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グリードアイランド

ぐりーどあいらんど

冨樫義博の漫画「HUNTER×HUNTER」に登場するゲームソフト、及びそこで展開されたストーリー「グリードアイランド編」。
目次 [非表示]

ゲーム化事例編集

現実世界でも発売された。

コナミから発売されたプレイステーション専用ソフト。→「幻のグリードアイランド」の元になった作品。(本項で解説)

現実世界では続編が登場し、グリードアイランド2としてバンダイナムコからアプリゲーム化をし、「グリードアドベンチャー」のサービスを開始したが、サービス終了は既にしている。(こちらの設定は日テレ版ことマッドハウス版を基にしている)


商品データ編集

タイトルグリードアイランド
メーカー株式会社マリリン
発売年1987年(作中の12年前)
定価58億ジェニー
販売個数100本
ジャンルハンター専用ハンティングゲーム
対応機種家庭用ゲーム機「ジョイステーション」
その他「ジョイステーション」は作中では3世代前の機種

タイトル幻のグリードアイランド
メーカーコナミ株式会社
販売年2000年(無印)2001年(コナミ・ザ・ベスト)
定価5800円
ジャンルRPG
対応機種家庭用ゲーム機「プレイステーション

プレイ前の情報編集

史上最高価格で現金一括のみの販売にもかかわらず、2万件の注文が殺到した。発売後10年以上経過した現在もクリアした者がいない、幻のゲームと呼ばれている。


このゲームは念能力者しかプレイできず、ゲームを開始するとプレイヤーをゲームの中に引きずり込む


このゲームではプレイヤーの死亡がゲームオーバーを意味し、ゲーム内で特定の条件を満たすかゲームをクリアしない限り現実世界には一生帰還できない。いずれの方法も半端な力量では達成不可能なものであり、クリアどころか脱出自体を諦めてゲーム内に永住することを選んだ落伍者も少なからず居るという。


ゲーム画面にはプレイヤーの顔写真しか映らないため、内容は実際にプレイした者にしか分からない。


ハンターサイトでの入手難易度はG(易しい)。下から二番目の準最低難易度に位置付けられている。

これは採取・発掘の対象となる貴重品に比べると100本という数は多すぎる上に、「一度は市場に出ている」=「金さえあれば入手が可能」なため。裏を返せば、これくらいは容易く入手できなければプロハンターを名乗る資格はないということらしい。


とはいえ、普通のテレビゲームとは格が違うのは一目瞭然。ネット上で「グリードアイランドを買います」などとと言おうものなら詐欺師のターゲットにされるのがオチで、ハンターライセンスの力を使ったとしても、そもそもどこに売っているかを把握することすら困難。

そのうえ、ソフトに施された知的財産権保護のためのセキュリティも万全に施されている様で、ミルキセーブデータから復元した不正コピー品ではイベント(会話等)が一切発生せずキャラクターが建物を素通りするなど、正常に動作しなかった。かなりの大掛かりなセキュリティ重視なゲームソフトである。開発・販売元のマリリンとはいったい何のソフトを作っているゲーム会社なんだよ…。


というより、その性質上「念の掛けられたゲームソフト」が「起動状態」でなければ意味がないため、恐らく中身は適当なハリボテの可能性がある。


ちなみにジョイステーションとはプレイステーションが元ネタである。ロゴはドリームキャストのロゴに似ている。(キルアは失礼な程にジョイステと呼んでいるようだ)


ゲームの概要編集

このゲームでは全てのアイテムが「カード化」されるシステムになっていて、貴重なカードを手に入れるために島の様々なイベントをクリアしていくことになる。ゲーム開始時に「神字」の施された指輪が配布され、プレイヤーは指輪からカードを収納する「本(バインダー)」を自由に(具現化して)出し入れできる。


バインダーには特定のカードだけを収納できる指定ポケットが100箇所、あらゆるカードを収納できるフリーポケットが45箇所ある。カードはポケットに入れないまま5分経過すると元のアイテムに戻るか消失する。

プレイヤーが死ねばバインダーは中のカードごと消失する。


このゲーム内で使用できる「呪文(スペル)」が40種類用意されていて、カード化した状態で販売されている。効果は移動やカードの奪取など様々である。


MMORPG形式編集

ゲームの舞台は名前の通り北海道ほどの広さのである。どのゲーム機から始めても同じ島に送られているため、プレイ中の全てのハンターが島内に集結している。そのためプレイヤー同士でカード入手に協力したり、カードを懸けて奪い合うなどの駆け引きが重要になる。

バインダーのポケット数の問題や、複数人でないとクリアできないイベントの都合により、複数のプレイヤーで協力しなければクリアは困難だが、一方「カード化限度枚数」の要素により、島の中に存在できるカードの枚数も制限されているため最終的には奪い合いを必要とする。ゴン達が入島するころには、暴力によるカードの奪い合いが横行し、協力が必要なイベントをクリアできずにゲーム自体が詰みに入っているという末期的状況にあった。

またプレイヤー自身がゲームに入っているため、肉体的な変化は全く無く、念能力も現実世界同様に使用できる。

このゲームは一人プレイするごとにメモリーカードを一枚占有し、マルチタップを接続して一台の本体につなげるメモリーカードは8枚なので、島に存在できるプレイヤーは最大で800人となる。

メモリーカードなしでもプレイ可能だが、当然セーブはできない。


ハンター専用のゲーム編集

ゲームのプレイ方法は「ソフトの入っているジョイステーションの前で"発"を行うこと」。つまりゲームに入る段階から念能力を修得していることが前提とされている。逆に言えば、念能力さえ身に着けていればハンター協会に認められた正式なハンターである必要はない。

その上、島の中には効率的に念能力の修行ができるスポットが点在しており、順序良くゲームを攻略していけば確実にハンターとしての実力を向上させることができる。「ハンター専用ハンティングゲーム」の名は伊達ではないのである。


クリア条件と報酬編集

クリア条件は指定されたカード100種類を全てバインダーに揃えること。クリアしたプレイヤーは揃えた指定カードの中から3枚のカードを選び、現実世界に持ち帰り実際に使用することができる。


ゴンたちが指定したのは以下の3枚。

No.2 一坪の海岸線

No.81 ブループラネット

No.84 聖騎士の首飾り


ブループラネットはビスケの報酬用であり、残る2枚をゴンとキルアが受け取った。どちらもゲーム外では価値のないカードだが、実は「一坪の海岸線」はスペルカードの「同行」を「擬態」で変化させた偽物であり、聖騎士の首飾りは「擬態」の解除用だった。ゴンたちの目的は指定カードではない「同行」をゲーム外に持ち出し、これを使ってジンに会いに行くことだった。しかしこれはジンの想定内であり、「同行」を使って自分のところに来た場合はカイトのところに飛ぶように細工されていた。ちなみに「磁力」で一人だけ飛んだ時には自分の所へ来るように設定している。理由は「ゴンの友人と会うのが照れくさいから」。面倒なおっさんである。


関連イラスト編集

グリードアイランドで修行中G·I

ドッヂボールしようぜ!あの興奮を忘れない


関連タグ編集

ヨークシンシティ編グリードアイランド編キメラアント編


HUNTER×HUNTER

幻影旅団 HUNTER×HUNTERメイン4人 バッテラ氏


ゴン=フリークス キルア=ゾルディック ビスケット=クルーガー

ゴレイヌ ツェズゲラ ゲンスルー ハメ組 ベラム兄弟

ジン=フリークス レイザー(HUNTER×HUNTER)


ネタバレ編集

以下、グリードアイランド編終盤の核心に触れています。


ゲーム版の終盤についての核心的なネタバレも含まれます。










このゲームの真実編集

ゲーム機の前で「発」を行うという条件は、念能力者にとっては非常に簡単で、人一人を仮想空間に引きずり込むという芸当はできない。せいぜい人間を強制的に一定の場所にワープさせることくらいである。


実はこのゲームは仮想空間ではなく、外界から隔離された孤島、つまり現実世界のどこかで行われており、ゲームに存在するNPCやカードは皆、念能力によって具現化された物体である。

このことに気付いた幻影旅団はゲーム内アイテムを奪うため海路で島に突入。上陸には成功したが、その直後レイザーに見つかりゲームマスター権限で島から追い出されている。


ゲームの作者編集

製作したのはゴンの父ジン=フリークスを中心とした11人の念能力者。

ジン(GIN)の名前にちなんでGで始まる単語を探した結果「GREED」になり、

その後11人のイニシャルを繋ぎあわせて「GREED ISLAND」とした。


今判明しているゲームマスターは6名。


G…ジン=フリークス(ゲーム作成後外出)

R…レイザー※放出系システム・一坪の海岸線ボス担当。

EE…エレナとイータ(双子の姉妹)※ワープして入場してきた念能力にゲームに関する説明。離脱(リープ)使用時の退場(ある程度の場所指定可能)等。キルアには複製されたゲームキャラと思われていた。

D…ドゥーン(ただし彼の本名は「WDWUNE」だったが、ジンの一存で「DWUN」に改名)

※EDイベント担当。

I…不明

S…不明※暗黒大陸カキン王位継承編までに登場した人物で該当者がいる模様。

L…リスト※EDイベント担当。

A…不明

N…不明

D…不明


ビスケは、ジンがいずれ自分の後を追ってくるであろうゴンを鍛え成長させるためにこのゲームを作ったのではないかと推測しているが、真意は不明。

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