概要
フィクションでは、『Ζガンダム』の終盤でハマーン・カーンが「恥を知れ！ 俗物！」と言い放った（メイン画像はこのパロディ）ことや、ドラマ『相棒』の主人公杉下右京が、言い逃れしようとする被疑者に対して叱責する台詞として知られる。
リアルでは2019年の国会で、安倍晋三首相の問責決議案の反対討論に立った三原じゅん子が、決議案を提出した野党に対し「恥を知りなさい」と罵ったことが有名。
一方で、他者に恥じることがないか常に反省する自戒の言葉でもある。
乃木希典は「恥を知れ、道に外れた事をして恥を知らないものは禽獣に劣る」との言葉を残している。
「恥を知れ」は女子教育の名門である大妻学院（大妻中学高等学校・大妻女子大学）の校訓であるが、創立者の大妻コタカは、「これは決して他人に言うことではなく、あくまでも自分に対して言うことです。人に見られたり、聞かれたりしたときに恥ずかしいようなことをしてはいないかと、自分を戒めることなのです。」と自分を律する言葉だと強調している。
ネットミーム
TOMYが発売したトミカシリーズの玩具「キッズハンドルR/Cレーシング」のCMで、出演している男の子が「走れ、走れ！」と叫ぶシーンがあり、記録を観た視聴者から「恥を知れ」にしか聞こえないと話題になった。
仮に「恥を知れ」と言っていたら、室内で子供がラジコンのミニカーを疾走させながら恨み節をぶつけるというかなりシュールな狂気になるが。
因みに、このシーンの後に「レーサーになったみたい」と言っているが、上述と同じ理由で『レーサーになってみた』としか聞こえない人もいる。幸いこちらは崩壊に至っていないが。
この空耳の影響で、「恥を知れ」と検索すると上位の殆どがこの話題で独占される、いわゆるサジェスト汚染状態となっている。
