝福してくれますよ。…みんな。」
  • 「一見好青年だが、実は同性に対してお色気全開」
  • All your base are belong to us
  • 17歳の誕生日だった」
    • FPS「ヘビーファイア アフガニスタン」オープニングでの誤植、もしくは誤訳。台詞は「It was my seventh birthday...」と喋っているのに字幕では10歳ほど年を取ってしまった。
  • 源頼光(Fate) CV:田中理恵
  • 「想像できないほどタイタンな一面」
  • 「お部屋お連れします」
    • ビジュアルノベルの月姫に登場する翡翠の台詞。このゲームには他にも誤記が多数ある(ライターの奈須きのこ曰く「打ち込みながら考えるのではなく、脳内で組み立てた文章を一気に打ち込むため誤字脱字に気が付きにくい」とのこと)。なお「あなたを犯人です。」は誤記ではなく、公式のパロディである。
  • 「うまい」
    • 刀剣乱舞に登場するこんのすけの台詞。正確には「うんまい」。2015年の夏イベントにおける誤字で、のちにメンテナンスが入り修正された。他にこんのすけに関する有名な誤記としては、公式Twitterがイベント出演を告知した際の「こんのすけがやっくる」(「やってくる」の誤記)がある。
  • 「んんんんー、許るさーん!! 私の遊びを邪魔しおって!!」
    • AC版餓狼伝説でのギース・ハワードのデモセリフ。実は公式でもネタにされている。正確には「んんんんー、許さーん!! 私の遊びを邪魔しおって!!」
  • 玉みかん」
    • プリパラ公式ファンブック「2015 DREAM 1」の表紙であった名前の誤植。正式な表記は「白玉みかん」。
  • 「ヒューゴ
    • スーパーロボット大戦MXのポータブル版にあった追加シナリオで名前を誤植されてしまった、本名は「ヒューゴ・メディオ」。それとは関係ないが生スパロボチャンネルにて、寺田プロデューサーからも「ヒョーゴ」と名前をネタにされてしまった。彼は主人公なのだが……。
  • プルトニウム貨幣
  • もろちん
    • 複数ゲームに存在。有名なのはkanonや、逆転裁判2の主人公である成歩堂龍一の選択肢に登場する誤植「→もろちん、尋問する」など。選択肢に「もちろん」という用語があるのはGBA版限定のようで、移植版は修正されている。
  • 「UNITIA 神託の使途×終焉の女神」
    • DMMGAMESの10周年記念イベントである復刻投票キャンペーンで盛大にやってしまった誤植。正しくは「UNITIA 神託の使徒×終焉の女神」である。
  • 「stuff」
  • 「グランワームソードに きれものは ない!」
  • ショエンブラン校
  • ハイドライドに純正ステッカーがあしらわれたカスタムモデルだ」
    • 2024年5月23日、スプラトゥーンの公式アカウントの思わぬ所から出た誤植。「ハイドラントカスタム」を紹介するはずが、まさか同名の別ゲームであるハイドライドと誤植をしてしまったことで、同名ゲームに動きがあったのか、と反応した結果、唐突なハイドライドがX上のトレンドに入るという事態を起こした。
  • 栗根こころ
  • 「ねむちゃん」
  • すぎやこういち
    • 正しくはすぎやまこういち。この誤植はスーパーファミコン版のドラゴンクエスト12のソフトのラベルで発生したもの。後に修正されたのだが、実は修正版の方が逆に出回っている数が少ないので、レア度合いが増してしまった。実際、この誤植がX(旧twitter)で言及された際には自分の持っているソフトを確認している様子が散見されている。

マンガ編編集

  • もろちん
  • 何をするだァーッ
    • ジョジョの奇妙な冒険第1部ジョナサン・ジョースターの台詞で、本誌では「何をするんだ」だったが、単行本の方で誤植したという珍しい例。本誌では二色刷りだったのを、単行本では白黒刷りにするため写植しなおしたことで起こった。ジョジョ1部を代表する誤植であり、(また荒木飛呂彦が誤植の積極的な修正をあまり好んでいないことから)長らく修正されなかったため、ファンの間での認知度は高い。ちなみに、ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』や『ジョジョの奇妙な冒険ASB』では「何をするだァーッ」というボイスが収録されている。
  • 「やかましいッ!うっおとしいぜッ!!おまえらッ!」
    • ジョジョの奇妙な冒険第3部の主人公空条承太郎の台詞。シンガポールで別れたはずの家出少女とインド―パキスタン国境付近で再会した際「旅につれてって」と懇願され、車内で騒がしくなったことで怒った承太郎が叫んだ言葉。単行本にて修正された。
  • 「このままではまずい…跳ね返さなくて…アヴドゥル…イギー…おれに勇気をくれッ」
    • ジョジョの奇妙な冒険第3部のポルナレフの台詞。ポルナレフがDIOと対峙した時、不安や恐怖を抱えてしまいそれを払拭する為に心の中で気合いを入れるシーンである。単行本にて修正。
  • 「うぬぬ…北斗神拳であるがゆえに」
    • 北斗の拳」においてカイオウ様がのたまわれたお言葉。「うぬぬ、ほ…北斗神拳であるがゆえに」の区切り間違いと見られる。ただし、単行本でもそのまま修正されずに掲載されているため、誤植ではなく意図的にこの形になっている可能性もある。
  • 「俺様ときたらおちんこでるらしいんだぜ」
  • 確かみてみろ!
    • ゲーメストで連載されていた「STREET FIGHTER III RYU FINAL -闘いの先に-」の最終回・最後のコマにあった伝説の誤植。コミックス版では修正されている。
  • さやかあちゃん にひとりぼっちになってほしくなくて」
  • 瀬川おかぷ
    • おジャ魔女どれみ」のガシャポンフィギュア「おジャ魔女ドールNEW」の瀬川おんぷの説明書に「おんぷを立たせて」とすべきところが「おかぷを立たせて」とあり、語呂が良かったのかそこから瀬川おかぷというネタが生まれた。
  • だぜ!
  • お体に触りますよ
    • NARUTO」本誌における誤植。本来「障りますよ」と表記する部分なのだが「触りますよ」としてしまった事で別の意味へとかわってしまい二次創作的な意味でも大きな話題になった。単行本で修正済。
  • メメクラゲ
    • つげ義春の漫画「ねじ式」に登場する謎の生物。本当は「××クラゲ」の予定だったが、つげの作風からしてありえるネーミングだったのでチェックから見落とされてしまった。後に作者本人も「作品に合っている」と認めている。
  • 沢守」
  • メレオン座」
  • まそっぷ
    • ギャグマンガ日和におけるストーリーの一つであるソードマスターヤマト(誤植編)では、誤植そのものをネタにしており、「まそっぷ」以外にも意図的どころか最早わざととしか思えないレベルの誤植が多数出てくる。
  • ついにやって来たわに!
  • ストラィク バッターアウ!」
    • 裏サンデーで連載されていた「栄冠は俺に輝く」からの誤植でピッチャーがフライをキャッチした時に審判が言ったセリフ。公開から間も無く「アウ! ゲームセット! 試合終了」に修正された。本来「ストライク」はフライでは絶対に出ない。また「アウト」ではなく「アウ」なことも突っ込まれていたが、こちらは言葉の勢いを示すため意図したものと見られる。
  • 「向かうならがいい」
    • HUNTER×HUNTERにてネオンの占いで書かれた未来予知の詩を団長がくちずさむシーンがあり、その一節が「向かうなら束がいい」と誤植され、さらにそのままアニメ(1999年版)でもそのように収録・放送された。正しくは「東」なのだが「束」に見えない事も無い。
  • 「逸脱するのは3次元だけにしときな」
  • 「MEGANYURA」
  • 「リョウ・ナガサキ」
    • 龍虎の拳のキャラクターなのだが名前の誤植・改変が著しく、コミックボンボンでゴッセージによって連載された時は初めから「極限流師範代リョウ・ナガサキ」と誤植(あるいは筆者や編集による勘違い)されていた。正しくはリョウ・サカザキ
  • 「金田一少年の事件
    • 金田一少年の事件簿のノベライズ版第4巻『鬼火島殺人事件』や第6巻『雷祭殺人事件』などの表紙で、タイトルの「簿」(ぼ)が「薄」(はく、うすい)と誤植されてしまっていた。Amazonの書籍紹介ページではそのままの状態で記載されている。
  • んだので」
    • 暗殺教室第41話での誤植。正しくは「転んだ」なのだが、題材が題材なだけに「殺んだ」でも違和感が無く、作者曰く「誤植が好評なのは複雑な心境」とのこと。コミックス版では修正されている。
  • ハンバーガーちゃん
    • ヤングキングにて連載中の漫画で起きた誤植。筆名「ハンバーガー」の作者の「ハンバーガーちゃん」という漫画作品が掲載されたのだが、目次の「作者名」が作品名と同じ「ハンバーガーちゃん」となっていたのである。作者本人も読者経由でこの事実を知り、後に少年画報社が謝罪ポストをすることとなった。
  • だれもわかってくれないんだもの。
    • ドラえもんかがみでコマーシャル」での誤植。流行らない和菓子屋の店主の台詞だが、台詞全体の写植がひとつ前のページののび太の台詞と貼り間違えられ入れ替わっていたという豪快な誤植。誤植状態でも一見台詞の流れが通じているため、初出から40年以上経って判明するまで誰も気付いていなかった。現在の各書籍の版では修正されたが、アニメは未だに修正前の台詞を元に作られている。





新聞編編集

  • 「北海道でインド5強」
    • 2004年12月14日の毎日新聞にて。正しくは「震度5強」。
  • 「恐怖!木戸ビグ・ザム
    • 北海道新聞のテレビ欄にて機動戦士ガンダム36話のサブタイトル「恐怖!機動 ビグ・ザム」の誤植。
  • 「白
  • 国王崩壊」
  • 「殴られ重体の老人死
    • 1989年の上毛新聞での誤植。内容が内容だけに問い合わせや抗議が殺到した。正しくは「殴られ重体の老人死ぬ」
  • 「中美穂」
    • プロ野球ニュース』第一回の放送当時、ある新聞のテレビ欄にて、キャスターを務める女子アナウンサー中井美穂」を「中山美穂」と誤植。一字違いで別人になってしまう例。当時、アナウンサーの中井は入社2年目の新人であり、これに対して中山はアイドルとしての全盛期であったため混同されたと見られる。
  • 利き手はやめろ!ブルガリア!ブルガリア
    • 2004年6月の日刊スポーツネット版の誌上の謎の誤植。通称「ブルガリア事件」。後にVOWにも掲載された。詳細はリンク先を参照。しかしなぜブルガリアなのか…。
  • 「2023年(令和5年)4月19日金曜日・友引」
  • 「(新)東リ・ネルクイズアタック25
    • よりによって朝日新聞東京版、初回放送で間違えられた。
  • 「(新)トリ・パネルクイズ」「(新)トリオパネルクイズ」
    • 上記「アタック25」の別バージョン。こちらは山陽新聞の事例で、スポンサー「東リ(とうり)」が間違えられた。
  • 無能無智と称せられる露国皇帝」
    • 読売新聞の1899年5月24日の社説の誤植。正しくは「全能全智」。読売新聞社は即日訂正の号外を出し、ロシア帝国公使館にも誤植の旨を説明して陳謝した。ちなみに当時のロシア皇帝はニコライ2世

雑誌編編集

  • ザンギュラのスーパーウリアッ上」、「インド人を右に
    • 誤植を語る上で避けては通れないゲーム雑誌「ゲーメスト」。これの他にも数々の伝説的な誤植を生み出した。なお、誤植が多かったのは当時手書き原稿であり、揃いも揃って悪筆のライター揃いであったことが原因であるらしい。
  • 平」
  • 天任堂」
    • ニンドリ」は昔から誤植の多いゲーム雑誌で、「任天堂」の名前を間違える、プレゼントキャンペーンに全く違う所に繋がる電話番号を載せたりとして読者からも度々ネタにされ、ついには「ゴショッカー」なるキャラが誕生したことも。
  • 「このみ たしけ
    • 少年ジャンプ13号で振られた許斐剛のルビ。この誤植に由来するたしけがそのまま作者の愛称になってしまった。
  • 「あ、こう見えて彼氏いない歴17年よ!」
    • 『電撃G's magazine』2010年8月号における西木野真姫の自己紹介から。冒頭で15歳と名乗ったあとにこうなってしまった。ただし、誤植に加えてプロジェクト初期のため設定が固まっていなかった可能性もあり、実際に同作品の東條希は学年が変更になっている。ちなみに母親の中の人17歳
  • 「戦国無双BASARA3宴」
    • 週刊ファミ通」であった誤植で、正確には「戦国BASARA3宴」。ファミ通は昔から誤植が有名だが、その中でも特にひどい誤植の一つ。よりにもよってライバル作品と間違えている。
  • 週刊ベースボール
    • なぜか誤植写真を間違えるなどのミスが多い。
  • 別冊宝島
    • 同じく誤植や写真掲載の取り違えが多い。
  • アニメック
    • 全国から新聞や雑誌の様々な誤植を募集していた専門コーナー「××(チョメチョメ)コーナー」があった。上記の「木戸ビグザム」や「白滝」の他にも「ミンキーモモ」「ンキーモモ」など言った様々な爆笑誤植が紹介された。
  • 「大正洗脳
    • 1989年の『週刊SPA!』で盛大にやらかした誤植で、正しくは大正天皇。当時連載中だった猪瀬直樹のコラムの小見出しの誤字であるが、猪瀬ではなく編集部側のミスと見られている。即発売中止が発表され、すでに販売店向けに発送されていた分も回収されたため一般には出回っていない。
  • 「皇子」
    • 2004年12月発売の「女性セブン」の誤植。皇室関連の記事にて「皇太子」とするべきところを「皇大子」としてしまい、印刷作業の途中で発覚したため急遽修正して刷り直すことになり、雑誌の発売が延期された。
  • 優樹菜」
    • ファッション誌『PINKY』で、タレント・木下優樹菜がデビュー前にアパレル店員として働いていた時期に写真が掲載されたが、資料に名前を慌てて書いたところもともと字が汚かったのもあって「木」と「下」が合体したような字になってしまい、これが編集者に「朴」と誤読されたとのこと。ネット上では一時期本名だという噂が広まっていたが、後に本人が上記の経緯を語った上で否定している。
  • F91に発展したNタイプ
    • 『B-CLUB』(ビークラブ)65号の商品展開告知にあった記述。この文章の隣には「F91に発展したVタイプ」とあった為、写植ミスと見られる。その数十年後に「F90」の全ミッションパック化のプロジェクトが動くことになるのだが、それはまた別の話となる。
  • 大和田獏
    • 週刊文春』の誤植。正しくは「武者小路実篤」であり、何がどうなってこれが発生したのか非常に不可解な誤植である。

攻略本編編集

  • 「幼虫ポケモン
    • デジタルモンスターVer.3 最強データブック、クネモンの紹介ページより。デジモン関連は書籍、アニメ、ゲーム、公式サイト問わず誤植が有名だが、その中でも特にひどい誤植の一つ。
  • 「菊度アイラ(きど あいら)」
    • パワプロ2022公式パーフェクトガイドより。本来は菊度アイラ(きくどあいら)なのだが、「く」が抜けてしまった。

ネット編編集


テレビテロップ編編集

  • 「全てを胸のに込めて」
  • 岐阜県未納加茂市」
    • あたしンち」のお母さん川柳で盛大にやらかした誤植で正しくは「美濃加茂市」。放送当時、政治家や芸能人の年金未納が芋づる式で発覚し、社会問題となっていた。
  • 「震度8
    • 地震速報での誤植で正しくは「震度3」
  • 「名古屋 はえ
  • ホーケースラッシュ」
    • 遊戯王ZEXAL放送前の予告宣伝の字幕でやらかした誤植。正しくは「ホープ剣スラッシュ」。放送前から2ちゃんねる(現5ちゃんねる)などで下ネタ改変で盛り上がっていたところに半公式とも言える下ネタが投下されてしまい、当時の遊戯王スレが悪い意味で盛り上がったのはもちろん、ニコニコ大百科にまで記事が作られてしまった。
  • 愛棒ピカチュウ
    • 2011年9月8日放送のポケットモンスター ベストウイッシュ第46話の字幕にて、「相棒のピカチュウ」と表記するところを誤植してしまった。漢字を1文字間違えただけでサトシピカチュウの友情が愛情、下手するとアッー!な関係だと誤解されそうな表現になってしまったが、無論サトシとピカチュウの間にそんな不健全な関係は一切ない。
  • 「あんなアホいない」
    • 2019年8月4日放送のフジテレビ『Live News it!』にて、京都アニメーション第1スタジオ放火事件の犠牲者である武本康弘について、同級生の男性に取材した際、男性が「あんな天才いませんよ」と発言した際、テロップが「あんなアホいない」となっていた。フジテレビは同日の番組内および夜のニュース番組で訂正、謝罪した。取材スタッフが手書きのメモをテロップ作成スタッフに渡した際、字が乱雑であったため「天才」と「アホ」を取り違えてしまったためという。
  • 「北海
    • 2020年10月12日放映のフジテレビ『とくダネ!』にて、GoToイートの都道府県別の導入状況についての解説で、北海道とすべきところを「北海度」とする誤植が発生。当日のTwitterでもトレンドに上がり話題となった。恐らくワープロで「う」を入力する前に変換してしまったものと思われる。
  • 濵田崇裕(当時20歳)」
    • 2020年9月10日放送のNHK『浪花から未来へ-ぼくらが駆け抜けた夏 2020-』でのテロップミス(10月7日放映の全国放送版では修正済)。正しくは「藤井流星(当時15歳)」。この誤記のせいで、濵田のみデビュー前の写真が放送されずに、藤井のデビュー前の写真が2度流れることとなった。
  • 千葉県舞浜市

交通編編集

  • 「北住駅」
  • 「喜多方ラーメン 郡山行」
    • 会津若松駅の電光掲示板にての誤表記。「喜多方ラーメン 15:25 郡山 1(番線)」と約30分間、表示された。
  • 行き止まり The End
  • 「小樽港 Otaru Poot
    • 北海道小樽市赤岩の市道に設置されている案内標識での誤植。もちろん正しくは「Port」。ちなみに「poot」とは「」「排泄物」「間抜け」などを意味する米国俗語。2023年11月26日にYouTubeの動画投稿で話題となった。なお、この標識は1992年度に設置されており、実に31年間にわたり間違いを見過ごされてきたこととなる。同標識は12月7日に修正された。
  • 「下川 Shinkawa」
    • 名寄市の道道に設置されている案内標識の誤植。正しくは「Shimokawa」

その他編集

  • 「クッキーをいてくれ」
    • 尾崎豊の曲『Cookie』の歌詞カードでの誤植。正しくは「クッキーいてくれ」。
  • 大塚愛「さくらんぼ
    • 歌詞に複数の誤字がある。
  • 「日本は反省し!」
    • 2001年、日本で新しい歴史教科書をつくる際に韓国にて抗議の動きがあり、その抗議のプラカードにて「反省しろ」と書いたつもりが「反省しる!」となっていた。それが広がり今ではネットスラングの1つになっている。
  • 川哲氏お別れ会」
  • 陽出版」
    • 正解に関しては、関連イラストを参照の事。良く間違えられるという事で、がんばれ小傘さんでネタになった。
  • リラックマパンケーキはみちつ&マーガリン」
  • Takami Kanan
    • Aqours_5th_LoveLive!の会場限定ガチャの景品(アクリルストラップ)であった誤植。「Matsuura Kanan」(松浦果南)が正しい表記なのだが、なぜか「高海千歌」の姓に変わっていた。公式サイトでは正確な表記のサンプル画像が掲載されているため、製造のためのデータ入稿の段階でなんらかのミスがあったと見られる。その場で回収・返金も行われたが、実際に申し出る人は少なく、むしろレアグッズとして価値が高まった。
  • 田貫正国」
    • 舞台・刀剣乱舞でおきた誤植でランダム缶バッジにて「同田貫正国」が「岡田貫正国」と書かれていた。また、それに対し公式が認めずにいた事で炎上を起こした。
  • 「LAGAR」
  • 「中里雪国はつらいよ条例」
    • 正しくは「中里村雪国はつらつ条例」。東京書籍の中学校公民教科書で上記の誤植をされる。役場は当初憤慨したものの、後にそれを逆手にとって「○○はつらいよ常例」を全国から募集するなどの盛り上がりを見せた。ちなみに、舞台となった中里は現在の新潟県十日町市の一部、誤植された中里青森県中泊町の前身の一つである。
  • Thou shalt commit adultery(汝、姦淫すべし)」
    • 1631年イギリス刷の聖書にて起こった、誤植の代表例にして世紀の大誤植。通称「姦淫聖書」。モーセの十戒の一つである「Thou shalt not commit adultery(汝、姦淫するなかれ)」のnotが誤植で抜け落ちてしまったため、真逆の意味となってしまった。当然こんな聖書が許される訳もなく印刷者は投獄の後獄死、姦淫聖書は破棄された。現在は約20部ほど現存しているという、ある意味お宝である。
  • 「入管は聡を知れ
    • 2023年5月の入国管理法改正に反対する市民運動グループが集会で掲げていたプラカードより。「恥を知れ」の誤字だったと思われるが、以前に淫夢ネタ動画で「聡を知れ」というコメントが乱舞していたこともありSNSで爆笑を誘った。
  • ボルシャック・ヴォルジャアク:パワー(攻撃力)11500
    • デュエル・マスターズのカードにおける誤植。正しいパワーは11000。わずか500でもTCGにおいてはバトルを左右してしまうケースも存在するため、タカラトミーも緊急でテキスト不備に関するお詫びを出している。間違ったパワーの11500の数値に関してざっくり説明すると、パワー対決で勝つ場合、出すべきユニットのカードの数値は12000でなければいけないのだ。
  • 「無上」の頂天 シャングリラ・フロンティア
    • デュエル・マスターズのカード買取情報における誤植。正しい名称は「シャングリラ・ファンタジア」。検索予測でも「シャングリラ」と打つと、もれなくフロンティアが上なので仕方がないというべきなのか……。なお、シャングリラドライブと言うゲームもあるが、こちらは誤植されていない様子。
  • FUNISH
  • 倉千代子
    • 歌手島倉千代子が1949年に出したレコード「お山のお猿」の歌手名表記。レコード会社の社員のミスによる誤植とされている。そのため、「島倉千代子」としてのレコードデビューは1955年の「この世の花」となっている。
  • ジュース三本

番外編編集

  • 「ダメだ……もうらない!!」
    • ダイの大冒険の台詞。実は誤植ではなく重要な伏線を示す台詞だったのだが文庫版では「ダメだ……もうらない!!」と修正されてしまった。

関連イラスト編集

見てもらった方が早い。

北斗神挙は無敵だ!ひながな

千代田線北千住駅?非口って誰?


上記の誤植にある「太陽出版」のアンサー4コマ。

がんばれ小傘さん 932


関連タグ編集

文字 テキスト 誤記 誤字 誤変換

赤文字シリーズ イメージレスポンス イメレス

みんなのトラウマ 公式が病気 風評被害


VOW:誤植ネタを扱うコーナーで有名。

ファミ通:読者コーナー「ファミ通町内会」でも誤植ネタを扱うことがある。また、同誌の攻略本にも誤植が非常に多いことでも有名。

ゲーメスト:誤植が非常に多いことで有名だったアーケードゲーム雑誌。

前野蜜也syamu_game:やらかしたことの一つに盛大な誤植の数々がある。

ホンソメワケベラ:もともとは「ホソメワケベラ」と言う名称で発表される予定だったが、「ソ」が「ン」に間違われ定着した。

ゴキブリ:もともとは「ゴキブリ」と言う名称で図鑑に掲載予定であったが、「カ」が抜け落ちてこの名称が定着した。

四方田犬彦矢野健太郎うすた京介:誤植をそのままペンネームにした人物。四方田は「彦」、矢野は「太郎」のつもりだったが誤植され、そのまま使い続けた。うすたは卓上のウスターソースに因んで「うすた介」名義で応募したところ、誌面で「宗」を「京」と誤植される。それでも「誤植だけどせっかく受賞した名前だし」ということで、以降の正式なペンネームとしたというエピソードがある。

古川登志夫:誤植を芸名にした人物。本人によれば若い頃俳優として出演した『新・平家物語』で名前を間違われ、そのまま定着したとのこと。

土谷鉄平:やたらと誤植やスコアボードの誤表示、写真などの掲載ミスに見舞われる機会が多かった。

ラーメン二郎:元々は「ラーメン郎」の店名であったが、店舗移転の際に新しく掲げた看板の文字が間違われており、そのまま「二郎」に改名した。

契約更改:ほぼ毎年のようにタイプミスを始めとした誤植が発生している。

番付大相撲の番付でもごく稀に誤植が発生する。

ドラゴソ語香港プラモデルメーカーであるドラゴンモデルズの日本語版説明書やパッケージにおける誤植の通称。正しく組み立てるには本来の表記を推理する手間と読解力が試されるほど誤植が非常に多かったが、現在は大幅に改善されている。

インピオ子供同士セックスを表すネットスラングだが、元々はインポのタイプミスがきっかけで定着した。

スカッとする話∶時折セリフの吹き出しや語りの字幕スーパーに誤植が見られる。


外部リンク編集

誤植 Wikipedia

誤植 ウィクショナリー日本語版


誤植 ニコニコ大百科>数字を間違えて非現実的になったニュース一覧


最後に編集

ゴジダツ爺妖怪ウォッチ3に登場した妖怪。くれぐれも自分達の誤植を「妖怪の仕業」と思わず、確認作業をする事を忘れないで欲しい。もしも、その作業を怠ると、この大百科に載ってしまうような誤植が生まれるのかもしれない……。

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