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怒首領蜂大往生

どどんぱちだいおうじょう

史上最高難易度と謳われるモードを収録したシューティングゲーム。
目次 [非表示]

『怒首領蜂大往生』(どどんぱちだいおうじょう)は2002年から稼働したCAVE開発・エイエムアイ発売のシューティングゲームである。


PS2版で後付されたキャッチコピーは「死ぬがよい」

概況編集

弾幕系シューティングの元祖、『首領蜂』シリーズの4作目。


2周目の仕様(特定の条件を満たしてゲームをクリアすると突入、残機0スタート+コンティニュー不可+敵の弾幕強化、そして後述の緋蜂)に代表されるような鬼畜極まりない圧倒的難易度ばかりが取り上げられるが、並木学氏作曲のサウンド、よく描き込まれたグラフィック、計算して配置された敵やハイパーモード等のゲーム性・システムなど、作り込みがとても丁寧な作品であるのも確かで、シューティング史に残る名作としてその名を残している。


※なお、前年に発売された『怒首領蜂II』はCAVEではなく、IGSによる開発の為、正式な話数としては3作目だと思われていたが、大往生のバック絵にDONPACHI EPISODE 4と書かれてあることから、ナンバリングこそ避けられたものの位置づけとしては4作目として制作されたようである。


2002年には、初期難易度を下げて全5ステージ・1周クリアのみの「1周モード」を、その他細部に修正を加えた『怒首領蜂大往生 ブラックレーベル』が発売されたが、製造数の少なさと起動方式の特殊さ(改造・コピー対策としてSRAM内に保存された起動キーが電池の電圧低下で消失すると起動不可となる為)ゆえに現在では希少価値となっている。


2022年12月23日、シューティングゲーム復刻プロジェクト『M2ショットトリガーズ』を展開しているM2が本作の復刻を発表。

同時にPVも公開。

詳細は正式タイトル怒首領蜂大往生臨廻転生』の記事へ


極殺兵器・緋蜂編集

緋蜂」は「ヒバチ」と読む。

2周目の最終ボスとして「最終鬼畜兵器・黄流」第二段階を撃破した後現れる。(一周目では第一段階まで)

多くのプレイヤーがこの緋蜂で躓き、稼働約半年間の完全クリアを阻んだ。

最終形態の弾幕はその形状から洗濯機などと呼ばれ恐れられている。

熟練者いわく「2周目は緋蜂到達で折り返し」とのたまうレベルで、タジタジにされたプレイヤーは緋蜂戦のBGMを聞いただけで胃が痛くなるらしい。死ぬがよい。

今現在もなおシューティングゲーム史上最凶難易度のボスとして君臨している。


死ぬがよい。編集

怒首領蜂』でこの台詞が登場して以来シリーズの難易度の高さを示す代名詞となったが、本作はそれがどれほど本気であるかを序盤から叩きつけてくる。


『怒首領蜂』の真ボスの前座「最終鬼畜兵器 蜂」直前で放つシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐の独特の言い回しによる台詞はファンの間ではあまりに有名である。

…とはいうものの、『怒首領蜂大往生』本編では、大佐及びこの台詞は登場しない。

家庭用移植版であるPS2版に搭載されている「デスレーベル」の2周目突入時に以下の言葉を承ることができる。


大佐の台詞編集

ご苦労だった・・・と

言いたいところだが、

君等には消えてもらう。

貴様等は知らんだろうが

我が1000年の闘争は

ここで勝利という終焉を迎える。

これから貴様等は

なんの手助けも受けず、

ただひたすら、死ぬだけだ。

どこまで もがき苦しむか

見せてもらおう。



 死 ぬ が よ い 。



エレメントドール編集

自機のパワーアップやボムなどのシステムを管理する少女型ロボット

全部で3体のドールがあり、(Xbox360版のブラックレーベルでは4体)それぞれ性能が違う。


ちなみにpixivの『怒首領蜂』タグ付イラストの大部分は、彼女達エレメントドールと続編『怒首領蜂大復活』に登場したエレメントドーター達で占められている。


ショーティア編集

ショーティア言い訳したところでポンコツなショット強化

ロリータファッションに身を包んだエレメントドール。

戦闘用に最適化された為、感情を殆ど持たない。

初心者向けのドールと推奨されている。

初期所持ボム数が3、最大所持ボム数が6と最も多いことから、通称「ボム子」。

ショット強化機能が付いている代わりにレーザーの性能は低い。

ポスターなどに描かれている、戦闘機の残骸にもたれかかるドレスが破れ腕の内部機構が露出したエレメントドールは彼女である。


レイニャン編集

AL

チャイナドレスを纏った中華風ドール。

本来介護用であったプログラムを、「パイロットを守る」という命令に変換して戦闘用に転用された。

中級者向けキャラで初期所持ボム数は2つ、最大所持ボム数は4つと平均的。

ショット性能が低いかわりにレーザー強化機能が付いている。

キャラ人気が最も高く、俺の嫁と主張するプレイヤーが後を絶たないとか。


エクスイ編集

センシティブな作品

下着のような露出の高い服にコートという一風変わった服装のドール。

旧型の為、パイロットの安全性が配慮されていない代わりに機能性が非常に高い。

上級者向けドールで、ショットとレーザーの両方を強化する機能が付いているが、ボムの初期所持数が1つ、最大所持数が2つと少ない。

これを「ボムを意識しなくていい」と捉えるのか、殆どのプレイヤーはこのエクスィを選択するようである。

(ボム以外の自機性能を攻略に生かす他にもボム最大所持ボーナスを容易に稼げるというメリットも有る)


パイパー(Xbox360版のXモードでのみ使用可能)編集

パイパー

エレメントドールのプロトタイプで、実質的に常時ハイパーモードに相当する能力を発揮する特殊なキャラ。

更にハイパーを発動させると相手の弾を全てかき消すことができる状態になり、『怒首領蜂大復活』を思わせる超絶火力で圧倒できる。

※緋蜂だけは体力がわずかになるとこのパイパーの能力をもってしても消す事ができない弾を発射してくる。

なお、彼女は感情の制御が不安定という設定があり、本人は笑顔のつもりでも引きつった笑顔になっている。

そんなパイパーに魅了されるプレイヤーも少なからずいる・・・らしい。


ソースコード無断盗用事件編集

『怒首領蜂大往生ブラックレーベルEXTRA』の開発を担当していたアクアシステムが、ARIKA、CAVEが著作権を持つ『怒首領蜂大往生』のプログラムソースコードを無断で複製し、改竄しながらブラックレーベルEXTRAを開発していた事が判明した。

発売元の5pb.Gamesは公式ホームページにて謝罪文を掲載し、今後はARIKA主導のもとで修正プログラムの開発を進めていくと発表した。


未来の改竄も、ソースコード無断複製改竄もいけません。


余談編集

2010年にはIGSから『怒首領蜂大往生魂』が発売された。システムボードはPGM2。

こちらは中国語ローカライズ&マイナーバージョンアップ版である。


BGMのタイトルの大半が実在するシューティングゲームを作っているメーカーに漢字をあてたものになっている。

以下の表にて記す

タイトル(流れるところ)元ネタ主な作品
霧警(自機セレクト)NMK湾岸戦争
東亞(STAGE1)東亜プランBATSUGUN
彩虹(STAGE2)彩京
凄舞(STAGE3)セイブ開発雷電
錯節(STAGE4)サクセスコットン
胎慟(STAGE5)タイトー
焚身(BOSS)タクミコーポレーションギガウイング
獲者(STAGE CLEAR)トレジャー
頼尽(GAME OVER)ライジング
哀夢(NAME ENTRY)アイレムR-TYPE

関連サイト編集

公式サイト(AC版)

公式サイトXbox360版)

公式サイトiPhone版)

Wikipedia

関連タグ編集

シューティングゲーム 弾幕シューティング CAVE 怒首領蜂 怒首領蜂大復活

死ぬがよい メカバレ

関連動画編集

通常版


ブラックレーベル版

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