概要
CAVEが製作した縦スクロール弾幕シューティングゲームのことである。2003年11月稼働開始。
同様にCAVEの作品であるエスプレイドの姉妹作でもある。
なお、本作品自体もシリーズ化され続編のエスプガルーダⅡもある。2005年11月稼働開始。
CAVE作品には珍しく中世のファンタジー風な世界観を採用しており、これまたファンタジー世界に使うには珍しいトランス調のBGMを採用している。
『錬金術』がキーワードになっているだけあって、敵やその他のメカ、アイテムやコックピットにも黄金の装飾が施され煌びやかである。
なお、本作品はアーケードゲームとして発売されたが、2004年6月17日にアリカの手によってプレイステーション2にアレンジ要素を付け加えられて移植された。キャッチコピーは、「貴様らの存在を消してやる!」
ストーリー
時代は乱世。シンラ皇帝であるジャコウは、自国をより強大なものにするため、「プロジェクト・エスプガルーダ」と名付けられた、人と聖霊を結びつけて新たな力を得る計画を発案。プロジェクトの成果としてアゲハとタテハの2人のガルーダが生み出される。
ジャコウの野望が達成されようとしたとき、プロジェクトの中心人物であったヒオドシが2人を連れて逃亡。ジャコウはその行方を捜し出すため執拗に追っ手を差し向ける。
そして16年がたち、ついに3人の隠れ住む町にシンラが侵攻してきたところから物語は始まる。
システム
基本
8方向レバー+3ボタン(ただし4つ目のボタンをAボタン連射として割り当てることは可能)。
Aボタン:通常攻撃。軽く押すか連射でショット、押し続けるとレイピア(レーザー+貫通弾)攻撃となる。
Bボタン:覚聖のON/OFFの切替。
Cボタン:ガードバリア攻撃。押し続けているあいだバリアを張り、離すとバリアのエネルギーを射出する。
覚聖
覚聖とは、行うと自機が性転換を伴う変身を行い性能を変更するというものでこれを使いこなすことがこのゲームを攻略する鍵となる。
覚聖状態でなかつ聖霊石が残っている間は覚聖死界と呼ばれる一種の結界を自機の周囲にめぐらせることができる。この状態ならスクロールスピードや敵機および敵弾のスピードが低下するので難易度が下がりなおかつ稼ぎやすくなる。また、この時に敵機を破壊すればその敵が発射していた弾が金塊に変わって得点源となる。
しかしながら覚聖状態だと保有している聖霊石は減少する。また敵機を撃破するとより多く聖霊石は減少してしまう。そして聖霊石が0になると覚聖死界が解除されてしまう。
そのようにして覚聖死界が解除されてしまっても覚聖そのものはBボタンを押さない限りは解除されない。この状態だと敵弾のスピードが上がりより難易度が上がってしまう。
聖霊石は覚聖状態でないときに敵機を撃破すれば獲得できる。
ガードバリアとガードバリアアタック
元々はエスプレイドで採用されていたもので、攻防一体の特殊なシステムである。使用にはガードバリアゲージが必要である。
ガードバリアゲージが残っているときにCボタンを押し続けるとガードバリアを展開する。ガードバリア展開中は無敵となり、触れた敵弾を消すことができる。ガードバリア展開中にCボタンを放すと、押していた時間に応じた威力のガードバリアアタックを使用することができる。
覚聖中はガードバリアゲージが残っていれば被弾時に自動発動される。この場合のガードバリアゲージ消費量は通常時より多くなってしまう。
主要人物
アゲハ(CV:小泉豊(覚聖前)/松久保維穂(覚聖後))
18歳でタテハの兄。攻撃タイプは前方集中型で、覚醒中はレイピアが強化される。
タテハ(CV:永山悟久梨(覚聖前)/儀武祐子(覚聖後))
16歳でアゲハの妹。攻撃タイプは広範囲型で、覚醒中はショットが強化される。
セセリ(CV:二宮圭美)
ステージ1およびステージ5-1のボス。12歳でジャコウの娘。アゲハ・タテハとは異母兄姉。
敵方のキャラクターながら人気は高い。
ジャコウ(CV:山崎大志(覚聖前)/若泉絵子(覚聖後))
ステージ5-2のボス。シンラの国皇であり、遺伝子上ではアゲハとタテハの父。
関連イラスト
関連項目
ゴシックは魔法乙女:コラボ出演している