曖昧さ回避
- 何事かに熟達した人物。→達人
- 1988年に発売された業務用シューティングゲーム。
- 2017年に発足した会社。株式会社TATSUJIN。
2の概要
東亜プランが開発しタイトーが販売した業務用縦スクロールシューティングゲーム。東亜プラン開発の縦シューとしては究極タイガーに続いてのリリースとなる。海外版の名称は『TRUXTON』。全5面。
インストに記されている情報は操作方法やアイテムの紹介など極めてシンプルなもので、特にストーリーにまつわる言及はないが、メガドライブ版取説の記述によれば『コードネーム“TATSUJIN”を持つ男“TATSUO”が宇宙戦闘機スーパーファイターを駆り、侵略者ギタン星人を迎え撃つ』と言うストーリーになっている。
8方向レバーとボタン2つで操作する。ボタンはそれぞれショットと達人ボムを放つ。
究極タイガーの流れを汲み、ショットは道中現れるアイテムで切り替え可能となっている。
- 赤 前方に3way弾をばらまくパワーショット。標準装備。
- 緑 雑魚敵を貫通する達人ビーム。
- 青 堅い敵をロックオンするサンダーレーザー。
本作のボムは従来のものと比較してボタン入力から効果発動までのタイムラグが大幅に短縮されており、緊急回避により適した性能となっている。
初期装備でありながら3way弾を放てる仕様は当時珍しく、また強化を重ねれば画面の大半をカバーできるレーザーや炸裂時に髑髏が現れる達人ボムなど、派手で目を引くデザインだった。
自機の当たり判定は、昨今の弾幕シューティング向けに調整されたそれと比較すれば大きいが、敵配置等のパターン性が強く、ボムの性能も高い為、習熟すれば攻略できる絶妙な難易度にまとめられている。
残機が一定のスコア毎に増える上、5面クリアでループする為、熟練のプレイヤーが遊ぶと中々ゲームオーバーにならず一人で延々席を独占する事態になり、人気があってもインカムが見込めないゲームとなってしまった。
その反省で続編の『達人王』の難易度がエライことに…。
コンシューマ版は1989年にメガドライブで発売、1992年にPCエンジンで発売されている。スマホ版は2019年に配信開始。2022年には業務用筐体を模した玩具イーグレットツーミニとアストロシティミニVに、それぞれのコンセプトに沿ったタイトルたちと共に収録されている。
3の概要
TATSUJIN開発時の中核的なスタッフが代表取締役を務める会社で、事業内容の1つが東亜プラン作品のライセンス管理。スーパーファイターが客演するゲーム天国CruisinMix Specialや上述のスマホ版にて、その社名を確認できる。2022年にスウェーデンのビデオゲーム持株会社であるエンブレーサー・グループの買収を受け、新たに作られた運営グループであるEmbracer Freemodeの傘下となった。
関連タグ
タイトー:業務用とPCエンジン版の発売元。
セガ:メガドライブ版の発売元。
株式会社TATSUJIN:作曲やプログラムを担当した弓削雅稔がトップを務める。
Mobirix:スマホ版の発売元。
Embracer Group:株式会社TATSUJIN を買収したスウェーデンのゲーム持株会社。買収に伴い東亜プラン作品の権利も取得している。