「もしも生まれ変わったら 凶器になりたい」
「命を奪う瞬間の肌を!!! 血を!!!!!! 肉を!!!!!! 直接感じられるから」
概要
エイ=イ一家の構成員。職業は解体工。
サイキンオセンのレベルは29で、念能力が開花している。
生まれ変わったら凶器になりたいと願ってきた快楽殺人鬼。
モレナ=プルードによって生きながらその願いを叶えられたため心酔している。
同じくエイ=イ一家のクオロール、デヴェラレスと共に、シュウ=ウ一家若頭・ヒンリギ=ビガンダフノを襲撃するも返り討ちにあい死亡。
その死因は自身の能力で斧に変えた右手を頭に深々と突き刺されるというものであり、皮肉にも殺す側と殺される側両方の感触を味わう結末となった。
念能力
凶器の錯乱(いま 殺りにゆきます)
具現化系。右腕の形状を自由自在の凶器に変える。
殺す瞬間の肌や血肉の感触をダイレクトに味わいたいという強い欲求から発現に至った。
凶器の種類は瞬時に切り替える事ができ、作中ではハンマー、ドリル、斧を使用した。
単純な道具の具現化のため、ヒンリギとの戦闘では「お前の能力…意味あんのか?それ」と言われ、手錠で拘束されあっさり無力化されてしまった。
しかし細いドリルに変化することで拘束を脱し、ヒンリギの意表を突いて手のひらを貫通するダメージを与えることに成功している。
前述のとおり特殊能力もない単純な器物を具現化しているだけ(しかも柄の長さの分手で持つよりリーチが短い)のため、正面切っての戦闘用能力としては正直言って微妙と言わざるを得ない。
しかし、凶器の形状を変えられる点で応用が利くため、上手く仕掛ければ初見殺しも可能であったと思われる。出し入れ自由という具現化系の利点ももちろんあるので、どちらかというと暗殺や不意打ちに適性の高い能力と言える。
とは言え、銃弾数発を余裕で弾いたヒンリギを負傷させたことから練度の割りに威力が高いこともわかる。この辺りは歪んだ欲望がそのまま形になった能力ならではといったところか。本業の解体工にも転用できたら便利そうだが、性質上人体以外には精度が落ちてしまうか最悪使用できない可能性も考えられるというのは残念なところ。
パドイユは念の修行もなく能力を開花させたばかりの素人だったことから敗北してしまったが、修行や実戦経験を積んで能力を使いこなせるようになれば、そこそこ熟練の域に達したかもしれない。