「だから 壊しましょう 何となく」
概要
カキン帝国の三大マフィアの1つ、エイ=イ一家組長。
茨の冠をかぶり、額から左頬にかけて二本の傷を持つ穏やな表情を浮かべた女性。
ナスビー王と愛人の間に生まれた婚外子。王位継承戦に臨む十四人の王子とは異母姉妹にあたる。
母親は数年に一度行われるというランダムに選ばれた村落へ王族一行がお忍びで赴き宴を催す謝肉祭で村人の中から選ばれた王族たちに奉仕する役割を与えられた『持て成す者』であった。
モレナはその時に生まれた『祭孤児』であり、正統な後継者になれない国王の子孫・『二線者』同様顔を裂かれながらも科学的選別に分けられ、また別の役割を与えられた存在である『肉』。
人物
破滅願望を持つ虚無主義者。
他人の身勝手により産み落とされ、疑われ、忌み嫌われ、傷つけられて『肉』として一生日陰者となり生きることを強いられた生い立ちから自分を含むすべてに興味を抱いておらず、世界を「糞溜め」と呼び、それを壊すことに情熱を向ける。ただし顔の傷は生(この世界への憎しみ)によることが出来たと好意的に受け止めている。後述する能力を自分の組員に授け、暗黒大陸に向かう船内での大量無差別殺人を扇動。他2つのマフィアと対立する。
念能力
特質系能力者
恋のエチュード(サイキンオセン)
0患者(メンバーゼロ)であるモレナの唾液を介して対象を「発症者」へ変える念能力。人数上限は自分を入れて23人。発症者は即念能力を習得し、他人を殺害するたびにレベルが上昇する。
そのレベルに比例してオーラ量も向上し、レベル20を超えると独自の発を取得、更に100に達すると新たな0患者となって感染を広げることが可能になる。
レベルの上昇量は一般人一名につき1、能力者は10、王子は50。モレナは初登場時レベル45。
自身の仲間となった者に念能力の取得のみならず、ポイント制でそれを扱う技術までをも向上させることが出来るという他の5系統混合させた非常に特殊かつ高度な能力。