概要
シューティングゲーム(以下:STG)の開発で知られ、ボム(当時の呼称はボンバー)システムを後のSTGに定着させた会社。
前身は1979年に設立されたアーケードゲームの販売代理業などを行っていた『東亜企画』である。
但し開発スタッフは、元々1978年に創業されたゲーム開発会社の『オルカ』(リバーパトロール、バスターなどを開発。)のスタッフで、1983年のオルカ倒産後に『クラックス』という会社を興し、タイトーから販売される「ジャイロダイン」を製作するが程無くその会社も倒産、そのスタッフの一部が更に東亜企画へ移り、ゲーム開発部門を設立する。それが東亜プランなのである。
東亜プランとしての最初の作品は1984年の『雀王』(自社販売)、および1985年の固定画面アクションゲームである『パフォーマン』(販売:データイースト)。
初期のゲームはタイトーから発売されたものが多い。
STGを主軸に開発していたイメージが強いが、「スノーブラザーズ」や「ワードナの森」などSTG以外のゲームも開発している。
主力商品の大半がSTGであった為に格闘ゲームブームの波に追従できなかったのと
ビギナーを寄せ付けない凶悪な難易度により『マニアのゲーム』というイメージが定着してしまったのが災いし、
1994年に倒産するが、離散したスタッフの一部は後にCAVEを設立しSTG開発を続け、一部はタイトーへ移籍し「逆鱗弾」などを手掛けた(他にタクミコーポレーションや元社員が設立したタムソフトへ移籍した者も)。
倒産後の版権は長年保有者が不明の状態だったが、2011年頃に版権保有者が見つかったことに加え、2017年に設立された株式会社TATSUJIN(※)(『達人』や『達人王』の作曲兼プログラマーでもあった元・東亜プランの弓削雅稔氏が同社の代表取締役を務めている。現在は上村達也氏や岩渕孝悦氏と言った元・東亜プラン出身者も在籍)が東亜プランのIPを管理することとなり、サントラの発売やCS機移植も徐々に復活しつつある。
※尚、株式会社TATSUJINは2022年8月18日にスウェーデンのコンピュータゲーム持株会社であるEMBRACER GROUPの買収を受け、同時に11番目の運営グループとして設立されたEmbracer Freemodeの傘下に入ることとなった。
関連タグ
AYB(All_your_base_are_belong_to_us)
関連作品
タイガーヘリ 究極タイガー 飛翔鮫 鮫!鮫!鮫! スラップファイト
ヘルファイヤー TATSUJIN 達人王 ドギューン!! ワードナの森 BATSUGUN
- 首領蜂(後継会社CAVEの作品。EDにて目線で目隠しされた東亜プランのマスコットキャラクター『ピピル星人』を落とす描写がある)
- 怒首領蜂大往生(後継会社CAVEの作品。1面BGMの曲名が『東亞』)
- M2ショットトリガーズ(東亜プラン作品が『TOAPLAN ARCADE GARAGE』と題し10弾までに第8弾で『究極タイガー』『タイガーヘリ』をセットで『究極タイガーヘリ』、続く第9弾で『飛翔鮫』『鮫!鮫!鮫!』をセットで『飛翔鮫!鮫!鮫!』のタイトルで復刻販売された。ちなみに、鮫の方のパッケージ版には国内&海外のアーケード版とFDS版がプレイできるワードナの森もDLC収録されている)