概要
1992年、ビデオシステムの『ソニックウィングス』開発チームが独立し、株式会社彩アート京都を設立。その3年後の1995年には、現在の株式会社彩京に社名変更された。英語表記はPsikyo。
シューティングゲーム(以下「STG」と呼称)や脱衣麻雀が専門というイメージが強いが、格闘ゲームやパズルゲームなどもリリースしている。
主力商品であるSTGは、手軽に遊べる短いプレイ時間と、序盤の難易度を抑え初心者でも数ステージは安心して遊べる開口の広さからプレイヤー・オペレーターの双方に長らく支持された。
また、同社のSTGを語る上で外せないのが高速で放たれる「彩京弾」であり、画面内に大量にバラ撒かれる低速の敵弾の間を縫うようにして進む弾幕STGと対を成す作品としてSTGファンに認知されていた。
しかし、その一方で殆ど代わり映えしないゲームシステムを揶揄されるような事もしばしばあった。
1998年からはアミューズメント施設の経営も行っており、宮城県や栃木県などに直営のゲームセンターが存在していた。
2000年代に入ると従来のやり方では集客効果を維持していくのは難しいと判断したのか、弾幕STGの影響を受けた高難易度のゲームを次々リリースするようになり、結果としてファンがついていけなくなってしまう。また、アーケードの流行が、彩京の得意としていたSTGや格闘ゲームからリズムゲーム、対戦アクションゲームなどに移った影響も大きい。
更にアミューズメント事業の失敗という追い打ちも重なり、深刻な経営難に陥ってしまった。
そして2002年、かねてより社長同士の付き合いがあったクロスノーツに吸収合併され、2003年には京都にあったゲーム開発部署も解散した。のだが…
合併後の経緯の詳細についてはクロスノーツの項目を参照のこと。
現在は、彩京ブランドの権利を有していたゼロディブ(元社員の原神敬幸が設立)がシティコネクションの完全子会社となったことで、著作権などはシティコネクションの管理下にある。
作品
シューティング
ガンバードシリーズ
ストライカーズ1945シリーズ
ゼロガンナーシリーズ
対戦格闘
脱衣麻雀
対戦ホットギミックシリーズ
パズルゲーム
別名・表記ゆれ