解説
2002年10月18日、ゲームボーイアドバンスにて発売された『逆転裁判』のシリーズ2作目。CERO:A。
ニンテンドーDS版も発売されており、3DSのゲーム『逆転裁判123 成歩堂セレクション』等では、ゲーム内に収録された三作品のうちの1つとしてプレイが可能となっている。
ゲームシステム
今作の《探偵パート》では、新たなるゲームシステム《サイコ・ロック》が登場。『ココロに抱える“ヒミツ”』の存在が『錠前』という形で確認できるようになっており、真相に迫るにあたり、証人と対決してその“ヒミツ”を聞き出すことが重要となってくる。
その他、《探偵パート》での目の前の話し相手や、《法廷パート》で尋問中の証言に対して、関係者データのつきつけが可能となり、ゲームでの選択肢の幅がさらに広まっている。
また、前作ではミスは5回までの回数制になっていたが、本作ではゲージ制となっており、普通の尋問では減少量も少ないが、場面によっては一度のミスで半分以上ゲージが削られたり、ゲージを全て失う箇所(いわゆる即死)も存在する。
エピソード
時系列としては、『無印(蘇る)』から約1年後とされており、第1話が2017年の出来事として語られている。
『2』開始以前より発生した“検事・御剣怜侍の失踪”をキッカケに、御剣への“憎しみ”に燃える弁護士・成歩堂龍一と、成歩堂への“復讐”に燃える検事・狩魔冥との戦いが繰り広げられる。作中の登場人物たちはその戦いを経て、弁護士や検事、そして法廷のあり方についていま一度考えていくこととなる。
- 第1話 失われた逆転
9月6日、婦人警官の須々木マコが恋人を殺害した無実の罪で逮捕されてしまう。
一方、彼女の弁護士・成歩堂龍一は消火器に頭をぶつけたことにより、記憶喪失となってしまう。不安を抱えた状態で裁判にのぞむ成歩堂であったが、体に染み付いた自身の感覚を頼りに事件の真相を明かしていく。
- 第2話 再会、そして逆転
第1話から遡って2か月前の6月19日、外科医・霧崎哲郎の依頼によって、霊媒師の綾里真宵による霊媒が執り行われようとしていた。しかし、交霊中に依頼人が殺害されてしまい、真宵に殺人の容疑がかけられてしまう。成歩堂は真宵を救うべく、担当弁護士として法廷に立つ。
- 第3話 逆転サーカス
12月27日、タチミ・サーカスの団長・立見七百人殺害容疑で、花形スターのマックス・ギャラクティカが逮捕される。成歩堂は彼の弁護士として事件の調査を進めていくのだが、そこに空中飛翔する謎の犯人の影とともに、半年前の悲しい事故が浮かび上がっていく。
- 第4話 さらば、逆転
3月20日、アクションスター・藤見野イサオの殺害容疑でライバル関係にあったアクションスター・王都楼真悟が逮捕される。そして、“コロシヤ”を名乗る謎の人物によって綾里真宵の“営利誘拐”が発生。誘拐犯から成歩堂に「真宵のイノチ」と引き換えに「容疑者・王都楼真悟の無罪判決」の要求が届く。成歩堂は事件の真実を解き明かしていくうちに、やがて自身の《弁護士》のあり方について、一つの大きな決断の“選択”を迫られることになる。
登場人物
成歩堂龍一‥‥主人公。熱血弁護士。
綾里真宵‥‥霊媒師。成歩堂の助手。
綾里春美‥‥霊媒師。一部エピソードで成歩堂と共に行動。
糸鋸圭介‥‥おなじみ所轄署の殺人事件担当の刑事。
狩魔冥‥‥今作のライバル検事。
御剣怜侍‥‥検事。『2』開始以前に失踪。
サイバンチョ‥‥おなじみ成歩堂が立つ法廷の裁判長。
他登場人物は逆転裁判・逆転検事シリーズキャラクター一覧まで。