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概要編集

CV:外波山文明(ゲーム版・特別法廷)、樋浦勉(アニメ版)

演:柄本明(実写映画版)


不思議で不気味な法の番人編集

逆転裁判シリーズの舞台となる地方裁判所の裁判長。年齢不詳。身長170cm。

本名は不明であり(『2』の1話成歩堂と名刺交換をしているが、達筆すぎて読めない)、ゲーム中では裁判長とのみ呼ばれる。巌徒海慈からは「チョーさん」と呼ばれている。

GBAやDSはメッセージウィンドウの名前欄に字数制限があったため、6文字で「サイバンチョ」と表記されている(なお、『1』・『蘇る逆転』では「サイバンカン」という表記。即ち、字数制限に引っかかる名前にわざわざ変えている)。

しかし、3DS作品から「ストーリーテラー」(レイ逆)や「ポットディーノ」(逆転裁判6)という6文字をオーバーする名前のキャラクターが登場し、字数制限はほぼ廃止されていった。

にもかかわらず引き続き「サイバンチョ」と表記されているため、このことからスタッフの間でもファンの間でも「サイバンチョ」は「逆転裁判の裁判長」を意味する固有名詞として定着していることが分かる。

Pixivでも、一般名詞の裁判長と区別するため、このタグがついている。


『1』~『6』のほぼ全ての話に登場。

『検事』でもゲスト出演したが、『検事2』でシリーズ皆勤を逃した。

年齢不詳であり、時系列的に一番古いエピソードとなる「DL6号事件」(2001年)のころから裁判所に勤めている。

登場する最も古いエピソードは『検事』の第4話(2012年)。

それから15年以上の歳月が流れた『6』(2028年)でも未だ現役だが、外見が少しも変わっていない。


豊かな白髭と禿頭が特徴。外見は威厳溢れる老人なのだが他人の意見に左右されやすい性格で、シリーズを重ねるごとにお茶目な好々爺といったイメージが強くなっている。

総じて検察側にひいきをすることが多い。弁護人に対しては些細なこともすぐ注意するのに、検察が暴走行為をしてもなぜか注意しない。また、検察の仮説は何の疑いもなく受け入れるのに、弁護人の立てた仮説には証拠を求めてくる。

巷では判決をコロコロ変える様から“移り気で浮気な裁判長”、それでも最終的には正しい判決を下す事から“フシギでブキミな裁判長”とも呼ばれてるらしい。正しい判決かどうかは神の視点でないとわからないので作中の人物が「正しい判決」と言うのは無理があるが。それに正しい判決を出せているのは弁護人が真相を見抜いたからであって、そうでなければ間違った判決を下していた可能性が高い。

歳のせいかかなりボケており、裁判中は弁護側や検察側を唖然とさせるような言動を見せる。

英語などの横文字に弱く、デジタルカメラやパソコンなどの最新機器にも非常に疎い。

マキシミリアン・ギャラクティカ殺人容疑で逮捕された事件の裁判では、本来であれば本名の「山田耕平」で呼称すべき所を「その方が親しみやすいだろう」と特例措置としてステージネームのままで呼んでいた(尤もマックスに有罪判決を言い渡す場合は本名を読み上げており、この事からも「犯人と見做した相手への容赦の無さ」が垣間見える)。


子供の頃から通信簿に「耳がとほく、聞きちがひをする」と書かれるほどのオッチョコチョイ。

また、証人や検事の威圧的な態度にビビったり、美人な証人を見るなり無罪にしようとしたりと裁判の責任者として問題のあるような行動もちらほら。

しかし、最終的にはしっかり正しい判決を下してくれるため、弁護士や検事からの信頼は厚く、『検事2』では御剣怜侍から「私が知る中で最も偉大な裁判官」と評されている。

上記の流されやすい一面も、柔軟に意見を受け入れる器量や能力と見れば、裁判官としての彼の適性とも解釈できる。


家族編集

裁判官の弟がおり、兄が出席している以外の法廷、もしくは兄が不在の時は彼が代理を務めている。また、マキシミリアン・ギャラクティカのファンである孫のこともしばしば話題にする。


余談編集

北米版での名前はそのままJudge。劇中では敬称として「Your Honor」と呼ばれるが、狩魔豪に相当するManfred von Karmaからは「Judge」と事実上の呼び捨てをされている(両者の違いをあえて和訳するなら、「裁判長殿」「おい裁判長」くらいの違いか)。


実写映画版では頭が禿げておらず、ボケをかますこともない。


上記の人物以外のサイバンチョ編集

逆転裁判シリーズで「サイバンチョ」と言ったら上記の人物だが、物語の舞台が異なる作品にも裁判長は存在し、その際にはやはり「サイバンチョ」と表記される。


レイトン教授VS逆転裁判編集

第1話では、イギリス法廷の裁判長が登場する。太めの中年男性で、イギリスの裁判官らしくかつらをかぶっている。


また、彼とは別に、ラビリンスシティにて魔女裁判を執り行う裁判長が登場する。

こちらはシリーズおなじみの裁判長(日本)にそっくりで、声優も同じ外波山文明だが、口調も乱暴になっており、エンディングを見るに別人のようである。


大逆転裁判編集

日本側では、大審院法廷の裁判長が登場する。

姿はまるで閻魔大王のようである。

名前は慈獄政士郎


英国側ではオールドベイリー(中央刑事裁判所)の裁判長が登場。

太めの男性でかつらをかぶり、驚くとかつらがずれる。


逆転裁判6編集

クライン王国法廷の裁判長が登場する。外見は裁判長(日本)に似ているが別人で衣装や髭の形が異なっている。

木槌も鳴る音が異なっている。

驚くとクライン語で「ポルクンカー!」と叫ぶ。姫巫女レイファや有罪立証をする検事をほめ称えている(これは弁護士に対する忌避感の強いクライン王国では仕方ない事と言えるが)。

恐ろしく職務へのやる気がかける人物で「習い事があるから」という理由で裁判を終わらせようとしたり長年裁判がすぐに終わったことから尋問の仕方を覚えてないシリーズ屈指の問題児では有るが、被告人の無実が立証されればちゃんと無罪判決言い渡すなど、こんなのでも他のクライン国民に比べれば相対的に柔軟かつ公平さを持っている人物ではある。


モンスターハンターダブルクロス編集

同じカプコンのゲームのキャラとして、名前のみ登場。

『逆転裁判』シリーズとのコラボクエストである、闘技場でのドスギアノスG級個体の2頭クエストをニャンターたちに依頼してくる。


関連イラスト編集

サイバンチョSAIBANCHO


関連タグ編集

逆転裁判 裁判長

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