概要
商品(家電製品、携帯電話、パソコン、ゲーム、武器etc)等の機能や特徴、取り扱い方法について説明するための書類。
基本的に本体が多機能・高機能になればなるほど、説明書もページ数が増える傾向がある。
とりわけパソコンなどは「説明書を読むための説明書が必要」などと揶揄されるほどページ数が多く、法的事項が延々と書いてあったり、各国語版をまとめて印刷されている説明書も多い。
そのため別に初心者向けのチュートリアルを作って、「とりあえず設置と起動と初歩的な使い方までは出来る」段階にもっていけるような作りになっていることが多い。
国内メーカーのものは説明文が書いてあることが多いが、ローカライズされていない海外メーカーのものは絵だけで説明されている組み立て説明書なども多い。
2010年代にはペーパーレス化の影響で説明書も電子化が進んでおり、ペラ紙一枚に「続きはWebで!」と言わんばかりの、URLやQRコードだけが記載されたシンプルすぎるものも珍しくなくなっている。
ただし、お年寄りや僻地の住人など、ネット環境が整っていない人に対しては「希望すれば冊子版を送付します」といった案内が付属していることもある。
このほか、機械音痴の大半は、取扱説明書を碌に読まずに適当にいじる(=だからすぐ故障したり、機能を十分に使いこなせない)傾向があるとされている。
本体を触る前に、まずはコレをきちんと読みましょう。
また、ゲームに関しては説明書を読まず、プレイすると同時に理解していくプレイヤーも多く、説明書としてよりもチラシ類と同様にコレクション対象として扱われている。極端なケースではレトロゲームの取扱説明書単品がゲームソフト本体と遜色ない値段で中古販売店に出品されている場合もある。