概要
第1話「逆転の異邦人」に登場人物するキャラクター。36歳。
ロン毛にV系アーティストのようなフェイスペイントが特徴のクライン王国の僧侶で、「ジーイン寺院」の住職。一人称は「私」。
クラインの民族楽器「ダマラン」の弾き手であり、事件当日は奉納の舞の演奏も担当していた。故郷はヨーロッパだが信仰心が強い分、少し仰々しい印象を受ける。
ボクトの犯行を裏付けるために証言台に立ち、姫巫女・レイファの《御霊の託宣》を破り勢いに乗る成歩堂を相手に歌に乗せて証言する。
名前の由来は恐らく「ぽっと出のニワカ」。クライン王国の住職にしてはあまりにも酷すぎるネーミングセンスであるが…?
関連タグ
ボクト・ツアーニ ミーマ・ワルヒト レイファ・パドマ・クライン
以下ネタバレ注意
敬虔な僧侶の裏の顔
「俺の信仰心を疑うとは‥‥それだけは絶対許せねぇ!」
第1話冒頭の時点でバレバレだったが、この事件の真犯人。といってもボクト以外に容疑者がポットディーノしかいないので必然と真犯人となるのだが、変貌が第1話でも歴代最短であり、窓から見ていたと証言するも、雨戸が閉まっていた事実を知らなかったため、一気に容疑者として疑われた。
実は半年前にクラインに引っ越してきたばかりで、僧侶の癖にクライン文字を読むのが苦手で、いつもは他の僧侶に翻訳してもらっていた(それを聞いた成歩堂は『それでよく住職が務まりますね』とつっこんだ)。
まさに、名前の元ネタ通り『ぽっと出のニワカ』でありああ見えて的を射ていたのだろう。
秘宝の盗難、及びミーマ・ワルヒトの殺害の犯人として告発されて本性をあらわすと穏やかそうな雰囲気から一変、一人称が「俺」に変わりどこからともなく巨大なスピーカーを召喚、ヘビメタ風の荒々しい性格になり、成歩堂だけでなく、ポットディーノを先生と呼び慕うクラインのサイバンチョすらその変貌に愕然した(一方、観衆は何故か大歓声。いくら弁護士を敵視しているとはいえそれでいいのか?)。
しかもダマランにアンプを繋げるとエレキギターのような音が鳴り響くという謎仕様までついてきている。
また、逆転裁判シリーズでは喋る際に「ポポポ」というSEが鳴る(4発売前の特別法廷でもネタにされた)のだが彼のみ本性を表すと「ドゥドゥドゥ」という低いSEが鳴る。
ミーマ殺害の理由は、彼が家族のために秘宝を盗み出そうとし、それによって先に自分が秘宝を盗み出した事がバレるのを恐れたためである。
最後は迂闊な発言から秘宝の箱の本当の開け方が判明し、鍵を持っていたポットディーノしか箱を開けられなかった事が証明され、巨大スピーカーをダマランでぶっ壊し、更に証言台に叩きつけた後破壊されたダマランが自身の頭にはねっ返りエアギターの真似をしながら倒れつつ御用となった。
(別に秘宝が中にあるか確認しただけで済むんじゃないかというツッコミもある。開け方を隠していたのも一般公開されていない国宝の事だし‥‥)
彼の罪への考察
一見「自分の殺人の罪を子供に擦り付ける悪人」とされているが、彼は少なくとも日本の法律に当てはめてみれば悪いことは一切していない。
殺人は被害者が子供に銃を突き付けていた状態なので正当防衛は認められる状態であるし、国宝の持ち出しは王族から依頼されての事である、法廷での偽証もその王族が見ている前で行われていて被告人も事実を隠していたので情状酌量の余地は十分にある。