「捕まえてみろよ お前もハンターなんだろ?」
タグはジンも使用されている。
CV:東地宏樹(成年)高乃麗(少年)(1999年フジテレビ版)/小山力也(2011年日本テレビ版)
概要
ミトの従兄。くじら島出身で、年齢は32歳(推定)。
カイトの師匠にあたるハンターで、その実力は世界でもトップクラス。
容姿
鍛え上げられた肉体を持ち、身長は十二支んの中でも高い。
無精髭を生やした浮浪者のような外見の男。
「最高のハンター」
12歳になる直前に「欲しいモノがあるんだ」と言い残しハンターを目指して島を飛び出す。
第267期ハンター試験唯一の合格者で、二ツ星ハンターとして世界を股にかける活躍をしている(ゴンは287期)。
様々な分野で歴史的な業績を残しており、カイトやサトツも「最高のハンター」と認める。
遺跡発掘の分野においては、行った仕事がそのまま遺跡保護のマニュアルとして世界的に普及しているという。
三ツ星ハンターに値する功績を残しているが、本人は面倒臭がって申請していない。
名前こそ有名だが謎の多い人物。一国の大統領に匹敵する権力を持ち、ネットでは彼に関する情報は完全に遮断されている。
「ジンを探し当てること」は至難のハントであり、彼に認めてもらう為の最終試験でもある。
その反面、数々の規約違反を犯したり年に数回行方不明になるなどのいい加減な性格であり、十二支んを初めとして他のハンターからはあまり快く思われておらず、レオリオに殴られた時にはスタンディングオべーションが起こったほどであった。
一応頼りにされているような節もあり、本気で忌み嫌われているわけではないようだが。
ハンター十ヶ条その6の内容──五条を満たし且つ上官職に就き、育成に携わった後輩のハンターが星を取得した時、その先輩ハンターには星が二つ与えられる──から言うと、二ツ星ハンターであるジンには、一ツ星以上の弟子がいる事になるが、それが誰なのかはっきりしていない。
普通に考えれば、まずカイトの名が思い浮かぶが、一ツ星を得るほどの業績を残した一流ハンターに対して、今更ジンが二ツ星のライセンスを預けて試験を課したという事になり、ちょっと考えにくい。
だからといって、他にジンの弟子らしきハンターはこれといって登場していないのである。
グリードアイランド
グリードアイランドの最高責任者。
製作者の一人であり、仲間と共に11人でこのゲームを作ったゲームマスター。
「GREED ISLAND」の「G」がジン(GING)の頭文字に相当する。
(HUNTER×HUNTERの世界でもアルファベットは存在するようだ。)
放任主義(?)
くじら島を飛び出した10年後、赤ん坊だったゴンを連れて突如帰郷。
ゴンとゴン宛のメッセージボックスをミトに預けて、再び姿を消した。この時のジン本人の言葉では、妻(ゴンの母親)とは「別れた」との事。ゴン宛メッセージ内でも言及していたようだが、ゴン自身がそれを聞こうとはせず破棄した様な結果になっており、どんな人物だったかは、作中では全く触れられていない。
メッセージボックスによれば父親としての無責任さは自覚している。ゴンに対しては申し訳なさから顔を合わせることを拒み、「それでも会いたきゃ探してくれ」とのメッセージを残している。
その反面、ゴンに一流のハンターになってもらいたいとの願望があり、レイザーに対してゴンと対決するときは本気で勝負するように頼んでいる(そもそもグリードアイランド自体がゴンの修行のために作られたとビスケは推測している)。
G・Iをクリアすれば持ち帰れるカードによってゴンが自分に会いに来るだろうと予測しており、「磁力(マグネティックフォース)」により1人で来る場合はジンの所へ、「同行(アカンパニー)」によって仲間と来る場合にはカイトの元へ飛ばすようエレナに設定させていた。
後にゴンはG・Iをクリアし、ジンと再会する機会を得たが、キルアとの同行を選んだため実現しなかった。
会長選挙終了直前、ゴンが復帰したことにより不本意ながら対面を果たす。
ぎこちない対面ではあったものの、カイトの件で気落ちするゴンを励まし力強く送り出す。
ゴンに対しては表面上はそっけない態度をとっているものの、その信頼関係は確かなものである。ただ「父親というよりは凄いおじさん」というような印象を抱いてるためやはり親であるという意識は薄い模様。そのためゴンは彼のことを実の父親でありながら名前で呼んでいる。
世界樹
「オレがほしいものは今も昔も変わらない 目の前にない『何か』だ」
世界樹の頂上でゴンと再会し、「大切なものはほしいものより先に来た」という経験や、「この世界の"外側"」の存在を語った。
「道草を楽しめ 大いにな ほしいものより大切なものが きっとそっちに ころがってる」
その後ゴンとは別れているが、連絡先を交換しているようで、念を使えなくなったことの相談に乗るなど、父親(?)らしい行動も見られるようになった。
性格
「道中楽しむ」がモットーの「浮動のバカ」。
手前勝手で自己中心的、自分が楽しむことしか考えない。悪態ばかりで口も悪い。
(実際サイユウに対して「殺すぞ」「サル」と侮辱や差別になりかねない発言を平気でしている)
会長選挙の際の目的も会長になることではなく「自身が楽しむ」ことであり、パリストンが有利になる記名投票制のルールを盛り込んだのもそのためである。
思いついたことは何でもやろうとする実践派、そして何でも出来てしまう多才な人物。
常識にとらわれない型破りな発想の持ち主で、先見の明に長けている。
発言に関しては、口に出した後でその理屈を追いかける事が多いひらめき先行型。
沢山の人々に多大な良い影響を与えている一方で、彼の身勝手さに迷惑している人も大勢いる。
暗黒大陸編
カキンの暗黒大陸進出宣言を受けてビヨンド隊の本拠地を訪れたジンは、チームへの参加と自身をNo.2とする事を宣言する。
目的はビヨンドへの協力とパリストンの抑止。
念能力
ネテロ会長からは「念能力者としては間違いなく世界で五本の指に入る」と評価されるほどの実力者である。
オーラの扱いに長けた天才であり、打撃系の技は一度喰らうと模倣できてしまう。
これはつまり、念能力の詳細を秘匿することが基本のハンターにとっては生死を左右しかねないほど致命的。その能力の”誓約と制約”までは流石に簡単には推測できないだろうが、カストロの”分身”での戦い方や『(発の)早いもん勝ち』とされる操作系能力のように発動条件や戦法が明らかになれば対策されて脅威ではなくなってしまうものも多く、前述の他ハンターから毛嫌いされている理由に含まれていそうではある。
ゴンとキルアの師匠の一人であるウイングのように物に念を込める事も出来る(ゴンへのメッセージを入れたカセットテープに再生後に止めると巻き戻して録音して証拠隠滅)。
なお、ジン自身の系統や発については、未だ不明。暗黒大陸探検隊に行ったように他者に報酬を渡して約束させるような条件型?の可能性もあるが、ジョイント型念能力ならグリードアイランドもジンも含めた11人のゲームマスターによって発動した念能力であり、爆弾魔のサブやバラのようにジョイント型念能力で発のメモリを使い果たして単体だと無能力というオチもあるし、永遠に謎のままの可能性もある。
似てる?
同作者作品の某人物が成長したような人物像であり、作者からも4コマ漫画でネタにされている。
関連イラスト
関連タグ
ゴン=フリークス カイト(HUNTER×HUNTER) ミト(HUNTER×HUNTER)