イリューシン
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いりゅーしん
ロシア連邦の航空機製造会社
S・V・イリユーシン記念航空複合体(エス・ブイ・イリューシンきねんこうくうふくごうたい、ロシア語:Авиационный комплекс имени С. В. Ильюшина、読み:アヴィアツィオーンヌィイ・コームプリェクス・イーミェニ・セルギェーヤ・ヴァスィーリイェヴィチャ・イリユーシナ、英語:Ilyushin)は、ロシア連邦の航空機製造会社。ソ連時代にはS・V・イリユーシン記念試作設計局と呼ばれており、そのせいか日本ではイリユーシン設計局の通称で知られている。
1933年1月に設立されたイリューシン設計局は、戦闘機・爆撃機・輸送機といった様々な機種の製造・開発に取り組む事でソ連の航空技術を発展させた。第二次世界大戦時にはDB-3・対地攻撃機(シュトゥルモヴィーク)ことIl-2などの機体を生み出し、ソビエト連邦軍の勝利に大きな貢献を果たした。終戦後は旅客機・輸送機の開発が中心になり、Il-14・Il-76といった、ロシアを代表するような航空機を数多く製造してきた。
1991年12月にソ連が崩壊した後はS・V・イリユーシン記念航空複合体となり、これまで設計局の下で航空機を製造してきたヴォロネジ航空機製造合同(VASO)と共にイリューシン会社を設立した。2014年5月の法改正を受けて公開株式会社から公共株式会社に移行し、現在はロシア空軍・アエロフロートを始めとする旧共産圏の国々に航空機を提供している。
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