「抗争開始だ」
概要
長身痩躯で髪が長く、鳥のようなぎょろっとした目つきが特徴の男。
いかつい外見に似合わずかなりの知性派。幻影旅団やヒソカのような格上の能力者には勝ち目がないと自覚しつつも、物怖じせずに交渉する胆力を持つ。
マイザン伍長や組員、ノブナガにわざわざ警告を出すなど、オウ=ケンイと異なり、自ら組織を率いる責任感を持った行動が多い。
旅団とヒソカの衝突による被害拡大を危惧した組長・オニオール=ロンポウの命を受け、旅団より先にヒソカを発見するため、B・W号の4層で捜索を開始。
その後、調査対象を3層に移し、同時に船内で大量殺戮を繰り返す三大マフィアの一角であるエイ=イ一家の組長・モレナ=プルード殺害の追加指令を受ける。
念能力
具現化系能力者。
『てのひらを太陽に(バイオハザード)』
自らが触れた機械・武器・道具などの無機物を、その機能や性質を維持したまま動物の姿に具現して操作する。オーラを使い切ると元の道具に戻る。
索敵、監視、拘束、暗殺など、臨機応変な活用が出来る非常に汎用性が高い能力。
反面、具現化系ということもあって直接戦闘には不向きだが、搦め手には絶大な効果を発揮する。
類似性から、『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公の一人、ジョルノ・ジョバァーナのスタンド・ゴールド・エクスペリエンスを連想した読者も多かったようである。
作中では自動小銃を蛇に、ビデオカメラを猫に、手錠を鳩に、果ては小型発信器を生牡蠣に変えるなどして活用していた。また、ベンズナイフを自由自在に使いこなしている描写もあった。
作者の冨樫義博は能力名の元ネタであるゲームバイオハザードのファンであり、同シリーズの攻略本にイラストなどを寄稿している。