タグとしてはネオンの方が一般的である。
概要
有力マフィア、ノストラード組の組長ライトの娘。10代後半の少女。
父親から相当甘やかされて育った箱入り娘。かなりのわがままで買い物好き（後述の悪趣味含む）であり、一度でも癇癪を起こせば護衛団を疲弊させるほど振り回す。また、幻影旅団の襲撃で護衛団3名が殉職した際にもこれと言って怒りや悲しみを現さず、むしろ競売品が手に入らなかったことを嘆くなど、独特の死生観を有している。
しかし年相応の純粋さは持っていて、他人を気遣う優しさがある。
また占いに関しては自分なりの考えとこだわりを持っている他、甘やかされて育ったとはいえ、ダーティな仕事と関わりがあるためか、一部の人間の隠し事にめざとい。
「人体収集家」という珍妙な人間の体を収集するというアングラな趣味の持ち主。「緋の目」にも興味を持っている。
護衛団を増員しヨークシンシティのオークションに向かったのも、自身のコレクションを増やす為である。
名前の由来はノストラダムスから。
髪色は原作及び1999年版アニメではピンク。2011年版アニメではブルー。
クラピカがノストラード組に加入した際の形式上の上司(ボス)であるが、暗黒大陸編時点では不明。
占い師
念能力による占い業を営んでいて、マフィアの顧客を多数抱えている。
父親の出世と収入に多大な貢献をしているが、当の父親からは都合のいい道具としか見られていない。
彼女の側には常に付き添いの女性(着物姿)と多数のボディーガードが固めているが、これは父親が大切な商売道具を堅守するための処置にすぎない。
ヨークシンシティ編後
ヨークシンでクロロ=ルシルフルによって能力を盗まれてしまい使う事が出来なくなったが、暗黒大陸編の時点ではシズクの質問に対し。彼の能力からも「いつの間にか消えていた」とのことで、ネオン自身が何らかの要因で既に死んでいる可能性が示唆された。
ネオンが生存していた場合、クラピカ(他人の能力を奪い一度だけ使う事が出来る能力持ち)や旅団団長(盗賊の極意)が王位継承編で予め仲間達に予知能力を使わないのはどう考えてもおかしいからである。
- 団長の除念を察知したクラピカに占いの能力を使われないように殺された。
蜘蛛旅団員を2人殺したクラピカ自身が復讐に向いていないと悟ってしまったので可能性は低い。
- 精神が不安定になった父であるライト＝ノストラードに殺された。
娘を金儲けの道具としか認識していなかったので最も可能性は高い。
- ネオンが占いの能力を失って、周りの人望も失って絶望し自殺した。
ネオンが占い師になろうとした動機は真面目だったので可能性はある。
- ライバルの抗争マフィアに暗殺された。
マフィアンコミュニティーが壊滅してもノストラードファミリーの主力護衛も減ったので他の敵対マフィアにいつ暗殺されてもおかしくない。
念能力
特質系能力者
念能力者ではあるが専門の修行を受けているわけではなく、先天的な能力者である。自身の占いが念能力によるものであることは自覚していない。
天使の自動筆記（ラブリーゴーストライター）
自動書記による四行詩という形式で、他者の未来を占う能力。
予言を書き込む紙に、相手の名前（ペンネームなどでも可）・生年月日・血液型を書いてもらい、本人もしくは本人の写真を目の前に置くことで、占いが可能になる。
予言詩は4～5つの四行詩から成り、その月の週ごとに起こる出来事を暗示している。
悪い出来事には警告が示され、その警告を守れば予言を回避できる。但し、自分の未来は占えない。また警告と共に詩が途中で途切れている＝占われた対象がその週内に死亡する未来、ということらしい。
能力は自動筆記の名の通り、発動中に書いた内容は本人の記憶に残らず、読んだとしても非常に抽象的な文面のためその意味を100%理解するのは不可能で、表現技法などから推測するしかない。またネオンは「なるべく自分が関わらない方が当たる気がする」との理由で、占いの結果を見ないようにしている。
余談
- 概要にある通り、暗黒大陸編にてクロロの『盗賊の極意』から『天使の自動筆記』が消失していることが明かされており、この事からネオンが死亡していることが示唆されている（念の元の持ち主が死ぬと奪った念能力も消えてしまうため）。
- その一方で、明かされたのはあくまで『天使の自動筆記』が消失していたことだけであり、死亡描写はもちろんクロロ自身もネオンの死亡には言及していなかったことからネオン生存説を唱えるものも少なくない。以下はその推察である（作中にそれらの描写はなく、希望的観測が多分に含まれている点に注意）。
- ネオンが念能力を失ったのを知った父親のライトが困り果てていた際、呼び出されたクラピカが「大丈夫です。私にお任せ下さい。全て順調です。」という意味深のある台詞を放っており、この時に既にクラピカはネオンの念能力を取り戻す為の「何らかの対策」を講じていた事がうかがわれる。 また、クロロが念能力封じの解除を依頼する事になる除念師のアベンガネによる完全な除念（クラピカの念能力の解除と除念に使用される念獣の消滅）には、念能力を掛けたクラピカの協力が必要となる事から、アベンガネとクラピカの間で「ネオンの念能力を返却する代わりにクラピカが除念に協力する」という協力が行われた可能性が出ている。 無論、これはクラピカにも利が生じる取引で、クラピカはクラピカで「念能力を取り戻したらネオンが競り落とした『緋の眼』を譲ってもらう」という取引をライトとの間で行い、ネオンの念能力を取り戻す事に協力した…つまり「死亡してはいない」のではないか、と推察されている。
- 念能力の中には一定条件で失われるものもある（ヂートゥのサバンナなど）。ネオンの場合「なるべく自分が関わらない方が当たる気がする」との理由で、占いの結果を見ないようにしている描写があるが、これは無意識の「制約」だったと考えられる（専門知識を持つクロロも自分の作った予言を読まないようにしていた）。しかしグリードアイランド編で占いが出来なくなった事をいぶかしむシーンがあり、この後に「既存の予言を読み直す」などしてしまい、無意識にかけていた制約と誓約を破って念能力を使えなくなった可能性がある(※クラピカの師匠がクラピカに言った制約と誓約を破った事により念能力を失ったケース)。ただし能力は使えなくなるが命を奪われる制約ではなかった（上記のヂートゥも然り）ため、クロロの『盗賊の極意』から『天使の自動筆記』だけが消えたが、本人は生きている、という事態が起こりうる。
- この場合クロロの『盗賊の極意』について「元の所有者が死亡すれば、その人物から奪った念能力は使えなくなる」と明記されていても、「元の所有者は生きているが、奪った念能力が崩壊する事態が起きた場合」に関しては触れられていない点が問題となる。後者の場合についても『盗賊の極意』から消えてしまうのならば、この仮説はあり得る。
- 2011年版アニメでは、ベッドの上に大量のぬいぐるみを置くといった少女趣味的な描写が追加。それに伴い自身が所持するスマートフォンにも人形付きストラップを大量に付けており、その中にはプー(幽遊白書)の人形が混じっている。
関連イラスト
関連タグ
クラピカ ダルツォルネ スクワラ シャッチモーノ=トチーノ イワレンコフ リンセン
