まそっぷ!
人間だもの。ちょっと打ち間違える事だってあるよね。
……というレベルではないものもあったりする。
曖昧さ回避
表記ではなく認識の誤りである誤謬(ごびゅう)とは異なります。
概要
誤植(ごしょく)とは、誤字の一種で、本、新聞、チラシといった印刷物上の字や記号類の誤りのこと。ただ、印刷物上のものであっても手書き(手描き)の文字(たとえばマンガの擬音など)の誤りなど誤植と呼ばれない誤字もある。
元々は活版印刷における植字の誤りの事だったが、現在ではタイプミス由来のhtml、eメール、ゲームソフトなどの電子データ上のテキスト間違いも誤植と呼ばれている。これらは厳密には誤植よりも「誤入力」「誤記述」等とするのが適切かもしれないが、混同されている、あるいは区別する程の必要性を多数には認められていないのが実情だろう。
誤植によって例えばシリアスな場面でこれがあった場合、台無しになる上に珍妙すぎて後々語り継がれてしまう事も。なお、絶対に誤植が許されないとされるものとして、例えば薬学書における配分量の数値は誤植で間違った表記だととんでもない事態を招く為チェックは厳しいとされている。
pixiv、同人誌における二次創作ではよく作品中の有名な誤植をネタに使ったものも見受けられ、そういった誤植ネタを扱ったイラストや、他の意図的・無意識を問わず、誤字を含むイラストにこのタグが付けられる。なお、誤植と誤字の混同ゆえか誤植タグよりも誤字タグの方が相応しいようなものも含まれている。
いろんな誤植
特撮編
- 「M78星雲」
- ウルトラシリーズに登場する架空の星雲だが元々は「M87星雲」と言う名だったが誤植がそのまま定着、公式化してしまった。
- 「ペルミダー2世」
- 「毒バチ獣人」 → 「ハチ獣人」、「ガニガニガンニー」 → 「ガニガンニー」
- 「仮面ライダーケタック」
- 仮面ライダーカブト公式HPに載った誤植で正しくは仮面ライダーガタック。ちなみにガタックとは別に仮面ライダーケタロスも同作の劇場版に登場する。
- 「どうしても立て替えを遂げるつもりか?」、「7020キロ」
ゲーム編
- 「俺は、命を掛ける事が遣らさせられたのに」
- 「夏候惇、なせ降参しない?」
- 三国戦紀2(2+)での「夏候惇を降参させる」を選択時の台詞。
- 「みんな、突っ込め?」
- 三国戦紀2の6面開幕の台詞。
- 「生命の水をやるから、もう一回、俺とせおう!」
- 三国戦紀2+での倒れたチョウコウに神濃古水を与えた時の台詞。
- 「悟空は取経の足引張りとならないように、」
- 西遊釋厄傳2の6面偽悟空ルート解説の台詞。
- 「唐僧一行は水中に閉じ込められいた。」
- 西遊釋厄傳2の6面獅子ルート解説の台詞。
- 「仲間たちたちに別れを告げ」
- 西遊釋厄傳2公式ページのキャラ紹介の紫衣の解説文。
- 「KONMAI」
- ゲーム会社「KONAMI」(コナミ)揶揄して呼称する時に使われる事もある。
- 「女の子(おとこのこ)」
- ポケットモンスターブラック2・ホワイト2に登場する女の子の誤表記。
- 「てったいしなければ ならかった」
- ファミコン版ファイナルファンタジー2のオープニングでの誤植、Ⅰ・Ⅱカップリングは「てったいしなければ ならなかった」と修正され、のちのリメイク版は「てったいを よぎなくされた」に変更。
- 「せんせんこうげきのマテリアを手に入れた!」
- ファイナルファンタジー7で「せんせいこうげき」のマテリアを入手した時のメッセージ。
- 「プレミアムハードを手に入れた!」
- ファイナルファンタジー7で武器である「プレミアムハート」を入手した時のメッセージ。
- 「いのちがほしくば」 → 「いのちがおしくば」、「川を渡るには水雲が必要だ」 → 「川を渡るには水蜘蛛が必要だ」、「ジューザ」 → 「ジュウザ」、他多数
- SFC北斗の拳5より、特に「づ」と「ず」の間違いが多い。
- 「ガハハハ!まったく勝負たならんわ!」
- ファイトフィーバーのゴルリオの勝ち台詞。
- 「十字(じょうじ)」、「決(けっ)めた」
- 「メジャー Wii パーフェクトクローザー」の説明書。
- 「テコンドーをヨーロッパに広げるまで負けるわけるわけにはいかん。」
- ファイトフィーバーのロッペンハイマーの勝ち台詞。
- 「凛として咲く花のごとく」
- 「beatmaniaIIDXEMPRESS」へ移植された時の曲名表示。正しくは「凛として咲く花の如く」である。さすがに次回作では修正されたが…。
- 「気のがするじゃなくて、祝福してくれますよ。…みんな。」
- ルーンファクトリーの結婚式にあった誤植。
- 「一見好青年だが、実は同性に対してお色気全開」
- ボーイフレンド(仮)の登場人物である「西園寺蓮」のキャラクター紹介文。
- 「All your base are belong to us」
- シューティングゲーム「ゼロウィング」のオープニングに表示された英文でいわゆるEngrish。
- 「17歳の誕生日だった」
- FPS「ヘビーファイア アフガニスタン」オープニングでの誤植。台詞は「It was my seventh birthday...」と喋ってるのに字幕では10歳ほど年を取ってしまった。
- 「源頼光(Fate) CV:田中理恵」
- Fate/GrandOrderにおける誤記で正しいCVに関してはネタバレの関係もあるので該当の大百科ページを参照の事。
- 「想像できないほどタイタンな一面」
- 伊25(アズールレーン)の公式紹介にあった誤記。Twitterのリプライには進撃の巨人や某FPSの歩行兵器、マツダのトラックなどが並ぶ騒動に発展し、「タイタン」が彼女の愛称として定着してしまった。
- 「お部屋をお連れします」
- 「うまんい」
- 「んんんんー、許るさーん!! 私の遊びを邪魔しおって!!」
- 「新玉みかん」
- 「ヒューゴゴ」
- スーパーロボット大戦MXのポータブル版にあった追加シナリオで名前を誤植されてしまった、本名は「ヒューゴ・メディオ」。それとは関係ないが生スパロボチャンネルにて寺田プロデューサーからも「ヒョーゴ」と名前をネタにされてしまった。彼は主人公なのだが……。
- 「プルトニウム貨幣」
- ダンジョンズ&ドラゴンズにおける和訳のミス。
- 「もろちん」
- 逆転裁判2の主人公である成歩堂龍一の選択肢に登場する誤植「→もろちん、尋問する」。選択肢に「もちろん」という用語があるのはGBA版限定のようで移植版は修正されている。
- 「UNITIA 神託の使途×終焉の女神」
マンガ編
- 「もろちん」
- 「あなたを犯人です。」
- 「何をするだァーッ」
- ジョジョの奇妙な冒険第1部のジョナサン・ジョースターの台詞で雑誌では「何をするんだ」だったが、単行本の方で誤植したという珍しい例。ジョジョ1部を代表する誤植であり、長らく修正されなかったためファンの間での認知度は高い。
- 「やかましいッ!うっおとしいぜッ!!おまえらッ!」
- ジョジョの奇妙な冒険第3部の主人公空条承太郎の台詞でシンガポールで別れたはずの家出少女とインド―パキスタン国境付近で再会し、「旅につれてって」と強請って車内で騒がしくなり怒り叫んだ言葉。単行本にて修正された。
- 「このままではまずい…跳ね返さなくてな…アヴドゥル…イギー…おれに勇気をくれッ」
- ジョジョの奇妙な冒険第3部のポルナレフの台詞でポルナレフがDIOと対峙した時、不安や恐怖を抱えてしまいそれを払拭する為に心の中で気合いを入れるシーンでの誤植。単行本にて修正。
- 「うぬぬほ…北斗神拳であるがゆえに」
- 「俺様ときたらおちんこでるらしいんだぜ」
- 花とゆめ プラチナ増刊の漫画「おまけの海藤家」での誤植。正確には「俺様ときたらおちこんでるらしいんだぜ」
- 「確かみてみろ!」
- ゲーメストで連載されていた「STREET FIGHTER III RYU FINAL -闘いの先に-」の最終回にあった伝説の誤植。コミックス版では修正されている。
- 「さやかあちゃんにひとりぼっちになってほしくなくて」
- 「魔法少女まどか☆マギカ」単行本第2巻での誤植で鹿目まどかが美樹さやかに言った言葉。単行本では修正されている。
- 「瀬川おかぷ」
- 「だぜ!」
- 「お体に触りますよ」
- 「NARUTO」においての誤植で本来「障りますよ」と表記する部分なのだが「触りますよ」としてしまった事で別の意味へとかわってしまい二次創作的な意味でも大きな話題になった。
- 「メメクラゲ」
- 「村沢守」
- 「アメレオン座」
- 「まそっぷ」
- ギャグマンガ日和におけるストーリーの一つであるソードマスターヤマトで誤植そのものをネタにしており、「まそっぷ」以外にも意図的どころか最早わざととしか思えないレベルの誤植が多数出てくる。
- 「ついにやって来たわに!」
- 「ガールズ&パンツァー」のスピンオフ漫画「ガールズ&パンツァー フェイズエリカ」の予告にて生じた誤植。
- 「ストライク バッターアウ!」
- 「向かうなら束がいい」
- HUNTER×HUNTERにてネオンの占いで書かれた未来予知の詩を団長がくちずさむシーンがありその一節が「向かうなら束がいい」と誤植され、それはそのままアニメ(1999年版)でも放送された。正しくは「東」なのだが「束」に見えない事も無い。
- 「逸脱するのは3次元だけにしときな」
- さよなら絶望先生での誤植で正しくは2次元。
- 「MEGANYURA」
- 風都探偵での誤植で正しくはMEGANEURA。
- 「リョウ・ナガサキ」
- 「金田一少年の事件薄」
- 「殺んだので」
- 暗殺教室第41話での誤植。正しくは「転んだ」なのだが、題材が題材なだけに「殺んだ」でも違和感が無く、作者曰く「誤植が好評なのは複雑な心境」とのこと。コミックス版では修正されている。
新聞編
- 「北海道でインド5強」
- 2004年12月14日の毎日新聞にて。正しくは「震度5強」。
- 「恐怖!木戸ビグ・ザム」
- 北海道新聞のテレビ欄にて機動戦士ガンダム36話のサブタイトル「恐怖!機動 ビグ・ザム」の誤植。
- 「白滝」
- 最強ロボダイオージャの40・41話サブタイトル「白竜」は放送時に一部新聞で「白滝」と誤植された事がある。
- 「国王崩壊」
- 新機動戦記ガンダムW放送当時の新聞のテレビ欄にて36話のサブタイトル「王国崩壊」の誤植。
- 「殴られ重体の老人死ね」
- 1989年の上毛新聞での誤植で問い合わせや抗議が殺到した。正しくは「殴られ重体の老人死ぬ」
- 「中山美穂」
雑誌編
- 「ザンギュラのスーパーウリアッ上」、「インド人を右に」
- 誤植を語る上で避けては通れないゲーム雑誌「ゲーメスト」はこれの他にも数々の誤植を生み出す。
- 「松平」
- 「天任堂」
- 「ニンドリ」は昔から誤植の多いゲーム雑誌で「任天堂」の名前を間違える、プレゼントキャンペーンに全く違う所に繋がる電話番号を載せたりとして読者からも度々ネタにされ、ついには「ゴショッカー」なるキャラが誕生したことも。
- 「このみ たしけ」
- 「あ、こう見えて彼氏いない歴17年よ!」
- 高校一年生の某スクールアイドルの自己紹介から。プロジェクト初期なのでおそらく三年生と混同した結果こうなった。ちなみに母親の中の人も17歳(教)。
- 「戦国無双BASARA3宴」
- 「週刊ファミ通」であった誤植で正確には「戦国BASARA3宴」。ファミ通は昔から誤植が有名だが、その中でも特にひどい誤植の一つ。
- 週刊ベースボール
- 別冊宝島
- 同じくイージーミスが多い。
- アニメック
- 全国から新聞や雑誌の様々な誤植を募集していた専門コーナー「××(チョメチョメ)コーナー」があった。上記の「木戸ビグザム」や「白滝」の他にも「ミンスキーモモ」「モンキーモモ」など言った様々な爆笑誤植が紹介された。
攻略本編
- 「幼虫ポケモン」
- デジタルモンスターVer.3 最強データブックより。デジモン関連は書籍、アニメ、ゲーム、公式サイト問わず誤植が有名だが、その中でも特にひどい誤植の一つ。
ネット編
- 「Paly Station Store」
- 「テイルズオブゼスティリア」のアリーシャを主人公にした追加シナリオ「瞳にうつるもの」の発表時の際にあった誤植(但し、すぐに修正された)。
- 「PlayStasion3専用ソフト」
- 「太平洋の嵐 ~戦艦大和、暁に出撃す!~」の公式サイトであった誤植で正確には「PlayStation3専用ソフト」(現在は修正されている)。
- 「オジリナル」
- 「アフガン航空相撲」
- 元は「アフガン航空相撲殺」。日本には「航空相」と言う役職がないため起きた「読み間違い」。
- 「アイシン精子工場」
- 2016年5月30日、ロイターの記者白木真紀がやらかしたミス。アドヴィックス刈谷工場の爆発事故の第一報で「アイシン精機子会社」と書くべきところを「機」の字を省略してしまった。
- 「濃縮イラン」
- 2017年1月11日に突如飛び出た新世代の雄。しかもやらかしたのがウォールストリートジャーナル日本版で3日以上経っても修正の気配が見られないという完全な放置状態に陥っている。もちろん元は濃縮ウラン。
- 「艦こけ」
- 「自作予防」
- 「麻生大神」
- 正しくは「麻生大臣」。
- 「ドラマチックカード」 → 「ドラマティックカード」、「デュエルマスターズ」 → 「デュエル・マスターズ」、
- 「集団的自衛店」 → 「集団的自衛権」、「いらっしぃます」 → 「いらっしゃいます」 等々
- 「山本56」
- 「29日 午後4時18分より国道40号ばばばばばばえおうぃおい~べべべべべべべべべえべえええべえべべべえ(9.9km)で通行止を実施しています」
テレビテロップ編
- 「全てを胸の欅に込めて」
- 第94回東京箱根間往復大学駅伝競走での誤植で「襷(たすき)」の所を「欅(けやき)」と書かれている。
- 「岐阜県未納加茂市」
- 「あたしンち」のお母さん川柳で盛大にやらかした誤植で正しくは「美濃加茂市」。放送当時、政治家や芸能人の年金未納が芋づる式で発覚し、社会問題となっていた。
- 「震度8」
- 地震速報での誤植で正しくは「震度3」
- 「名古屋 はえ」
- 「北海度」
- 「濵田崇裕(当時20歳)」
- 2020年9月10日放送のNHK『浪花から未来へ-ぼくらが駆け抜けた夏 2020-』でのテロップミス(10月7日放映の全国放送版では修正済)。正しくは「藤井流星(当時15歳)」。この誤記のせいで、濵田のみデビュー前の写真が放送されずに、藤井のデビュー前の写真が2度流れることとなった。
その他
- 「クッキーを燃いてくれ」
- 尾崎豊の曲『Cookie』の歌詞カードでの誤植。正しくは「クッキーを焼いてくれ」。
- 「日本は反省しる!」
- 「出川哲朗氏お別れ会」
- 「太陽出版」
- 正解に関しては、関連イラストを参照の事。良く間違えられるという事で、がんばれ小傘さんでネタになった
- 「北干住駅」
- 「喜多方ラーメン 郡山行」
- 会津若松駅の電光掲示板にての誤表記。「喜多方ラーメン 15:25 郡山 1(番線)」と約30分間、表示された。
- 「リラックマパンケーキはみちつ&マーガリン」
- 「高海果南」
- Aqours_5th_LoveLive!の会場限定ガチャの景品であったとんでもない誤植で「松浦果南」(Matsuura Kanan)が正しい表記なのだが、「高海千歌」の姓(Takami Kanan) へ変わっていたのである。
- 「岡田貫正国」
- 「LAGAR」
- 「中里町雪国はつらいよ条例」
- 「行き止まり The End」
関連イラスト
見てもらった方が早い。
上記の誤植にある「太陽出版」のアンサー4コマ。
関連タグ
文字 テキスト 誤記 誤字 誤変換
赤文字シリーズ イメージレスポンス イメレス
みんなのトラウマ 公式が病気 風評被害
VOW:誤植ネタを扱うコーナーで有名。
前野蜜也:やらかしたことの一つに盛大な誤植の数々がある。
ホンソメワケベラ:もともとは「ホソソメワケベラ」と言う名称で発表される予定だったが、「ソ」が「ン」に間違われ定着した。
ゴキブリ:もともとは「ゴキカブリ」と言う名称で図鑑に掲載予定であったが、「カ」が抜け落ちてこの名称が定着した。
うすた京介:卓上のウスターソースに因んで「うすた宗介」名義で応募したところ、誌面で「宗」を「京」と誤植される。それでも「誤植でも受賞した名前だからといいか」として、以降の正式なペンネームとした。
外部リンク
「LAGAR」ではなく「LAGER」 ファミマ共同開発のビール「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」スペルミスで発売中止に(ねとらぼ)
スペルミスで発売中止の缶ビール、一転発売へ 発売を切望する声などを受けて(ねとらぼ)
最後に
ゴジダツ爺:妖怪ウォッチ3に登場した妖怪。くれぐれも自分達の誤植を「妖怪の仕業」と思わず、確認作業をする事を忘れないで欲しい。もしも、その作業を怠ると、この大百科に載ってしまうような誤植が生まれるのかもしれない……。