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All_your_base_are_belong_to_us

おーるゆあべーすあーびろんぐとぅーあす

粗雑な英訳の一例。
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概要

東亜プランシューティングゲームゼロウィング」のオープニングに表示された英文。しかし、文法的に間違いだらけであり滑稽な内容である上、コレを発言したのがよりによって敵側の首領(美形)なため、英語圏にて大ウケし2000年代に爆発的に流行した。現在でもしばしばネタとして使われる。

日本語で表現するなら

日本人の感性で言えば、アタリ語やIGS語、『反省しる!』などで覚える違和感に近い。
「全部お前の基地はワレワレのものであるのことよ」という感じか。
少なくとも、美形悪役の口から出る台詞ではない。

文法的に正しい英訳文

原文

君達の基地は、全てCATSがいただいた。

英訳

CATS has taken all of your bases.
正しく訳せば大体こうなる。基地を主語にしないのがポイント。
完了形を使い、自分たちを示すCATSを主語、基地を目的語に配置すると自然な英語になる。

どうしてこんな訳になってしまったのか


そもそも「いただく」とは本来、「目上の人から与えられたものを(ありがたく)受け取る」という意味である。それが、時代劇で義賊が悪徳商人の金蔵から金を盗み出すような場面で「金蔵の金はいただいた」と表現したことから派生意が生じた。つまり、「あたかも悪徳商人から与えられたお金を受け取るかの如く、いとも簡単に金を奪った」という皮肉が込められている表現なのである。

この表現が後に漫画やアニメにも流用されて悪役の決まり文句となった。このような経緯から、「いただく」が「奪う」という意味を持つようになったわけだが、訳者はそのあたりを理解せず、適当に訳を付けてしまった上に文法自体も間違っていたことが、この珍訳の原因となったのだろう。

問題とされるべきは、訳者の英語力もさることながら、日本語の「いただく」という語に対し「正確な理解」をしていなかった「国語力(日本語力)の欠如」にもあるといえる。

なお「君達の基地は、全てCATSがいただいた」を普通に訳せば確かに「CATS has taken all of your bases」でも問題ないが、それでは「CATSが君達の基地をすべて奪った」と、ただ単に事実を客観的に述べているだけのようにも聞こえてしまい、敢えて「いただいた」という単語を使ったことによる感情的なニュアンスが全く表現されていない。上記の事情(本来は皮肉を込めた、時代劇における決まり文句だった)を考慮するならば、もっと皮肉を利かせた意訳をするという手もあるかもしれない。

英語圏で定着に至った背景

通常、英語に限らず特定の言語の非ネイティブ話者による誤訳や誤植や誤記は「良くある事」としてすぐに話題や記憶から消えてしまう傾向にあるが、それが非常にシリアスなシーンや注目を集める場面で突如として現れるとネイティブ話者に強烈なインパクトを与えてしまい、しばらく話題となった後、ネタとして定着する傾向がある。先述の「反省しる!」もその一例とされる。

今回については、クールな美形悪役が人類終了の知らせを告げに現れるという非常にシリアスな場面で、「全部お前の基地はワレワレのものであるのことよ」とも取れる誤訳が突拍子も無く表示されたのが決定打となってしまったらしい。

証拠映像


(この動画の0:44)

外部リンク

wikipedia
日本語でどづぞ

関連タグ

AYB(略称)
Engrish
誤訳 誤字 誤植 もう許してやれよ

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