概要
サジェスト汚染とは、サーチエンジンのサジェスト機能(検索ワードの関連語句を予測表示する機能)に通常ではない語句、特にネガティブな印象を与える語句を表示させる行為を指す。
宣伝や誹謗中傷を目的に行うネガキャン、印象操作の一種であるが、意図しないもの(名前かぶりによる風評被害など)を含むことがある。
検索の度に
- 「〇〇 嫌い」
- 「〇〇 弱い」
- 「〇〇 つまらない」
- 「〇〇 ひどい」
- 「〇〇 死亡」
- 「〇〇 いらない」
などといった悪口が、真っ先に関連ワードとして現れ辟易した者も多い事だろう。5番目のワードに至っては存命人物にも付いてくる事があるので非常にタチが悪い(類似事例には「死んだ」「死因」等もある)。
ソーシャルゲームでも似たような事例があり
- 「〇〇 サービス終了」
という、まだ決定したわけでもないのにこのようなサジェストもある(特にマイナーなソシャゲに多い)。
有名な事例
某界隈ではとある騒動をきっかけに「対象の名称等に空白を入れたあと不穏なワードを挿入したスレッドやレスを電子掲示板等のランクが高い場所上に乱立」したり「対象の名称に物騒な単語をあわせ、大量に検索する」等の各種手法が確立され、その効果を知らしめた。
検索エンジン最適化
この種の行為を含め、サーチエンジンの検索結果をサイトの構成等により意図的に操作する、すなわち検索結果を自らのサイトに集めたり、逆に検索避けしたりすることはSEO( Search Engine Optimization、検索エンジン最適化 )と呼ばれている。
これらの行為に対してはサーチエンジン側でもグーグル八分などの対策がとられているが、完全に解決するのは不可能である。
関連項目
コラボレーション:ゲームでのコラボで、性能が微妙になってしまった場合にサジェスト汚染が発生する。
木村昴(仮面ライダーリバイス):声優の木村昴が本人役で登場した際に、事件の犯人役でもあった為「木村昴 逮捕」「木村昴 連行」などのサジェスト汚染が発生してしまった。
北大路欣也:「事件」という二時間サスペンスのドラマシリーズに出演していたため、サジェストに「事件」が発生することがある。もちろんドラマのタイトルであるため過去に事件を起こした訳では無い。
東京24区:第50回衆議院議員総選挙において、新たな区分として新設されることになった一方で、同名ゲーム作品及び同名アニメ作品があるため、ニュース番組でも内容としては政治関連で正しいものを扱っているのだが、思わぬ形でサジェスト汚染が発生することになってしまった。ある意味でも予言者現るとなってしまった。こちらに関しては、イレギュラー中のイレギュラーと言える。