概要
言葉の発音、発声がはっきりとしていて滑らかであり、一つ一つの言葉が聞き取りやすいこと。「活舌」とも。
元来はアナウンサーや俳優など声を使う職業の人の間で、口の動き、舌の回りを良くするための発声練習を指す言葉として使われていた専門用語であると考えられており、昭和以降一般にも普及した。
多くは「滑舌がよい/悪い」というように使われる。
滑舌の悪い人の原因としては、口の周りの筋肉や舌の筋肉が弱いため舌があまり動かせない、舌が短い(もしくは舌の裏の筋が小さい)ため可動域が狭い、加齢などで唾液の分泌が少ないため舌が動きにくいなどがある。また、歯並びや顎の形なども関係しているため、たとえばすきっ歯やしゃくれぎみの人などは息の漏れる量が多くなるため滑舌が悪く聞こえる。