イントロダクション
まそっぷ!
人間だれしも、少しは打ち間違える事もある。
……というレベルではないものもあったりする。
概要
誤植(ごしょく)とは、誤字、誤記の一種で、本、新聞、チラシといった印刷物上の字や記号類の誤りのこと。
元々は活版印刷における植字の誤りの事だったが、印刷物の主流がオフセット印刷に移り変わると、印刷物における誤字脱字一般を「誤植」と呼ぶようになった。さらにはWebページ、PDF、
コンピュータゲームなどの、電子データ上のテキスト間違い(タイポ)も「誤植」と呼ばれている。これらは厳密には「誤入力」や「誤記述」、また「誤変換」とするのが適切であろうが、まとめて「誤植」と呼ばれることも多い。
活版印刷の時代には一文字だけ植字が逆さまになっているなどの誤植もよくあったが、印刷工程のデジタル化が進んだ現在では珍しい。その代わり現在ではインプットメソッドの誤変換による誤植やテキストのペーストのミスで文章が入れ替わっていたりするなどの誤植が増えている。
誤植は、時に重大な結果を招くことがある。
例えば漫画や小説など創作物の場合(特にシリアスな場面で)台詞の誤植があったり、キャラクターの名前などの固有名詞が間違えられたりしていると、作品のイメージを台無しにしかねない、ストーリーの整合性が取れなくなるというような可能性もある。
ゲーム、特にTCGでは、ゲームシステムで使用するような数値やテキストで誤植があった場合、公式大会のジャッジなどに影響があるため、早い段階で修正されることも。
特に絶対に誤植が許されないものとして、例えば薬学書や薬のパッケージ、医療器具の取扱説明書は、成分や容量に誤りがあることで重大な事態を招く危険性があるため、校閲・校正が厳しく行われているとされる。
また、法令の行使力に影響を及ぼす可能性があることから官報をはじめとする公文書も同様である。戦前の大日本帝国では皇室関連の誤字について厳しく取り扱われており、ある新聞社では万が一の誤字を防ぐため、「天皇陛下」の四文字が一つとなった活字が特注で作られたという。他にも事典・辞書や、学校の教科書や指導教材などでも、公共性が高く複数の著者・編者が携わるという事情もあって、校正が一般書籍よりも入念に行われているとされる。
Pixiv内では、作品自体に誤植が含まれる場合のほかに、誤植そのものをテーマとしている、フィクション作品や雑誌・インターネット上でネタにされている有名な誤植をパロディしているような作品にタグが使われている。
なお、誤植と誤字の混同ゆえか、作品によっては誤植タグよりも誤字タグの方が相応しいようなものも含まれている。他にも『ギャグマンガ日和』の中の短編「ソードマスターヤマト 誤植編」(タイトル通り「誤植」をテーマとしたギャグ)のパロディにも使われていることがある。
表記ではなく意味などの認識の誤りである誤謬(ごびゅう)とは本来異なるものである。例えば、「ドアがあいている」という文章があった時、「開いている」が正確なものだが、筆者が言葉の意味を勘違いして「空いている」とした場合は誤謬となる。ただし、同様のミスでも手書きの文字を活字にする段階で誤字になってしまった場合や、誤変換が原因の場合は誤植という扱いになる。
海外製品の場合は、日本語のパッケージや説明書も現地で制作されるため、脱字や「スタンド」→「スタソド」など、特に形のよく似た文字を間違える事例が多い。これを揶揄したネタの一つがドラゴソ語(詳細は当該タグへ)である。
日本向け製品だけでなく、海外で作られた海外向けの製品でも「日本製品は品質が良いというイメージがある→日本語が書いてあると日本製品に見える」という理由で、日本人からするとデタラメな日本語が書かれていることもある。
なお、現地の言葉では問題のない文章でも、日本語に翻訳した際に明らかに意味が変わっていたり、文法や表現が不自然なものになっていたりする場合は誤訳が適切といえる。海外製品における「怪しい日本語」自体をネタとして好む人もいる。
文字制限などで意図的に異なる字を使用しているものは「代用」「流用」であり、誤植ではない。
例えばファミコンなど、1990年代前半までのいわゆるレトロゲームはカートリッジのメモリ容量が非常に少ないため、台詞やステータス表示のための文字の収録と充実したボリュームの両立が技術的な課題だった。そのため、片仮名だけを使用したり(初代ドラゴンクエストが有名)、ローマ数字の9を「Ⅸ」ではなくアルファベットの「IX」と表記するなど、形や発音の似た他の文字で代替して容量を節約していた。
「芸」という字も本来は「ウン」と読み、草を刈るという意味の漢字であった。しかし戦後の漢字制限で「藝」の代用として用いられるようになり、現在では本来の意味はほとんど忘れ去られている。
イリューシンが設計した航空機は、形式名の先頭「Ил」をアルファベットで「Il」(大文字のI+小文字のL)と表記するが、「大文字のI(小文字のL)2文字」や「小文字のL+大文字のI」、閲覧環境によっては「ローマ数字の2(Ⅱ)」ときわめて混同しやすいため、lだけ筆記体の「Iℓ」とする文献や、両方とも大文字で「IL」と表記して誤読を防ぐネットユーザーなどが存在する。
孤独なクリスマスを組み文字(機種依存文字の一種)で表現した「㍆㌋㌉㌏㌉㌸㌾㌋㌞㌹㌅」も最後尾除く後ろ3文字は、「ッ」「ボ」で終わる組み文字がないため、それぞれ「語尾が『ツ』の組み文字」「コーポの組み文字『㌞』」が代用された。
誤植の原因
- 原稿の読み取りミス
- 原稿の段階ですでに誤字があり校正をすり抜けてしまった、手書き原稿の文字が悪筆で読み取りにくい、似たような字で植字者が読み間違えた場合など。光学式文字読取装置(OCR)の読み取りミスなども含まれる。有名なものだと「ハンドルを右に」が「インド人を右に」になってしまったケースなどがある。
- 特殊な用字や同字異義語など
- いわゆる誤謬も含まれることがある。例えば自身も植字工として働いていたことがある漫画家のあらゐけいいちは、『ゐ』が旧字かなであるが、これが「い」と現代かなで表記されたり、形の似ている「ぬ」と間違われてしまったりするもの。他にも地名や個人名といった同字意義語の場合ルビの間違いなども起こりうる。
- 誤変換
- 筆者による誤変換の他、現在は手書き原稿もデジタルデータに書き起こして取り扱われることが基本のため、書き起こしの段階で誤変換が起こってしまうこともある。意味や形が似た言葉の場合、校正で気づかれない場合も少なくない。また、外国語の表記揺れやぎなた読みによるミスなどもある。
いろんな誤植
誤字、脱字、誤訳も含む。同じ単語の誤植については各メディア形態ごとにまとめるものとする。
既存の誤植や誤読などを意図的にネタにしたものは取り扱わない。
特撮編
- 「M78星雲」
- ウルトラシリーズに登場する架空の星雲。元々は「M87星雲」という名だったが誤植がそのまま定着、公式化してしまった。
- 「ペルミダー2世」
- 「毒バチ獣人」 → 「ハチ獣人」、「ガニガニガンニー」 → 「ガニガンニー」
- 「仮面ライダーケタック」
- 仮面ライダーカブト公式HPに載った誤植で正しくは仮面ライダーガタック。ちなみにガタックとは別に仮面ライダーケタロスも同作の劇場版に登場する。
- 「どうしても立て替えを遂げるつもりか?」、「7020キロ」
- 「亀頭はるか」
- 暴太郎戦隊ドンブラザーズの公式ブログ(ドン19話放送後)における「やってはいけない所でやってしまった誤植」。正しくは鬼頭はるかである(現在は修正済)。なお、途中までは鬼頭はるかで書かれている部分もあったため、別の意味でも間違い探し状態だったのは言うまでもない。
ゲーム編
- 「俺は、命を掛ける事が遣らさせられたのに」
- 「夏侯惇、なせ降参しない?」
- 三国戦紀2(2+)での「夏侯惇を降参させる」を選択時の台詞。
- 「みんな、突っ込め?」
- 三国戦紀2の6面開幕の台詞。
- 「生命の水をやるから、もう一回、俺とせおう!」
- 三国戦紀2+での倒れたチョウコウに神濃古水を与えた時の台詞。
- 「悟空は取経の足引張りとならないように、」
- 西遊釋厄傳2の6面偽悟空ルート解説の台詞。
- 「唐僧一行は水中に閉じ込められいた。」
- 西遊釋厄傳2の6面獅子ルート解説の台詞。
- 「仲間たちたちに別れを告げ」
- 西遊釋厄傳2公式ページのキャラ紹介の紫衣の解説文。
- 「KONMAI」
- ゲーム会社「KONAMI」(コナミ)の誤記。KONAMIの体制や作品を揶揄する時に使われる事もある。
- 「女の子(おとこのこ)」
- ポケットモンスターブラック2・ホワイト2に登場する女の子トレーナーの誤表記。
- 「ニヴルプリザード」
- モンスターハンター3Gで初登場した武器の誤表記。氷属性の武器なので「ニヴルブリザード」が正しく、シリーズ続編ではちゃんと改められている。当時はゲームの解像度が低く文字が潰れるために誤植に気づいた人は少なかった。
- 因みに後年リリースのスマホゲーム(モンスターハンターエクスプロア)に限って「プリザード」に戻っており、これはサービス終了まで訂正されることは無かった。
- 「ブランコ素材の操虫棍」
- モンスターハンタークロスに登場する武器『怒々舞乱棍』の説明文にある誤植。正しくはモンスターの「ブランゴ」。続編のダブルクロスでも修正されなかったため、本当にブランコが使われているのでは…といった冗談が広まっている。
- 「UNKONWN」
- モンスターハンターフロンティア公式サイトのバナーで見られた、同作登場のモンスター「UNKNOWN」の誤表記。解りづらいが、Oの横のNがズレてしまい酷い誤訳になってしまった。
- 「てったいしなければ ならかった」
- ファミコン版ファイナルファンタジー2のオープニングでの誤植、Ⅰ・Ⅱカップリングは「てったいしなければ ならなかった」と修正され、のちのリメイク版は「てったいを よぎなくされた」に変更。
- 「せんせんこうげきのマテリアを手に入れた!」
- ファイナルファンタジー7で「せんせいこうげき」のマテリアを入手した時のメッセージ。
- 「プレミアムハードを手に入れた!」
- ファイナルファンタジー7で武器である「プレミアムハート」を入手した時のメッセージ。
- 「いのちがほしくば」 → 「いのちがおしくば」、「川を渡るには水雲が必要だ」 → 「川を渡るには水蜘蛛が必要だ」、「ジューザ」 → 「ジュウザ」、他多数
- SFC北斗の拳5より。特に「づ」と「ず」の間違いが多い。
- 「十字(じょうじ)」、「決(けっ)めた」
- 「メジャー Wii パーフェクトクローザー」の説明書。
- 「テコンドーをヨーロッパに拡げるまで負けるわけるわけにはいかん。」、「ガハハハ・・・、全く勝負たならんわ!」
- どちらもビッコムの格闘ゲーム『ファイトフィーバー』内の台詞。前者はロッペン・ハイマーの勝利台詞、後者はゴルリオの勝利台詞。ビッコムは韓国のメーカー(当時SNKと提携していた)のためか、これ以外にも「あなたにテコンドーを教えてやろうか?」などちょくちょく日本語が怪しい部分がある。
- 「凛として咲く花のごとく」
- 「beatmaniaIIDXEMPRESS」へ移植された時の曲名表示。正しくは「凛として咲く花の如く」である。さすがに次回作では修正されたが…。
- 「気のがするじゃなくて、祝福してくれますよ。…みんな。」
- ルーンファクトリーの結婚式にあった誤植。
- 「一見好青年だが、実は同性に対してお色気全開」
- ボーイフレンド(仮)の登場人物である「西園寺蓮」のキャラクター紹介文。
- 「All your base are belong to us」
- シューティングゲーム「ゼロウィング」のオープニングに表示された英文。誤植というよりは文法の誤り。
- 「17歳の誕生日だった」
- FPS「ヘビーファイア アフガニスタン」オープニングでの誤植、もしくは誤訳。台詞は「It was my seventh birthday...」と喋っているのに字幕では10歳ほど年を取ってしまった。
- 「源頼光(Fate) CV:田中理恵」
- Fate/GrandOrderにおける誤記で正しいCVに関してはネタバレの関係もあるので該当の大百科ページを参照の事。
- 「想像できないほどタイタンな一面」
- 伊25(アズールレーン)の公式紹介にあった誤記。Twitterのリプライには進撃の巨人や某FPSの歩行兵器、マツダのトラックなどが並ぶ騒動に発展し、「タイタン」が彼女の愛称として定着してしまった。
- 「お部屋をお連れします」
- 「うまんい」
- 「んんんんー、許るさーん!! 私の遊びを邪魔しおって!!」
- 「新玉みかん」
- 「ヒューゴゴ」
- スーパーロボット大戦MXのポータブル版にあった追加シナリオで名前を誤植されてしまった、本名は「ヒューゴ・メディオ」。それとは関係ないが生スパロボチャンネルにて、寺田プロデューサーからも「ヒョーゴ」と名前をネタにされてしまった。彼は主人公なのだが……。
- 「プルトニウム貨幣」
- ダンジョンズ&ドラゴンズにおける和訳のミス(誤訳)。原語版では「platina」(プラチナ)であるが、「plutonium」と間違われてしまった。
- 「もろちん」
- 「UNITIA 神託の使途×終焉の女神」
- 「stuff」
- 「グランワームソードに きれねものは ない!」
- ショエンブラン校
- 「ハイドライドに純正ステッカーがあしらわれたカスタムモデルだ」
- 「栗根こころ」
- 「ねむむちゃん」
- 「すぎやこういち」
マンガ編
- 「もろちん」
- 「何をするだァーッ」
- ジョジョの奇妙な冒険第1部のジョナサン・ジョースターの台詞で、本誌では「何をするんだ」だったが、単行本の方で誤植したという珍しい例。本誌では二色刷りだったのを、単行本では白黒刷りにするため写植しなおしたことで起こった。ジョジョ1部を代表する誤植であり、(また荒木飛呂彦が誤植の積極的な修正をあまり好んでいないことから)長らく修正されなかったため、ファンの間での認知度は高い。ちなみに、ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』や『ジョジョの奇妙な冒険ASB』では「何をするだァーッ」というボイスが収録されている。
- 「やかましいッ!うっおとしいぜッ!!おまえらッ!」
- ジョジョの奇妙な冒険第3部の主人公空条承太郎の台詞。シンガポールで別れたはずの家出少女とインド―パキスタン国境付近で再会した際「旅につれてって」と懇願され、車内で騒がしくなったことで怒った承太郎が叫んだ言葉。単行本にて修正された。
- 「このままではまずい…跳ね返さなくてな…アヴドゥル…イギー…おれに勇気をくれッ」
- ジョジョの奇妙な冒険第3部のポルナレフの台詞。ポルナレフがDIOと対峙した時、不安や恐怖を抱えてしまいそれを払拭する為に心の中で気合いを入れるシーンである。単行本にて修正。
- 「うぬぬほ…北斗神拳であるがゆえに」
- 「俺様ときたらおちんこでるらしいんだぜ」
- 花とゆめ プラチナ増刊の漫画「おまけの海藤家」での誤植。正確には「俺様ときたらおちこんでるらしいんだぜ」
- 「確かみてみろ!」
- ゲーメストで連載されていた「STREET FIGHTER III RYU FINAL -闘いの先に-」の最終回・最後のコマにあった伝説の誤植。コミックス版では修正されている。
- 「さやかあちゃん にひとりぼっちになってほしくなくて」
- コミカライズ版「魔法少女まどか☆マギカ」第2巻初版での誤植で鹿目まどかが美樹さやかに言った言葉。現行版では修正されている。
- 「瀬川おかぷ」
- 「だぜ!」
- 「お体に触りますよ」
- 「NARUTO」本誌における誤植。本来「障りますよ」と表記する部分なのだが「触りますよ」としてしまった事で別の意味へとかわってしまい二次創作的な意味でも大きな話題になった。単行本で修正済。
- 「メメクラゲ」
- 「村沢守」
- 「アメレオン座」
- 「まそっぷ」
- ギャグマンガ日和におけるストーリーの一つであるソードマスターヤマト(誤植編)では、誤植そのものをネタにしており、「まそっぷ」以外にも意図的どころか最早わざととしか思えないレベルの誤植が多数出てくる。
- 「ついにやって来たわに!」
- 「ガールズ&パンツァー」のスピンオフ漫画「ガールズ&パンツァー フェイズエリカ」の予告にて生じた誤植。これによりエリカに対して「ワニ好き」という属性が二次創作で付けられるようになり、漫画本編でもちょっとしたネタにされた。
- 「ストラィク バッターアウ!」
- 「向かうなら束がいい」
- HUNTER×HUNTERにてネオンの占いで書かれた未来予知の詩を団長がくちずさむシーンがあり、その一節が「向かうなら束がいい」と誤植され、さらにそのままアニメ(1999年版)でもそのように収録・放送された。正しくは「東」なのだが「束」に見えない事も無い。
- 「逸脱するのは3次元だけにしときな」
- さよなら絶望先生での誤植。正しくは2次元。
- 「MEGANYURA」
- 風都探偵での誤植。正しくはMEGANEURA。
- 「リョウ・ナガサキ」
- 「金田一少年の事件薄」
- 「殺んだので」
- 暗殺教室第41話での誤植。正しくは「転んだ」なのだが、題材が題材なだけに「殺んだ」でも違和感が無く、作者曰く「誤植が好評なのは複雑な心境」とのこと。コミックス版では修正されている。
- 「ハンバーガーちゃん」
- 「だれもわかってくれないんだもの。」
- ドラえもん「かがみでコマーシャル」での誤植。流行らない和菓子屋の店主の台詞だが、台詞全体の写植がひとつ前のページののび太の台詞と貼り間違えられ入れ替わっていたという豪快な誤植。誤植状態でも一見台詞の流れが通じているため、初出から40年以上経って判明するまで誰も気付いていなかった。現在の各書籍の版では修正されたが、アニメは未だに修正前の台詞を元に作られている。
新聞編
- 「北海道でインド5強」
- 2004年12月14日の毎日新聞にて。正しくは「震度5強」。
- 「恐怖!木戸ビグ・ザム」
- 北海道新聞のテレビ欄にて機動戦士ガンダム36話のサブタイトル「恐怖!機動 ビグ・ザム」の誤植。
- 「白滝」
- 最強ロボダイオージャの40・41話サブタイトル「白竜」は放送時に一部新聞で「白滝」と誤植された事がある。
- 「国王崩壊」
- 新機動戦記ガンダムW放送当時の新聞のテレビ欄にて36話のサブタイトル「王国崩壊」の誤植。
- 「殴られ重体の老人死ね」
- 1989年の上毛新聞での誤植。内容が内容だけに問い合わせや抗議が殺到した。正しくは「殴られ重体の老人死ぬ」
- 「中山美穂」
- 「利き手はやめろ!ブルガリア!ブルガリア」
- 「2023年(令和5年)4月19日金曜日・友引」
- 「(新)東リ・ペネルクイズアタック25」
- よりによって朝日新聞東京版、初回放送で間違えられた。
- 「(新)トオリ・パネルクイズ」「(新)トリオパネルクイズ」
- 上記「アタック25」の別バージョン。こちらは山陽新聞の事例で、スポンサー「東リ(とうり)」が間違えられた。
- 「無能無智と称せられる露国皇帝」
雑誌編
- 「ザンギュラのスーパーウリアッ上」、「インド人を右に」
- 誤植を語る上で避けては通れないゲーム雑誌「ゲーメスト」。これの他にも数々の伝説的な誤植を生み出した。なお、誤植が多かったのは当時手書き原稿であり、揃いも揃って悪筆のライター揃いであったことが原因であるらしい。
- 「松平」
- 「天任堂」
- 「ニンドリ」は昔から誤植の多いゲーム雑誌で、「任天堂」の名前を間違える、プレゼントキャンペーンに全く違う所に繋がる電話番号を載せたりとして読者からも度々ネタにされ、ついには「ゴショッカー」なるキャラが誕生したことも。
- 「このみ たしけ」
- 「あ、こう見えて彼氏いない歴17年よ!」
- 「戦国無双BASARA3宴」
- 「週刊ファミ通」であった誤植で、正確には「戦国BASARA3宴」。ファミ通は昔から誤植が有名だが、その中でも特にひどい誤植の一つ。よりにもよってライバル作品と間違えている。
- 週刊ベースボール
- 別冊宝島
- 同じく誤植や写真掲載の取り違えが多い。
- アニメック
- 全国から新聞や雑誌の様々な誤植を募集していた専門コーナー「××(チョメチョメ)コーナー」があった。上記の「木戸ビグザム」や「白滝」の他にも「ミンスキーモモ」「モンキーモモ」など言った様々な爆笑誤植が紹介された。
- 「大正洗脳」
- 「皇大子」
- 2004年12月発売の「女性セブン」の誤植。皇室関連の記事にて「皇太子」とするべきところを「皇大子」としてしまい、印刷作業の途中で発覚したため急遽修正して刷り直すことになり、雑誌の発売が延期された。
- 「朴優樹菜」
- ファッション誌『PINKY』で、タレント・木下優樹菜がデビュー前にアパレル店員として働いていた時期に写真が掲載されたが、資料に名前を慌てて書いたところもともと字が汚かったのもあって「木」と「下」が合体したような字になってしまい、これが編集者に「朴」と誤読されたとのこと。ネット上では一時期本名だという噂が広まっていたが、後に本人が上記の経緯を語った上で否定している。
- 「F91に発展したNタイプ」
- 『B-CLUB』(ビークラブ)65号の商品展開告知にあった記述。この文章の隣には「F91に発展したVタイプ」とあった為、写植ミスと見られる。その数十年後に「F90」の全ミッションパック化のプロジェクトが動くことになるのだが、それはまた別の話となる。
- 「大和田獏」
攻略本編
- 「幼虫ポケモン」
- 「菊度アイラ(きど あいら)」
- パワプロ2022公式パーフェクトガイドより。本来は菊度アイラ(きくどあいら)なのだが、「く」が抜けてしまった。
ネット編
- 「Paly Station Store」
- 「テイルズオブゼスティリア」のアリーシャを主人公にした追加シナリオ「瞳にうつるもの」の発表時の際にあった誤植(但し、すぐに修正された)。
- 「PlayStasion3専用ソフト」
- 「太平洋の嵐 ~戦艦大和、暁に出撃す!~」の公式サイトであった誤植で正確には「PlayStation3専用ソフト」(現在は修正されている)。
- 「オジリナル」
- 「アイシン精子工場」
- 2016年5月30日、ロイターの記者白木真紀がやらかしたミス。アドヴィックス刈谷工場の爆発事故の第一報で「アイシン精機子会社」と書くべきところを「機」の字を省略してしまった。
- 「濃縮イラン」
- 2017年1月11日に突如飛び出た新世代の雄。しかもやらかしたのがウォールストリートジャーナル日本版で3日以上経っても修正の気配が見られないという完全な放置状態に陥っている。もちろん元は濃縮ウラン。
- 「艦こけ」
- 「自作予防」
- 「麻生大神」
- 正しくは「麻生大臣」。
- 「ドラマチックカード」 → 「ドラマティックカード」、「デュエルマスターズ」 → 「デュエル・マスターズ」、
- 「集団的自衛店」 → 「集団的自衛権」、「いらっしぃます」 → 「いらっしゃいます」「国生反対」 → 「国葬反対」 等々
- 福島瑞穂のtwitterでの誤字の代表例。発言に大いなる影響力を持つ政治家という立場であるのならイージーミスは避けてほしいところ(単なる変換ミスとはまた異なる独特の誤字の傾向や衍字の多さから、音声入力機能を利用しているという説がある)。ちなみに最後の1件については、誤字を指摘するツイートに対して偶然名前を入れられてしまった本人が「大変、申し訳ございません」と引用リツイートでネタにしている。
- 「山本56」
- 「29日 午後4時18分より国道40号ばばばばばばえおうぃおい~べべべべべべべべべえべえええべえべべべえ(9.9km)で通行止を実施しています」
- 「陰茎が苛立つ」
- 2021年4月18日にYouTubeで公開された動画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ|冒頭15分53秒(Aパート)【5月21日(金)全国ロードショー】』の自動字幕の誤認識による誤字。本来の台詞は「神経が苛立つ」であり、極めてシリアスな場面なのだが、場面と字幕のギャップが笑いを誘ってしまった。
- 「ヤクルト村上は巨人戦は今季打膣2割4分」
- 「通える古都を目指し」「走れ野球」
- アートディンク公式twitterによる「A列車で行こう はじまる観光計画」に収録されたシナリオについて、モデルとなった地域を画像で紹介するツイートにあった脱字。正しい表記はそれぞれ「通える古都を目指して」「走れ、野球鉄道」。後者に関しては公式がツリーで訂正している。
- 「炊いた肉」
- 「薩摩注意情報」
- 2023年3月12日、NHK鹿児島情報局のTwitterが『竜巻注意情報』をアナウンスした際の誤植。加えて発布地域にも誤りがあった。
- 「神里ひなた」
- 2023年4月20日、『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』の移植版ティザーサイトで「上里ひなた」を「神里ひなた」と誤植。苗字の「上里」を「うえさと」ではなく「かみさと」と読み違えて起きたものと思われる。
- 該当箇所はすぐに修正されたが、「神」が作中の世界観にいろいろと刺さる言葉だからか、一部のファンがこれをネタにした二次創作キャラを作り出す事態に。
- 「機動新世紀ガンダム10」
- 「Yahoo!ニュース」であった誤植で、正確には「機動新世紀ガンダムX」。
- 「Supraスコーン」
- 「うんこ予定」
- 2023年5月18日の沖縄都市モノレール公式twitterが盛大にやらかした誤植。正しくは「運行予定」。流石にこのミスは酷いと察したのか、投稿後30分程で削除・訂正された。
- 「架線トラベル」
- 2023年9月7日のJR西日本列車運行情報公式X(旧:Twitter)における誤植。正しくは「架線トラブル」。列車の運転見合わせに関するアナウンスは間違えずに言えたが、注釈(「架線の確認」から「架線トラブル」に件名を変更)でミスしてしまった。因みにこちらの投稿は削除されていない。
テレビテロップ編
- 「全てを胸の欅に込めて」
- 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走での誤植で「襷(たすき)」の所が「欅(けやき)」と書かれている。
- 「岐阜県未納加茂市」
- 「震度8」
- 地震速報での誤植で正しくは「震度3」
- 「名古屋 はえ」
- 「ホーケースラッシュ」
- 「愛棒のピカチュウ」
- 2011年9月8日放送のポケットモンスター ベストウイッシュ第46話の字幕にて、「相棒のピカチュウ」と表記するところを誤植してしまった。漢字を1文字間違えただけでサトシとピカチュウの友情が愛情、下手するとアッー!な関係だと誤解されそうな表現になってしまったが、無論サトシとピカチュウの間にそんな不健全な関係は一切ない。
- 「あんなアホいない」
- 2019年8月4日放送のフジテレビ『Live News it!』にて、京都アニメーション第1スタジオ放火事件の犠牲者である武本康弘について、同級生の男性に取材した際、男性が「あんな天才いませんよ」と発言した際、テロップが「あんなアホいない」となっていた。フジテレビは同日の番組内および夜のニュース番組で訂正、謝罪した。取材スタッフが手書きのメモをテロップ作成スタッフに渡した際、字が乱雑であったため「天才」と「アホ」を取り違えてしまったためという。
- 「北海度」
- 「濵田崇裕(当時20歳)」
- 2020年9月10日放送のNHK『浪花から未来へ-ぼくらが駆け抜けた夏 2020-』でのテロップミス(10月7日放映の全国放送版では修正済)。正しくは「藤井流星(当時15歳)」。この誤記のせいで、濵田のみデビュー前の写真が放送されずに、藤井のデビュー前の写真が2度流れることとなった。
- 「千葉県舞浜市」
交通編
- 「北干住駅」
- 「喜多方ラーメン 郡山行」
- 会津若松駅の電光掲示板にての誤表記。「喜多方ラーメン 15:25 郡山 1(番線)」と約30分間、表示された。
- 「行き止まり The End」
- 「小樽港 Otaru Poot」
- 「下川 Shinkawa」
- 名寄市の道道に設置されている案内標識の誤植。正しくは「Shimokawa」
その他
- 「クッキーを燃いてくれ」
- 大塚愛「さくらんぼ」
- 歌詞に複数の誤字がある。
- 「日本は反省しる!」
- 「出川哲朗氏お別れ会」
- 「太陽出版」
- 正解に関しては、関連イラストを参照の事。良く間違えられるという事で、がんばれ小傘さんでネタになった。
- 「リラックマパンケーキはみちつ&マーガリン」
- 菓子パンの包装で存在した誤植。食品にあまりにもふさわしくない言葉になってしまった。正しい表記は「はちみつ」(蜂蜜)。
- 「Takami Kanan」
- Aqours_5th_LoveLive!の会場限定ガチャの景品(アクリルストラップ)であった誤植。「Matsuura Kanan」(松浦果南)が正しい表記なのだが、なぜか「高海千歌」の姓に変わっていた。公式サイトでは正確な表記のサンプル画像が掲載されているため、製造のためのデータ入稿の段階でなんらかのミスがあったと見られる。その場で回収・返金も行われたが、実際に申し出る人は少なく、むしろレアグッズとして価値が高まった。
- 「岡田貫正国」
- 「LAGAR」
- 「中里町雪国はつらいよ条例」
- 「Thou shalt commit adultery(汝、姦淫すべし)」
- 1631年イギリス刷の聖書にて起こった、誤植の代表例にして世紀の大誤植。通称「姦淫聖書」。モーセの十戒の一つである「Thou shalt not commit adultery(汝、姦淫するなかれ)」のnotが誤植で抜け落ちてしまったため、真逆の意味となってしまった。当然こんな聖書が許される訳もなく印刷者は投獄の後獄死、姦淫聖書は破棄された。現在は約20部ほど現存しているという、ある意味お宝である。
- 「入管は聡を知れ」
- 「ボルシャック・ヴォルジャアク:パワー(攻撃力)11500」
- デュエル・マスターズのカードにおける誤植。正しいパワーは11000。わずか500でもTCGにおいてはバトルを左右してしまうケースも存在するため、タカラトミーも緊急でテキスト不備に関するお詫びを出している。間違ったパワーの11500の数値に関してざっくり説明すると、パワー対決で勝つ場合、出すべきユニットのカードの数値は12000でなければいけないのだ。
- 「無上」の頂天 シャングリラ・フロンティア
- デュエル・マスターズのカード買取情報における誤植。正しい名称は「シャングリラ・ファンタジア」。検索予測でも「シャングリラ」と打つと、もれなくフロンティアが上なので仕方がないというべきなのか……。なお、シャングリラドライブと言うゲームもあるが、こちらは誤植されていない様子。
- FUNISH
- 戸倉千代子
- 歌手島倉千代子が1949年に出したレコード「お山のお猿」の歌手名表記。レコード会社の社員のミスによる誤植とされている。そのため、「島倉千代子」としてのレコードデビューは1955年の「この世の花」となっている。
- ジュース三本
番外編
- 「ダメだ……もう直らない!!」
- ダイの大冒険の台詞。実は誤植ではなく重要な伏線を示す台詞だったのだが文庫版では「ダメだ……もう治らない!!」と修正されてしまった。
関連イラスト
見てもらった方が早い。
上記の誤植にある「太陽出版」のアンサー4コマ。
関連タグ
VOW:誤植ネタを扱うコーナーで有名。
ファミ通:読者コーナー「ファミ通町内会」でも誤植ネタを扱うことがある。また、同誌の攻略本にも誤植が非常に多いことでも有名。
ゲーメスト:誤植が非常に多いことで有名だったアーケードゲーム雑誌。
前野蜜也、syamu_game:やらかしたことの一つに盛大な誤植の数々がある。
ホンソメワケベラ:もともとは「ホソソメワケベラ」と言う名称で発表される予定だったが、「ソ」が「ン」に間違われ定着した。
ゴキブリ:もともとは「ゴキカブリ」と言う名称で図鑑に掲載予定であったが、「カ」が抜け落ちてこの名称が定着した。
四方田犬彦、矢野健太郎、うすた京介:誤植をそのままペンネームにした人物。四方田は「丈彦」、矢野は「建太郎」のつもりだったが誤植され、そのまま使い続けた。うすたは卓上のウスターソースに因んで「うすた宗介」名義で応募したところ、誌面で「宗」を「京」と誤植される。それでも「誤植だけどせっかく受賞した名前だし」ということで、以降の正式なペンネームとしたというエピソードがある。
古川登志夫:誤植を芸名にした人物。本人によれば若い頃俳優として出演した『新・平家物語』で名前を間違われ、そのまま定着したとのこと。
土谷鉄平:やたらと誤植やスコアボードの誤表示、写真などの掲載ミスに見舞われる機会が多かった。
ラーメン二郎:元々は「ラーメン次郎」の店名であったが、店舗移転の際に新しく掲げた看板の文字が間違われており、そのまま「二郎」に改名した。
契約更改:ほぼ毎年のようにタイプミスを始めとした誤植が発生している。
ドラゴソ語:香港のプラモデルメーカーであるドラゴンモデルズの日本語版説明書やパッケージにおける誤植の通称。正しく組み立てるには本来の表記を推理する手間と読解力が試されるほど誤植が非常に多かったが、現在は大幅に改善されている。
インピオ:子供同士のセックスを表すネットスラングだが、元々はインポのタイプミスがきっかけで定着した。
スカッとする話∶時折セリフの吹き出しや語りの字幕スーパーに誤植が見られる。
外部リンク
誤植 ニコニコ大百科>数字を間違えて非現実的になったニュース一覧
最後に
ゴジダツ爺:妖怪ウォッチ3に登場した妖怪。くれぐれも自分達の誤植を「妖怪の仕業」と思わず、確認作業をする事を忘れないで欲しい。もしも、その作業を怠ると、この大百科に載ってしまうような誤植が生まれるのかもしれない……。