概要
念能力の系統の一つ。
六性図では右下の頂点に表記される。
オーラを物質として顕現させる能力。
オーラを別の何かに変えるという点では「変化系」と似ているが、具現化系はオーラを“物質化”して別の物体を作り出す能力である。
具現化した物は一般人にも視認・接触ができ、念能力者にも通常の物質との外見での判別はできない。
オーラを凝縮して武器を作り出したり(普段は手ぶらを装えるので不意打ちにも優れる)、建造物を構築したり、「念獣」と呼ばれる生物を生み出したりといったことができる。
イメージの発想次第で特質系にも劣らない、非常に独創性に溢れた能力を作り出すことができるため、条件を満たせば複雑極まるルールを持つ「発」で相手を一方的にハメて圧倒も可能である。
生成する物質に対する強いイメージが必要となるため、念の修行だけでなくイメージの修行も不可欠。
加えて、不意打ちのメリットを加味しても一般の範疇な物を具現化するくらいなら実物を調達した方がコスト面でも実用的、かと言って「何でも切れる剣」「絶対に破壊不可能な鎖」といった能力の上限を逸脱した物の具現化は原則不可能(制約と誓約によって限りなく近いものにはできる)。
一度作った具現化のイメージを変えることは困難あるいは不可能に近いのもあって、具現化するイメージの対象に関しても慎重な吟味がいる。
また具現化系は他系統能力を組み合わせて「発」を作ることが難しい。
放出系が正反対の位置にあるため、遠距離で高性能の物質を具現化することはまず無理であり、強化系・操作系も60%しか習得できず、戦闘にも向かない。
とにかく能力のバランスが悪く、大抵は自系統のみで「発」を練り上げねばならないために、6系統の中で最も難易度が高い系統といえる。
相性
具現化系能力者
主要人物 | クラピカ カイト |
---|---|
ゾルディック | ツボネ |
幻影旅団 | シズク=ムラサキ コルトピ ボノレノフ |
グリードアイランド | ゲンスルー アベンガネ |
キメラアント討伐隊 | ナックル |
キメラアント | ヂートゥ |
カキン帝国 | ヒンリギ バドイユ |
その他 | 梟 ゴレム |