「いいハンターってやつは 動物に好かれちまうんだ」
タグとしてはカイトが一般的。
CV:中原茂(パイロット版)、岸祐二(1999年フジテレビ版)、池田秀一(2011年日本テレビ版)
概要
ジンの弟子であり、ゴンの先輩にあたるシングルハンター(契約ハンター)。ベテランの狩人で念能力者としての実力も高く切れ者である。
股に届くほど伸ばした長髪の青年で、帽子を愛用している。仕込み刀を常に携帯している。
昔スラム街でジンと出会い、ハンターとして生きる術を教わった。
詳しい出自に関しては不明で、どこで生まれたのか本人も知らない。
ゴンとの出会い
ジンから課された最終試験「ジンを探し当てる」旅の途中でくじら島に立ち寄り、キツネグマに襲われていたゴンを助ける。ゴンがジンの息子であることに気付き、ゴンの持つハンターの素質を見抜き、ジンは死んだと聞かされていたゴンに父親が生きていて一流のハンターであることを伝え、ゴンがハンターを志すきっかけとなる。
再会と死
グリードアイランドを制覇したゴンとカキン国で再会。
すでにカイトはジンの試験をクリアし、一人前のハンターとなってアマチュアハンター達と調査チームを組み、生物調査の活動をしていた。カイトの専門は大型生物。
調査終了後、巨大キメラアントの噂を聞きつけゴン・キルアとともにNGLに入国、調査を開始する。しかし、女王の巣の目前に迫ったところでネフェルピトーの強襲を受け、ゴンとキルアを逃がし奮戦するも死亡。
彼の死は好敵手を求めるネフェルピトーの念能力「玩具修理者」を作るきっかけとなり、肉体のみを修復されキメラアントの対戦相手として利用されていた。
ゴンはカイトの生存を信じ闘ってきたが、死者を生き返らせる手段はなく、最終的にネフェルピトー打倒という復讐のみに自分の身を費やし瀕死の重傷を負う事になった。
転生
カイトの魂は女王の死後胎内に残っていたメルエムの双子の妹と思われる子供に生まれ変わっていた事が判明する。
赤子は赤毛の少女の姿へと成長し、カイトの自我はそのまま残っていた。
ただし、2022年開催の「冨樫義博展 -PUZZLE-」で公開された「冨樫メモ」の系統能力図では「(具現化系)→消失」と記載されている事から。同じく「消失」の記述があるあのキャラと同様に、念能力の方は失われている模様。ジン=フリークス曰くカイトは生きているとの発言もある。転生カイトを使いカイトは生きている様子。
なお、転生後のカイトは転生前との区別の為か「カイトちゃん」と呼ばれる事がある。(2011年版アニメ136話でも「カイトちゃん」でクレジットされた事から、公式名称扱いとの見方もある。)
2011年版アニメを原作とするForGroove社(日テレとクルーズの合弁会社)製のソーシャルゲーム「バトルコレクション」では、転生後の姿のカードは「カイト」名義のままになっている。
2011年版アニメにおける扱い
2011年版アニメでは原作第一話の核心にして物語の発端となるはずのカイトとゴンの出会いが全カットされている。
カットの理由について、雑誌「オトナファミ」2011年10月号のインタビュー記事で、監督の神志那弘志は「カイトは再登場まで、間が空きすぎてるんです。その空白期間に視聴者がカイトを忘れてしまっては困るので、アニメではもっと後半、劇的な出会いになるよう考えています。」と述べており、製作側の意向はともかく監督個人としては制作初期からキメラアント編以降も構想していた様である。
後に、アニメ版キメラアント編の初回でくじら島での一件は「回想」という形で描かれたが、ゴンを助けた後、お互いの素性を知らないまま別れた。という内容に変更されている。
カイト側はジンを探し当てた後、くじら島で助けた男児が実子である件をジンから聞かされていたものの、ゴン側は「幼少期にキツネグマから助けてくれたおじさん」程度の認識しかなかった。
当時を彷彿とさせる出来事を体験するまで、ゴンはカイトの存在を忘れていた。
上記の変更により、キメラアント編以前の作中にあったカイト関連の描写は、カットまたはカイトが絡まない内容に変更。
ジンのライセンスカードは「カイトがジンに返し忘れ、キメラアント編の途中でゴンに託す」という扱いとなった。
ちなみに、キツネグマのコン(1999年版ではコンタ)は、幼少期のゴンに抱きかかえられている回想場面を除き、名称や「ゴンの最初の友達」といった基本設定ごとカットされた。 本編では未登場となっている。
念能力
具現化系に属する能力者。
45m程の円の使い手である。
気狂いピエロ(クレイジースロット)
9種類の武器をランダムで具現化する能力。
ピエロ型のルーレットで出す武器が決まる。数字は1~9。
一度出した武器は技を出すなどしてきちんと使用しない限り、他の武器に変更することも消すことも出来ない。
またルーレット方式のため、狙った武器を出しづらいのも特徴。
これに関しては本人も「まったくもって使いづらい」と評する上、何を出してもハズレと宣うほどで、ゴン達からは内心「何故こんな能力に…」と突っ込まれている(恐らく本人の意思で武器を選択できないという制約によって強化されていると思われる)。
このピエロは自我を持ち、自分の意思で勝手に喋る。喋り方といいウザい。
2:鎌
死神の円舞曲(サイレントワルツ)
2番の大鎌で出せる唯一の技。
360度回転して、周囲のものを広範囲で巻き込み全て無差別に両断する。
3:ロッド
4:銃
?:「ゼッテー死んでたまるか」と本気で思わないと出ない番号
会長選挙会場でジンからゴンへその存在が語られた。
「気狂いピエロ」はカイトの念の師匠であるジンが教えたものである。
その番号とはピトーと戦う時に出現したロッド(3)の事を指すのか?蟻に転生した事との関連は?
…など、未だに謎は多い。転生した後に念能力が増える可能性もある。