アベンガネ
あべんがね
バッテラ氏に雇われたプレイヤーの一人。ゴン達と同じ選考会で合格した。天然パーマの青年。
ハメ組の勧誘を受けてチームに加入。スペルカードの収集を担当する。
頭の回転が速く、極めて冷静かつ打算的で抜け目がない性格。それ故に若干周りを見下したところがある。描写からは記憶力も良い事が見て取れる。
『爆弾魔(ボマー)』が正体を明かした際、取引が終わる前に密かにゴン達と接触し、『爆弾魔』に関する念能力などの情報を伝えた。
その後、『爆弾魔』の『解放(リリース)』が爆弾解除ではなく起爆合図ではと予想し、自身の能力により『爆弾魔』の『命の音(カウントダウン)』を除念することに成功(しかし、その時に現れた大型の念獣と行動を共にする羽目になり、身体と念獣を隠す格好を強いられる)。
ゲーム終盤、『爆弾魔』ことゲンスルー達がゴン達に敗北して拘束されている場所に他のプレイヤーと共に現れ、ちゃっかりゲンスルーの身体に触れて「ボマー捕まえた」と言って解除の条件を達成し、虐殺されたハメ組の中で唯一の生還者となった。
具現化系能力者
念獣を創り出す又は呼び出す能力。
儀式(=自然界の生物のオーラと自分の念を合わせる)を行うことで、他者の念を喰う念獣を具現化する。念獣の姿かたちは対象となる念能力しだいで異なるが、強い念であるほど大型になる。掛けられた念の強さによって念獣が決定される事から『念が強すぎて除念できない』という事態は発生ないものと思われる。
この能力で除念を行った場合、喰った能力の使い手が死ぬか念能力本来の解除条件を満たすまで、念獣は除念した人間に付きまとうことになる。そのため、正確には除念=無効化というより「無害化、隔離」の方が適切である。死者の念は除念できない。
制限時間を無制限にするだけで結局解除条件を満たす必要があるとはいえ、除念は非常に貴重な能力であり、ハンター協会内部でも公に除念師であると宣言している人物は1人しかいない。