概要
大声を発することである。
切迫した状況で助けを求めたり、遠くの人に呼びかける場合、またなんらかの感情(感動、恐怖など)に突き動かされた場合の人間がとる行動である。
突発的な喚くやどなるとは違い、叫びには切なる訴えが込められている。
フィクションの世界では主要人物が死亡すると仲間がその名を叫ぶのがもはやお約束になっており、シリアスな作品の終盤では頻繁に叫ぶシーンが出てくる。
近年のギャグ作品にはそれを逆手にとってシュールギャグの演出に変えたものもある。
また死亡とまで行かなくても、主要人物が重要な選択・行動を課せられる場合にはよく叫ぶ演出が用いられる。「助けてください!」と世界の中心で愛を叫んだり、「僕はここにいてもいいんだ!」と世界の中心でアイを叫んだり。
声優はアニメの中で叫ぶシーンが非常に多いため、叫び続けるシーンの収録後に医者へ行くと、喉が炎症を起こしていたというケースもある。このため喉のケアは重要課題となっている。
- 中国語では「叫」と書くと「~という名前(フルネーム)である」という意味になる。
- 英語の「cry」は「叫ぶ」と同時に「泣く」の意味がある。つまりなんかの感情に突き動かされて叫ぶときに使う単語である。
- ドイツ語の「schreien」やフランス語の「crier」は「主張する」の意味がある。