概要
『虫姫さま』とは、2004年にアーケードゲームとして制作され、2005年にはPS2版が発売されたSTG。
巨大生物『甲獣』が幅をきかせている世界を舞台に、黄金のカブトムシに乗ったニンゲンの姫「レコ」の戦いを描いた物語。
『首領蜂』シリーズ(厳密には『怒首領蜂』)から弾幕STGのイメージを構築していったCAVEにおいては珍しく、『非弾幕』のモードが用意されており、弾幕に抵抗を持つシューターでもプレイできる内容となっている。
勿論モードを変更すれば弾幕STGとして遊ぶことも出来、特に『ウルトラモード』は「弩極難易度のモードです」「絶望に挑戦してみますか?」という説明文が表示される程の恐ろしい難易度を含む。
また、自機であるレコはキャラクターデザインから人気があり、CAVEにおける『キャラクターによる宣伝』を開拓した要因とも言われている。
続編に『虫姫さまふたり』が存在する。
登場人物
レコ
本作の主人公。
ニンゲンの里『ホシフリの里』に生まれた王族の娘。
少々天然の気があり、普通のニンゲンが恐れて近寄らない『シンジュが森』に遊びに行ったり、里に謎の疫病が流行って国民が苦しんでも明るく元気だったりする。
人々を病から解放するべく、友達である黄金のカブトムシ『キンイロ』に乗り、『甲獣神』に会うためにシンジュが森に赴く。
趣味はサクレツの実(ボム)を投擲して遊ぶこと。
アキ
レコがかつてシンジュが森で迷子になった際に出会った、謎の少年。
甲獣神への生贄に捧げられるニンゲンにしか渡されないはずの『綺麗な石のブレスレット』を所持しており、レコにプレゼントした。
レコは本作での冒険に際し、彼に再会することを密かな楽しみとしており、ブレスレットを下げて出かけるのだが……。