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不破諫

ふわいさむ

特撮番組『仮面ライダーゼロワン』の登場人物。
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ヒューマギアは残らずぶっ潰す…!」
「やると言ったらやる!俺がルールだ!」

演:岡田龍太郎萩原壮志(少年時代)

概要

内閣官房直属の対人工知能特務機関「A.I.M.S.」隊長であり、仮面ライダーバルカンの変身者。
当初の設定では26歳とされていたが、第9話で明らかになった生年月日は1992年2月8日となっており、2019年時点で27歳(早生まれなので満28歳)となり1年のずれが生じている(他の二人は2019年時点における満年齢を採用)。2020年5月10日オンエアの第35話では出生が「26年前」と説明されており、現状26歳なのか28歳なのか曖昧になっている。
身長は177㎝、血液型はA型。出身は東京都浅草で、出生時の体重は3140グラム。第36話で明かされた家族構成は父、母、弟。

ヒューマギアとその製造元である飛電インテリジェンスに対し激しい憎悪を抱いており、暴走したマギアのみならずヒューマギア自体を「殺人マシン」「人類の敵」とみなして憎んでいる。

第1話ではトリロバイトマギアと化し排除対象となったヒューマギアを排除すべく、指示中の唯阿の言葉を最後まで聞かずに発砲。そして通常火器で中々撃破できないことに業を煮やし、エイムズショットライザー無許可で持ちだして使用する始末。
さらには機能停止寸前の機体に対しては踏みつけて脳天にトドメの一発を撃ち込む等、その憎悪をむき出しにしていた。
この容赦のなさが「武断的リーダーシップ」に相通じるものがあるのか、後述の第4話における面倒見の良い兄貴肌な側面と合わせて、部下達の受けは案外悪くないようである。
また、第8話にて上司にあたる技術顧問である唯阿は元々ZAIAから出向してきた外部の人間である事が明かされたため、おそらくは元々の指揮権は不破が所持していたものと思われる。

ヒューマギアに対して「過激派」的な人物ではあるが、言動などを信用してはいないものの、流石に正当な排除理由のない一般のヒューマギアを襲ったりはせず(本人も「暴走したらぶっ潰す」と言っている)、複雑な背景があった場合は、黙って様子を見る事もある。
実際に、トリロバイトマギアと化したが危害を加えずに機能停止したアンナに関しては、事件の背景を更に調べる為でもあったが破壊せずに回収しようとしており、亡くなった娘に似せて作られたヒューマギア(人工知能特別法により故人に似せてヒューマギアを作る事は禁止されている)「香菜澤セイネ」を発注した多澤社長の場合は、「事情聴取は大事なオーディションが終わるまで待ってほしい」と懇願する或人の提案を聞き入れた。
また、第10話ではイズから刃唯阿が飛電インテリジェンスを陥れるために内部情報をリークしたことを伝えられると動揺し、唯阿に対して「A.I.M.S.が特定の企業を貶めるような真似をするな」と警告しており、私情と任務の最低限の線引きはしている。

第4話では父親がデイブレイクの原因だとされ、周囲にいじめられていた桜井郷少年に、自らの過去を重ね合わせて「親父さんは悪くない」と励まし、真実を追求するために彼とデイブレイクタウンに潜入するという行動力を発揮。その中で「前だけを見て、突き進め!」と彼を激励するなど、ヒューマギアへの憎悪さえ絡まなければ、面倒見のいい兄貴肌な部分も見せている。第15話ではに傷付けられたA.I.M.S.の仲間を見て怒りを増幅させるシーンがある。

技術顧問の刃唯阿は、立場上は上司に当たるようだが、不破の独断行動が多さにもはや制御を諦めている節もある(尤も、試作兵器のテスターめいた事をやらされるようになったが、今までの行為を考えれば「良くても降格、悪ければ解雇」ものである為、代価としては充分なものである)。

個人としては高い戦闘の素質を持ち、第1話では反動が強いショットライザーを初見で使いこなしてトリロバイトマギアの群れを1人で退け、第2話では壁面を動きまわるクエネオマギアに命中させるまでになった。
また腕力も相当強く、唯阿の許可が無ければ開かないプログライズキー力ずくでこじ開けて仮面ライダーバルカンに変身。

バルカン
不破


初変身以降も変身の度にこじ開けており、視聴者間では一種のお約束となっている。
こじ開けようとしてプログライズキーを壊してしまうネタも存在する(誰が呼んだかゴリラ変身」ゴリライズやめろフワ)。

これらのネタも、あくまで視聴者の中でのみ認識だったのだが、とうとう第22話にてTV本編でも「ゴリラ」と言われてしまった。詳細は後述。

ヒューマギアへの敵意

中学生だった12年前に起きた大規模事故デイブレイクで、暴走した無数の旧型ヒューマギアに襲われた過去が発端となっている。
大量虐殺を引き起こしたヒューマギアだけでなく、事件を隠蔽して「爆発事故」として処理した飛電インテリジェンスに対しても強い憎しみを抱き、「ヒューマギアは夢のマシン」と語る飛電或人に対しても敵対的な態度をとっている。

ヒューマギアは


同じく「デイブレイク」の被害者でありながら父親ヒューマギアの飛電其雄に救われた或人とは、ヒューマギアの光と闇をそれぞれ知る者同士、鏡合わせの存在である。ただし不破は、或人が自分と同じ「デイブレイク」の被害者であることは知らない。

マギアの暴走も飛電インテリジェンスの仕業だと思い込んでいたが、第2話の或人の会見で滅亡迅雷.netの存在を、第4話で「デイブレイク」も彼らが仕組んだことであったと知り、さらに自らゼロワンであることを明かした或人の「隠蔽しない」姿勢から或人への見方を改めつつある。
だが、飛電インテリジェンスがヒューマギアを開発したことが原因で悲劇が起きたという認識に変わりはなく、依然としてヒューマギアに対しては敵意を抱いている。

第7話では、彼のスタンスがより明確に描かれ、『シンギュラリティに達したヒューマギアは自我を持つ』と言う情報を或人と共に知るが、「ヒューマギアが自我を持つことは素晴らしいことだ」として坂本コービーを庇おうとした或人に対して、「ヒューマギアが自我を持つのは危険だ」と言う判断から、コービーの破壊を即断した。
第8話では、前述の事態を切っ掛けに、「シンギュラリティを起こしたヒューマギアが人を襲う」とも考えるようになり、ヒューマギアへの敵愾心はより悪化している。
また、12年前に「デイブレイク」を起こしたヒューマギアである仮面ライダー滅と直接対峙した時には、その怒りと憎しみを爆発させており、滅に対して猛烈な攻撃を加えるが、一切のダメージを与えられず、逆に敗北して瀕死の状態にまで追いやられる。

心情の変化

第9話では意識不明の重体で医電病院に搬送され、医師型ヒューマギアDr.オミゴトの手術を受けることとなる。
実はオミゴトはギーガーのハッキング行為を受けてなおも自我を保っており、手術中に心を奪われそうになりながらも手術を続行し、不破は何とか命を救われた。

意識が戻り、自分の身に起きたことについて気付いた際には少々ばつが悪そうな顔をしたが、或人と二人きりになった際には「どうやら俺には二つの記憶が出来ちまったようだ。ヒューマギアに襲われた記憶と、助けられた記憶だ」とあれ程嫌っていたヒューマギアのおかげで助かったことを認めた。
この時、或人の前では「別に許した訳じゃない」と往生際悪く言い訳したものの、ヒューマギアへの認識は少しづつだが確実に変わり始めていた。

第12話では、第11話で起こったヒューマギアによる殺人未遂事件の捜査をしていたワズイズとともに成り行きから共同で捜査を始める。
この時には、以前のようなヒューマギアに対する無条件の敵意を2人には向けず、ワズが暗殺ちゃんに隠されていた真相を解明して、事件解決の手がかりである祭田ゼットの5号機を見つけた際には、「中々やるな」と素直に称賛していた

第15話において、第14話で手に入れたアサルトウルフの力で仮面ライダー滅を撃破。以前の雪辱を晴らすも安全装置を搭載していないアサルトウルフの反動は大きく、吐血して倒れるほどのダメージを負う。
すぐにA.I.M.S.に運び込まれて療養を受けるも、間を置かず迅が態勢を立て直して市街地に攻め込んで来たため、負傷を押して最前線に立つが、満足に動けるはずもなく苦戦する。
直後駆けつけた或人が、不破の取り落としたアサルトウルフプログライズキーより外したアサルトグリップを使ってシャイニングアサルトホッパーへ初変身、仮面ライダー迅との決戦を間近で見届けた。

その後、滅亡迅雷.netが壊滅したニュースに世間が沸く中、機能停止状態で発見されA.I.M.S.に回収、修復後拘束されたを高所より眺める。
かつて「デイブレイク」の元凶として激しく敵視した相手が今、抵抗のできない姿で自分の前に横たわっている光景を見た彼は「俺は今まで何と戦っていたんだ…?」と呟いた。

断片的な情報から考察すると、不破のヒューマギアに対する憎悪と激情は「ヒューマギアへの恐怖に対する反動形成」の可能性がある。暴走ヒューマギアを倒すためなら力任せに変身しようとしたり命を落とす危険が高い力も躊躇無く使う面と、出会ったり心が触れ合った者には人間とヒューマギアの隔てなく誠意や優しさを見せる面は明らかに矛盾しており、突然日常を一瞬で奪われ何もできずに一人逃げ回った「デイブレイク」時のトラウマが、今でも彼の脳裏に残っていることを匂わせている。
視聴者よりネタにされがちな不破の変身シーンだが、それを行った時の彼の心には、ヒューマギアから延々と逃げ続ける少年時代の自分がいたのだろうか。

ZAIA編

滅亡迅雷.net壊滅直後に起こったゼツメライザーの付いていないマギアの暴走事件に或人と共に収集にあたり、「何かヤバイことが起きるような気がする……」とこぼす。

その後の第18話にて、突然目を覚ました滅にショットライザーを突きつけ尋問。その際に初めて、滅が拘束されたのちに修復されたことを知る。

不破は、滅を修復したのは唯阿ではないかと考え、地下駐車場にて唯阿に詰め寄るも、彼女はショットライザーを装着し、説明拒否の姿勢を見せる。これによってA.I.M.Sライダー同士の衝突に発展してしまう。
そこへZAIAの天津垓が「私の部下に手を出すのは許さない」と乱入。不破とはこれが初対面となる。
シューティングウルフはもちろん、アサルトウルフですらサウザーに完敗してしまう。

その後、滅に人間が怪人に変身した事件を知らせると、滅の口からレイドライザーなる物を使ったこと、他にも仲間がいる、それは今は亡き我等の同志だということ、そしてレイダーを追えばその先に奴は現れるということを聞き出す。
その直後、不破の背後に問題の謎の人物が現れているが、すぐに姿を消した。

第19話では、王波不動産のトップ営業マン・新屋敷が変身したスプラッシングホエールレイダーの元に駆けつけ、レイダーとの戦闘に入る。
レイダーは逃したものの、不破は或人にも滅が修復されたこと、身柄はA.I.M.Sが拘束していること、滅から聞き出した、レイダーと滅亡迅雷.netの仲間に関する情報を共有。その際「そっちにはそっちの仕事があるんじゃないか?俺にも俺の仕事がある」とZAIAとの買収を掛けた勝負に追われる或人に代わって真相を探っていく姿勢を見せた。

第20話では大工ヒューマギアである最強匠親方が変貌したアークマギアとホエールレイダーが戦闘に入る一部始終を目撃、パンチングコングでホエールレイダーに挑むも苦戦、そこへサウザーが現れ、コングのデータを利用されたジャッキングブレイクでアークマギアは倒され、肝心のレイダーも取り逃がすこととなってしまった(おまけにレイダーになったばかりの新屋敷にすら「弱っちい」と言われる始末)

新屋敷の容疑が固まり、不破は新屋敷をA.I.M.Sとして連行すると或人に報告するが、何を思ったか「勝負が終わるまで待ってほしい」と頼まれ、不破も「問題を起こしたら、連行する」とそれを呑んだ。

その後、街中で不破は問題の黒フードの人物と初めて対面。追う中で聴こえてくる不気味な声やノイズ、なぜか揺らぐ視界を押し殺し、黒フードの人物を追いかけ廃工場の奥に走って行ったが、その奥の暗闇で不穏な謎の音が響き……。

安否が危ぶまれたが、第21話でのダイナマイティングライオンレイダーとゼロワンシャイニングアサルトホッパーとの戦いに、何事もなかったかのように登場。アサルトウルフでレイダーに空高く弾かれたオーソライズバスターを高所からジャンピングキャッチしながら加勢した。

レイダーを逃したものの、或人はその先でザイアスペックを拾う。これを解析すれば持ち主と思われるレイダーの正体がわかるというが、セキュリティロックが掛かっており解析不可。
これを見た不破は力尽くで開ければいいだろと言ったところ、直後にイズから「あなたはゴリラですか?」というド直球ストレートのツッコミ(あるいは無自覚な煽り)を叩きつけられる。
当然ながら不破は怒りを露わにするが、或人に必死に宥められたことでひとまず怒りを抑える。そしてザイアスペックは不破の知り合いの刑事に調べさせることに。

その後、拘束されている滅に話を聞きに行きたいと或人に頼まれ、彼に同行。そこで聞いた「ヒューマギアたちは自分の意思で暴走している」という事実に頭を抱える或人に、「らしくねぇな」と缶入りのおしるこを投げ渡し、

「俺がヒューマギアに判決を下すとしたら、ヒューマギアは俺の命を脅かしたが、俺の命を救った。有罪と無罪、半々だ。だったら、勉強させて利口なヒューマギアにしていくしかねぇだろ?それがお宅らの会社の仕事じゃないのか?」

と、自分の変化していったヒューマギアへの考えと励ましの言葉をかけた。

続く第21話では、天津がゼツメライザーとゼツメライズキーを所持していたことに関しての話をするため、或人は不破を通して滅に再び面会。しかし、話を聞くや滅は暴れ出したので面会は中断。

その後、事件の真犯人を追うために弁護士ヒューマギアの弁護士ビンゴとの協力を或人に要請される。当初こそヒューマギアと協力することが不満だったようだが、ヒューマギアの強みと不破の行動力が発揮され、ついに真犯人を裁判の場に連れ出す。その犯人とは、前回不破がザイアスペックの解析を頼んだ鳴沢刑事だった。さらにライオンレイダーの正体も鳴沢であることが露見。

しかし、鳴沢は一瞬の隙を突きライオンキーを不破から強奪。屋外にて鳴沢の変身したライオンレイダーとアサルトウルフの戦いが始まった。

そんな中、サウザーと戦っていたゼロワンが、サウザーの手でメタルクラスタホッパーに変身させられ、レイダーとアサルトウルフに攻撃を仕掛ける。不破はなんとか抜け出したものの、攻撃をモロに受け続けたライオンレイダーは全身の装甲を破壊され、攻撃が終わった後、変身解除した鳴沢は、着ていた服がボロボロに食い破られた哀れな姿で倒れ伏した。

メタルクラスタホッパーはサウザーすら圧倒し変身解除させたが、なおも生身の状態の垓に攻撃を仕掛けようとする様子を見て、不破は「これ以上はまずいぞ!!」と叫び、なんとメタルクラスタホッパーのゼロワンドライバーをその怪力で引きちぎる。お陰でメタルクラスタホッパーの暴走を止めることができた。

唯阿「ゼロワンが進化した…」
不破「ゼロワンじゃない!別の何かだ…!」


立ち位置の変化

ZAIA編に入るにあたって、唯阿がZAIAに戻ったことで単独行動が増えた。
この章の主軸は、飛電インテリジェンスの買収をかけたZAIAとの「お仕事5番勝負」となっているが、垓が行動を本格化した辺りから飛電がずっと劣勢である状況が続いている。ZAIAがここまで優勢である所以にはレイダーと、それを生み出す黒フードの人物がおり、主人公側は敗北の要因にレイダーが深く関わっているのを知っているのだが、お仕事勝負で手一杯であり、大きな謎に迫っているのが現状不破一人だけの状況となっていた(そんな不破も、滅に対する尋問ばかり目立っているが)。この辺りは第21話や第22話で解消されていく。

特に、強烈に悪辣なキャラクターである垓や、垓と行動を共にしつつ何か隠し事をしている様子の唯阿、勿論仕方のない部分もあるのだがそれでも頼りなさが目立つ或人などの他の主要人物と比べて、良くも悪くも表裏のない大人で、立場と考えは違えど主人公に協力的であることから、序盤の復讐と怒りで行動していた頃とは一転して、作中では特に頼もしい人物であると言える。

それでもレイダーの裏で暗躍する謎の存在(亡?)との関連性が疑われるなど不穏な点も多い(後述)。

人間関係

或人との関係

基本的には主義思想の違いから対立はしているが、劇中では共闘する事が多い。
又、共闘するだけであればそこまで珍しい事では無いが、或人が彼の目の前で仮面ライダーゼロワンに変身した第4話以降、劇中で同時に変身するシーンが多い傾向にある(第3話までは、ゼロワンをマギアの一種だと思っていた模様)。
2号ライダーと主役ライダーの対立自体は、平成ライダーを通して何度も描かれてきた事なので珍しくはないが、ここまで相容れない対照的思想を持ちながらも、同じ方向を目指して行動するライダーと言うのは珍しい。

又、基本的には困っている人の為に行動するところや、隠し事の多い組織の人間(不破の場合は唯阿、或人の場合は福添准)から疎まれている、それでも持ち前の行動力で目的を達成していく等、本質的には似た者同士である。

不破は知らない事であるが、或人は同じく「デイブレイク」の被害者であり、何気に同郷の人間でもある。

尚、或人のサムいギャグに世界で唯一ハマる人間でもあり、他の人達が沈黙する中で傍目にはブチギレているかのような、死に物狂いの力みっぷりで噴き出さないようこらえていた
第4話のラストからは遂に笑ってしまうシーンが見られるようになったが、いずれも或人が見ている前ではなかったり、見られてもすぐにごまかしたりしているので、或人には残念ながら気付かれていない。それどころか、第9話のラストでは無理に力んでこらえたせいで病み上がりの傷を痛めてしまい「俺のギャグって痛いの!?」とさえ認識されてしまった。後に亡を解放した際に亡によって唯阿にアルトのギャグで笑う事を暴露されてしまう。

このような理由で、恐らくは「にっくき企業の社長ながらもどこか憎めない奴」といった認識なのだろう。
第12話では、ワズの機転により辛くも窮地を脱出した際に、或人、イズ、ワズの三名を匿うことになり、その後は今までの成り行きからの共闘ではなく、ドードーマギア改の進化態に対抗するために正式に共闘を組む。
その際に、或人からは初めて名指しで「不破さん」と言われている。

或人の夢に対する、ある種愚直と呼べるほどの真剣さは、怒りと憎悪以外のほとんどを落としてきた狼に様々な方向から多大な影響を与えており、事実、飛電或人がいなければ現在の不破諌は存在しなかった

唯阿との関係

元々は、同組織での上司と部下であるが、唯阿の方はZAIAエンタープライズという飛電インテリジェンスに匹敵する巨大企業からの出向であるため、基本的には彼女からの指示は無視する傾向にあり、そんな不破に対して、唯阿の方は彼を制することを諦めている節がある。
その一方で、唯阿から不破に対する信頼は確固たるものがあり、基本的に命令違反を繰り返す不破に対して事後承認という形ながらも装備の使用を認めており、試作兵器のテスターという形で命令違反を帳消しにするなどの尻拭いもしている。不破が仮面ライダー滅に敗れて生死の瀬戸際に立たされた時には、病院のヒューマギアを強制停止させた飛電インテリジェンスに直訴してまで不破の助命に尽力した。
そんな唯阿に対して、不破も不破なりの信頼を唯阿に寄せているようで、第10話では飛電インテリジェンスに対して怪しげな動きを見せている唯阿に対して、不信感を抱きつつも怪我の治らない体を押して唯阿を助けると、その後も仲間として共闘した。
また、唯阿が「いずれ不破を裏切ることになるかもしれない」ということを告白すると、「その時は俺が勝つ」と笑いながら言い放っており、唯阿が信頼できない存在であることも含めて、仲間として信頼を寄せている内面を見せた。

アサルトウルフプログライズキーが登場してからは、その不穏な変身音声や元々滅亡迅雷.netにしか使えないと言われていた事、シューティングウルフプログライズキーが「werewolf(狼男)」と発声し黄金狼男を連想させることから、一部視聴者から「実は本人の知らない所で滅亡迅雷とつながりがあるのでは?」「滅亡迅雷の「亡」にあたる幹部的な存在なのでは?」と推察され始めている。
実際、第9話での健康診断の際「脳の検査を受けていない」白衣の天使ましろちゃんに言われた事、冬映画のエンドロールで「自分がヒューマギアになる夢を見た」と唯阿に話すなど、怪しい描写はあった。
滅からも「今は亡き我が同志がお前の背後に居るのかも知れない」(第18話)「お前がお前自身の意志で動いていると、なぜ言い切れるんだ?」(第24話)と意味深な事を言われているが……?

真実(※第28話の重大なネタバレ注意‼︎)

お仕事5番勝負の最終戦、演説対決が進む中、不破は天津のいる市議会議員事務所に乗り込む。
不破は単身で滅亡迅雷.netの行方を突き止める気であり、そのために「レイドライザーが滅亡迅雷.netに盗まれたのならその証拠を見せろ」と問い詰める。

不破は「本当はあんたが(滅亡迅雷.netを)匿っているんじゃないか?」と疑うが、天津は「その言葉、そっくり君にお返ししよう」と応え、更には「滅が脱走できたのは、君が滅亡迅雷.netの連中にハッキングされたからじゃないのか?」とまで言い放つ。
そして「俺がハッキングなんてされるわけねえだろ」と否定する不破に対し、とどめとばかりに、天津は衝撃的な事実を口にした。













天津「可能だ。君達2人の脳には、人工知能が搭載された特殊なチップが埋め込まれているからね」

今までの、時折見舞われていた頭痛や意識の混濁に思い当たり、不破は愕然となる。

不破「チップ……なんだよ、それ…」
天津「教えてあげなさい、唯阿」
唯阿「………ショットライザーで変身するために、必要なものなんだ……」
不破「そんなの聞いてねえぞ!」
天津「当然さ。君は我々の実験体だからね」

エイムズショットライザーで変身する不破や唯阿は、ZAIAによってに特殊チップを埋め込まれた実験体だったのだ。それは同時に、天津の指摘通り、ハッキングされて滅亡迅雷.netに協力していた疑惑を否定できないことも意味する。不破が滅亡迅雷.netにしか使えないアサルトウルフを使用出来たのは、これによる可能性が高い。

自分も唯阿もZAIAの実験体だったと知らされて激昂しつつ、動揺を隠せない不破はアサルトウルフに変身、サウザーと戦うもやはり劣勢に追い込まれる。
するとその戦いに、突然仮面ライダー滅が乱入。一世代前のライダーにも関わらずサウザーと善戦すると、状況不利とみてサウザーは撤退。

何故自分を助けたのかと問うと、滅は「それがアークの意思だからだ」とだけ言い残し去っていった。「何故、自分を助けることがアークの意思なのか?」と、不破の混乱は一層深まる。

そんな彼の前に現れた迅が見せた映像には、信じ難い場面が映っていた。滅の拘束ルームに侵入し、監視カメラに手を伸ばす人物、そこにいたのは紛れもなく不破の姿だった。
つまり、不破こそが滅亡迅雷.netの構成員の最後の一人とされる黒フードの人物その人だったのだ。

実は脳内に埋め込まれていたチップに迅がハッキングしたことで彼は滅亡迅雷.netに操られ、二重人格のような状態となっていたのだった。滅がA.I.M.S.の施設から脱走できたのも、迅によって操られた不破がそれを手引きした為であった。
迅は不破との会話にて「あと一人、解放しなければならない仲間がいる」という意味深な言葉を口にしていたが、第29話にて天津の口から、不破の脳内に埋め込まれたチップが実は滅亡迅雷.net構成員「」のものだったという驚愕の事実が明かされた。
そしてこのチップにザイアスペックを介して命令を送ることで、天津は亡の人格が表出した不破を「飼い犬」として意のままに操れるようになっていた。

不破に亡のデータが埋め込まれたタイミングは、本編では一切語られていなかった。アサルトウルフの登場時期や不破の状況からみて「第9話での入院中」という説が濃厚だったが、「プロジェクト・サウザー」にて亡が破壊されたのが本編第9話のタイミングであること、そして「プレジデント・スペシャル」にて長髪のイズによって亡のデータは不破の入院中に埋め込まれた事が明かされ、この仮説が本当であった事が判明した。
これにより、入院中に何らかの形でチップの埋め込みが行われたと思われるのだが、何の偶然か同話においてギーガーにハッキングされていたとみられるDr.オミゴトが不破の手術を行っている。これに関してはまだ明かされていないため真偽は不明だが、Dr.オミゴトも宇宙野郎雷電同様にマギア化しなかったもののハッキングされており、図らずも利用されていた可能性が浮上している。
※だが、「ヒューマギアへの敵意」に関しては初登場時から既に持っている為「亡の移植=記憶の改竄」とはならない点に注意する必要がある。記憶の改竄自体はバルカンへの変身用チップの埋め込み時点で行われたが、改竄前の記憶自体はチップ内に残っていた為、亡がそれを読み取っていた可能性も考慮した方が良い。
35.5話でのアズの言動から「変身用チップへの亡の移植」で、この件は確定となった。

夢を持たない「野良犬」から夢を探す「一匹狼」へ

時には天津の意思のままゼロワンを撃破し、時には迅にハッキングされるがまま呼び出され、自分が何なのか自問自答を続ける不破。

全てが明らかになる中、自分と同じくチップを埋め込まれていた唯阿に「仕方なくZAIAに従っているのか?」と尋ねるも、唯阿はといえば「自分の意思で従っている」と答えつつ、その実態は自分の在り方が分からない故の現状維持でしかないという状況であった。

そんな中、お仕事5番勝負に勝利し飛電インテリジェンスの買収を決定した天津が、或人の眼前でのイズの破壊を不破に命令する。
亡の人格のままに命令を遂行しようとするが、寸前で不破の人格が戻りだし苦しみ始める。
やむなく唯阿がレイダーに変身して命令の実行に乗り出し、助太刀に入るべくサウザーに変身した天津とともに、破壊を阻止しようと応戦する或人を追い詰める。
そしてとうとう或人の眼前で唯阿がイズに攻撃を放った。

しかし、そこに割って入りイズを救ったのは、かつてヒューマギアを絶対的な敵として憎んでいたはずの不破その人であった。
なんとこの土壇場で亡の思考を排除したのである。

「目が覚めたぜ…!

ヒューマギアをぶっ潰して、その先に何があるのか…夢なんて考えたこともなかった!」

「けど…いつか見つけてやるよ。俺が俺であるために…俺の夢を!」

「そのために、俺は戦う!俺のぉ!ルールでぇぇぇぇっっ!!」

「変身!!」

「野良犬」と呼んだ彼を「飼い犬」にすべく天津が与えたプログライズキーを自らの意志でこじ開け、不破は新たなる力・ランペイジバルカンを手にして歩みだす。

「刃!!お前の夢は何だ!? ZAIAの奴隷になって…その先に何がある!!」

「お前が本気の夢を語るまで、俺はお前を認めない!!お前がお前であるために、俺はお前をぶっ潰す!!」

誰の命令でも誰の思惑でもない、自らに課したルールのままに自らの意志で今度こそ立ち上がった「一匹狼」は、敵として襲い来る天津、そして唯阿をその圧倒的な力でねじ伏せ、未来をその手に掴む確かな一歩を踏み出したのだった。

飛電製作所編

第30話以降の新章では、エイムズショットライザーを持ち出して自らA.I.M.S.を退職し、完全にZAIAの指揮下に入ることになったA.I.M.S.と決別。かつての敵であった仮面ライダー迅の戦いに加勢する。
新生A.I.M.S.の隊長となった唯阿に対して、あくまでも自分の意思ではなく会社の意思に従うのみの唯阿を叱責しながら、ランペイジバルカンで交戦、これを退ける。
交戦後、或人に自分(恐らく唯阿も)の脳内にチップが埋め込まれていることを伝え、全ての元凶であるZAIAと戦うことを宣言する。
第31話では、唯阿との戦いの末にアサルトウルフプログライズキーを奪取される。

第32話からは、ZAIAと戦うのに都合がいいとして飛電製作所の用心棒となった。
そんな中、モデル型ヒューマギアであり、絶大な人気を持つデルモの再起動を阻止するために襲来したA.I.M.S.やサウザーの撃退に出向こうとした所、唯阿によって亡の人格をコントロールするために再調整されたアサルトウルフへと強制的に変身させられる。
ここにきて尚、天津の命令に盲目的に従おうとする唯阿を「遂にZAIAに魂を売ったのか!!?」と非難するものの、アサルトウルフの効果によって起動した亡により体を乗っ取られ、サウザーの命令通りにデルモの廃棄へと動き出す。

そんなアサルトウルフを止めようとするゼロワンとイズの元に迅が現れ、アサルトウルフを止めると共にゼロワンの元から不破の体ごと亡を連れ出す。
迅により、亡へのシンギュラリティの覚醒が促されている中、不破の意識が覚醒し、自分は亡ではないとその場を立ち去り、デルモの護衛の為にファッションショーの会場へと向かう。

しかし、不破の頭の中では亡の意識と自身の意識が交互に入り混じっており、或人達の前に訪れた時には亡の意識が覚醒した状態で現れ、二人が亡に話しかけていた最中に意識を覚醒させるも、その場で昏倒する。
その後、再び不破として意識を取り戻し、デルモの警護に当たっていた際に亡を解放する為に動き出した迅と遭遇し、再度亡としてアサルトウルフに変身し、デルモを巡って戦っていたサウザー、ジャッカルレイダー、ゼロワンの元に現れる。

そんな戦いの最中、亡はヒューマギアの夢について或人や迅、デルモによって語られたことで、今まで道具として天津に作られ、従い続けていた自分から脱却、ついに自我を覚醒させる。

「私は、ヒューマギアの夢を叶えたい。でも、夢が何なのかわからない。だから、ヒューマギアの夢を代わりに叶えたい」

不破の頭の中でシンギュラリティを起こした亡はサウザーに立ち向かい、

「俺にも聞こえた……亡の声が!」

シンギュラリティを起こした亡の声に応えるように、不破もまた覚醒する。
人間に作られたヒューマギアでありながらも、道具ではなく自分の意思で生きようとする亡と同調した不破は、アサルトウルフの状態でサウザーを圧倒し、ランペイジバルカンに変身。
2人は互いに呼びかけあいながら戦い、サウザーに向けて宣言する。

「俺は」「私は」


「「俺/私たちは、道具じゃない!!」」

2人の意思を合わせることで、今までになくランペイジバルカンの力を引き出し、サウザーを変身解除にまで追い込んだ。










過去の真実(※ネタバレ注意‼︎)


だが続く第33話、唯阿は天津垓から不破に関するある事実を聞かされ、不破自身もその事実を知ることになった。

それは、これまでの不破の動機であった「デイブレイクの際に通っていた中学をヒューマギアに襲われた」という記憶は天津によってチップに植え付けられた偽の記憶であったという恐るべき真実だった。
天津が自分の「夢」のための道具として、ヒューマギアに対する憎しみを植え付けるために行ったことだったのである。

さすがの不破もこの事実の前に一時呆然となるが、今までの或人&イズとの関わりや『夢』への真剣さに亡共々プラスの方向に影響を受け、既にヒューマギアへの思想も態度も大きく軟化していた彼にとってはむしろZAIAをぶっ潰す決意を固めさせる最後のピースとなり、バルキリーを援護するべくランペイジバルカンに変身。

「よく聞けZAIA! 俺は変わった! あの記憶はもうどうでもいい!!」

「俺にはなぁ、憎しみなんてもういらない!今の俺には夢があるからな。お前が作った『仮面ライダー』という夢が!」

唯阿の造り出したA.I.M.S.のライダーシステムこそが夢だと断言して、久々となるバルキリーとの連携でサウザーを撃退に追い込んだ。

それでも自分の記憶が偽りだった事は多少気にしていたらしく、第34話で唯阿によって「本当の過去を知りたくないか」と聞かれても関わりたくないとばかりに突っぱねた。それでも無理矢理気絶させられて滅亡迅雷.netのアジトへ連れて行かれ、亡を分離させられる。
この影響か不明だが、以降バルカンに変身していなかったが、第36話では普通に変身していた。

第35話で亡から自身の本当の過去を聞かされたが、その内容は過去を話した亡とそれを聞いていた唯阿をして「普通すぎてつまらない」「一つだけ面白い点は笑いのツボの浅さ」と言われるほど。
しかし裏を返せば、世界で唯一のアルトファンというだけの、そんな普通の人間が巨大組織の施した記憶操作によって都合のいい道具にされ、それまでの人生を狂わされた事実は筆舌にし難い悲劇であり、天津とZAIAの悪辣さがより強調されている。

また、彼の境遇は過去のライダー達に通じる物があり、ある意味ではお約束通りと言える。
そういう方向では、やはりというか或人も『とりあえず普通に生きていたが、遺言を機に人生が大きく変化した』主人公であるため、主人公つながりで境遇は同じと言える。
ただ、先に普通に生きていた部分が取り上げられた或人に対し、後になって普通の人間だったと判明した点、そしてきっかけが明るいか暗いかという意味ではまったくの真逆である。

第36話で実の家族(両親と弟)が存命である事も明らかになり、笑いのツボは親父ギャグ好きの父親譲りである模様。

総集編での活躍

5月31日に放送された、不破諫と刃唯阿の活躍を主とした総集編、シューティング・スペシャルでは、既存のシーン(唯阿が諫の体から亡を分離させるために接触し、諫を昏睡させて連れ出す場面)の音声を新規で差し替えることで新しい話が展開されていった。

大まかな内容は、諫が自分の過去が「普通過ぎてつまらない」と言われたことを気にして自信を失っており、それを見かねた唯阿が仮面ライダーバルカンとしての諫を振り返ることで自信を取り戻させようとするもの。

だが、諫の人生を「つまらない」と最初に言ったのは他ならぬ唯阿であることや、自信を取り戻すと言っておきながら唯阿は諫の自信を削ぐような発言をしたり、(事情が事情とはいえ)亡を分離させるシーンを流用しているために頭に装置を付け直接脳内に映像を流す形式を取っていたり(それ故に迅が側で立っている)、バルカンが滅やサウザーに撃破されるシーンを見せたことで諫の意識が覚醒してしまった時は逐一諫の首をチョップして昏睡させていたりするなど、全編を通してツッコミ所満載の総集編となった。

そして唯阿がネガティブな部分ばかりを振り返らせたために、我慢の限界を迎えた諫は「つまらない人生の何が悪い!?」と反論し装置も投げ飛ばして出て行ってしまう(側で見ていた迅は残念がっていたが)
体力を消耗しフラフラになりながらも諫は或人とイズの元へ赴く。かなり精神的に参っていた諫に、或人は、用心棒ではない新たな仕事を紹介し転職させることに。諫もこれに賛同し、総集編は超(スーパー)お仕事大戦へ…

超お仕事大戦01では、或人とイズ、そして乱入した唯阿とともに様々な仕事を振り返っていく。だが、警備員に対してイズに「守る会社を破壊する方には…」、消防士に対しては唯阿に火災時に(唯阿を無視し)自分だけ水を被って火災現場に乗り込んだ事を指摘される(これについては後述で見方が変わり得る)、住宅販売員に対して唯阿に「怖い顔のやつに人は笑顔にできない」などとボロクソに酷評され(しかもいくつかに関しては完全に濡れ衣である)、挙げ句の果てには唯阿から「組織でやる仕事は向かない」と今話を全否定するかの如きセリフを吐かれる。そして或人の「また次回!」に対し「いや今言えよ!」というツッコミでバトル01は終了する。

なお、シューティング・スペシャルから超お仕事大戦にかけて、(ストーリーの作風の影響もあれど)先述の通りかなりネタ発言が目立っている。おまけに第32話第23話といったやけにシリアスなシーンの映像が使われた事が視聴者の更なる笑いを誘っている。

続くバトル2でも、唯阿に命じられるまま声優業への適性テストといい猫の鳴き真似をしたが完全に虎か何かの雄叫びだったり、唯阿が配達員ヒューマギアのオクレルに配達させたお絵かきセットを使っての漫画家への適性テストにも、かなり個性に溢れているゴリラを描いた(何故か背ビレがあるが、コレを連想したのだろうか?)など、ことごとくピッタリなお仕事が見つからない。

それでも、諫自身は既に夢として仮面ライダーを見据えていたことを明かしたのだった。

その直後、諫は病室で目が覚める。隣には或人がいた。
そう、まさかの夢オチである。
それでも諫は、今日も自分の仕事である「仮面ライダー」の活動に励むのであった。

(唯阿とイズは一貫して夢の中で諫を蔑んでいたことになるが、そんな夢を見た諫はこの2人に対してどんな印象を持っていたのかは…)
ただ、夢とは言え誰が不破を弄っていたかはさておき、真面目に考えると不破の「俺がルールだ!」と言いながら非正規の手段で備品を使用するのは雇った側からすれば自分たちの職場の備品を無理矢理使って壊されるかもしれないのでたまったものではないだろう。
夢で「自分のルールで生きている」事に対して突っ込まれているのは案外「他の職場で意地でも自分のルールを適用するのは迷惑がられる」と言う自覚はあるのかもしれない。
一方で、5番勝負での火災の件で唯阿に根に持たれていると夢の中で見ていたことから、不破自身内心「(唯阿を支配しているように見える天津から離したかったとはいえ)彼女に対して申し訳ない」気持ちを抱いていると思われ、彼女を心底相棒として大事に想っていると見れる(唯阿も唯阿で作中描写で不破のことを心配しており、素直になれないコンビである。)

最終章からの活躍

第36話で女性に人気の占い師の行列に並んでいる場面を或人とイズに目撃される。
訳を尋ねられても「行列?ふっ、行列なんて何処にあるんだ?」と誤魔化しきれない見苦しいまでの嘘八百を並べ立て、足早にその場を去っていった。
その後、悩みを抱える不破の意を汲み取った或人が再起動した占い師ヒューマギア・東品川の母に対して「俺が占いなんてするわけ無いだろ」と言いつつ、2人切りになった所で悩みを打ち明ける。

不破が抱えていた悩み、それはA.I.M.S.入隊時のZAIAによる記憶改竄により、死んだと思い込まされていた家族が実は生きている事を知り、連絡が取れなくなっている自分を家族が心配していないか気掛かりで、会うべきかどうか悩んでいたということだった。
だが、東品川の母の答えは「悪い事は言わない。家族の事は忘れた方がいいわねぇ〜。確かめて何一ついい事は無いわ!」と言う本人の望んだ回答ではなく、「モヤモヤが取れん!!」と机を叩いて抗議する始末だった。

その後、ZAIAがレイドライザーを一般販売する事を或人に伝えるが、そこへ或人が再起動させたボットが不破の為に開発した友達型AI・アイちゃんを披露。

アイちゃんとの会話で「不破さんが本当にどうしたいか、もっと素直になって自分に聞いてみなよ」とアドバイスを貰い。密かに実家を訪ねるわと其処には至って普通だが元気に平和な暮らしを謳歌する家族の姿があった。

家族の様子を陰から眺めた事で、自身の心のモヤモヤが取り払われた不破。
その表情は、まるで憑き物が落ちたかの様に晴れやかな物となっていた。

その後、或人からの連絡でアークが変身したアークゼロに打ち負かされて負傷、入院していた唯阿を尋ねる。
アークゼロの驚異的な力に恐怖し、迅と共にアークを破壊する為とは言え滅亡迅雷.netに加担してしまった事を激しく後悔する彼女を落ち着かせると、アイちゃんを託して或人と共にデイブレイクタウンへと向かう。

そして現れたアークゼロと交戦するも、その圧倒的な力に追い詰められて変身を解除させられてしまった。


余談

  • A.I.M.S.や唯阿の名前を見るに、不破の由来は「who are」だろう。唯阿をyouととって組み合わせれば「Who are you?」となる。


  • ファンからは7535103になぞらえて「283」と呼ばれることもある。

  • ヒューマギアは絶対に破壊するという信条の持ち主である一方、苗字が「破壊しない」を連想させる「不破」なのは何の因果であろうか。ただし、不破という苗字の語源は「絶対に戦いに敗れない」という意志を表した言葉であるので彼らしい由来である。



  • 演者の岡田氏は前作の2号ライダーである明光院ゲイツ役の押田岳氏と同じく早稲田大学出身で彼の先輩に当たる。
    • 不破は硬派なキャラクターだが岡田氏本人はそれとは真逆な明るい性格。またゼロワン放送前からYoutubeに動画投稿をしており、ゼロワン開始後はほぼ毎週振り返り動画を投稿したり、ネットでのコラボネタやコラ画像を自らネタにするなどかなりノリが良い人物である(例として、プログライズキーをポテチに置き換えて力ずくで開けようとするコラを気に入ったのか、実際にやってみせた)。他にも撮影での裏話や設定などを話していることも多く、役者陣から見たゼロワンの生の感想を聞けると言うなんだかんだで珍しい上に貴重な例である。
    • 岡田氏の(ネタ方面と不破諫というキャラに対して双方の)ノリのよさから、岡田氏そのものに不破諫というキャラクターが馴染んでいるような様子も本人・ファンを問わずしばしば見られる。例えば、岡田氏の放送初期のキャストブログは(他の登場人物が役者としての意気込みなどを語る中)、不破になりきって書かれたものになっており、その後のコメントも一貫して岡田氏ではなく不破としての感想が書かれている。
    • また「あなたはゴリラですか?」というセリフで話題になった第21話では岡田氏のツイートのリプ欄に「ゴリラ」リプが殺到したり(ちなみになんとイズ役の鶴嶋乃愛氏も便乗しており、当日の振り返り動画でもゴリラに触れられた)、「超お仕事大戦」放送後に「不破の天職はYoutuber」という意見が見受けられたりした。
    • 但し、あまりにも度が過ぎたネタや明らかに不快感を与えるコラージュ等は控えるべきであり(実際に本人も注意喚起している)、不破諫のキャラクターが好きで見ている方も沢山いるので、SNS等で発信する際は注意しよう。
    • 岡田氏本人も仮面ライダー好きであり、父親の影響から昭和ライダー、中でも仮面ライダーアマゾンが好きであるとのこと(あちらも知っているのか気になるところである)。

関連動画

公開した日時がハロウィンだった為か被り物で誰だか分からないと思うが、下記の動画で「DXエイムズショットライザー」を紹介しているのは岡田龍太郎氏本人である。この動画は上記でも述べた岡田氏自身のチャンネルから投稿しているが、バンダイの公式チャンネル以外で現役仮面ライダー役者自身が動画サイトにて変身アイテムを紹介したのは初めてである。


なお放送終了後かつスーパー戦隊シリーズを含めるなら、上記動画の1ヶ月前(2019/10/05)に、ルパパト高尾ノエルを演じた元木聖也氏も、DXエックスエンペラーセットのレビュー&変身講座動画を投稿していた。

他シリーズの共通点のある人物


令和初のライダーという事で新しい試みに挑戦している当作品だが、2号ライダーである不破に関しては過去のキャラクター(主に2号ライダー)を一部抜粋またはオマージュしたかのように共通点が多い。

共通する人物(作品名)
共通する特徴
氷川誠(仮面ライダーアギト)
橘朔也(仮面ライダー剣)
海東大樹(仮面ライダーディケイド)
伊達明後藤慎太郎(仮面ライダーOOO)
銃使いの2号ライダー繋がり。氷川、橘、伊達、後藤に関しては組織に属している仮面ライダーであるのと、海東に関しては発砲して変身する、後藤については隊長という共通点もある。また、バースの2人についてはゴリラをモチーフにしたアイテムを利用していた。
乾巧(仮面ライダー555)
「夢」という言葉に向けて邁進する姿や、「狼」をモチーフとした変身など、共通点が非常に多い。
草加雅人(仮面ライダー555)
人類の敵である怪人に襲われた過去があり、怪人に対して並々ならぬ憎悪を抱き、それが戦う理由となっているという共通点がある。主人公と大幅に思想が違いながらも、共闘の機会が多いことも共通。但し、猪突猛進で脳筋気質な不破とは対照的にこちらは陰湿で狡猾な策略家。無関係な者には手を出さない不破と違い、自分の利にならないという理由だけで周囲を陥れる利己的な人物。またヒューマギアを憎みながらも無差別に過剰な敵視はしない不破と違い、草加は戦うつもりがない怪人であっても何の迷いもなく容赦なく倒した。それ故、彼は最後まで主人公と和解することはなかったが果たして不破の場合は…
加賀美新(仮面ライダーカブト)
変身するライダーが青を主体としている他、特殊部隊に所属、敵怪人の全滅を誓う、クールな女性と組んでいるなどの共通点あり。ちなみに彼の場合は自分自身ではなくが怪人に襲われ、しかも殺されている。ただ、2号ライダーの中ではかなり常識的な人物である。
名護啓介(仮面ライダーキバ)
深海マコト(仮面ライダーゴースト)
「己の好悪や目的のため、人の話を聞かずに行動する」という気質が初期の彼らと共通する。名護は「自分が中心」といった趣旨の発言をしたことや、同じ組織に属するサブヒロイン格との関係も類似・共通している。マコトに関してはイメージカラー()も同じである。
左翔太郎(仮面ライダーW)
二人で一人の仮面ライダーに変身するコンビの片割れ。(一部フォームを除き)身体を提供している側というのも共通。第32話ではダブルと同じく一つの体の中にいる別人格に話しかけながら戦う演出があり、この戦闘での不破の発言時は翔太郎同様ライダーの左半身が映されていた。
照井竜(仮面ライダーW)
当初主人公が愛するものを嫌っている、敵を憎む大きな理由の一つが復讐、重傷を負ってもベッドから這い出して戦いに臨む執念、変身ポーズにやたらと力がこもっているなどの点が共通。また、こちらは変身アイテムではなく、武器を生身で人間離れした扱い方で使用した。
詩島剛(仮面ライダードライブ)
人外の存在を悪と決めつけ、その全滅を考えていた点が共通する。そのもヒューマギアと同じくロボットである事も共通している。但し、彼は主人公とはすぐに和解した他、人外への考えを改めたことで最高のダチと出会えたのだが、果たして不破の行き着く先は…。
花家大我(仮面ライダーエグゼイド)
彼も銃使いの仮面ライダーで、過去に怪人悪行による大きな心の傷があり、その撲滅を強く誓って戦っている。また一見冷淡そうではあるが心の奥底は人情家で激情家でもあり、ともすれば独断専行で荒っぽい手段、体への負担を厭わない変身に走ることがある点でも不破と似通っている。ちなみに彼も「ぶっ潰す」が常套句組。
桐生戦兎(仮面ライダービルド)
自分の中にある別人格との対話が描かれた人物。
万丈龍我(仮面ライダービルド)
こちらも変身するライダーが青で、脳筋気質な点、初めは世界平和よりも自分の事で精一杯だった点、などが共通していたが、敵や自分にまつわる自身も知らない秘密を有していた、というとんでもない点まで一致してしまった。なお、過去の記憶を改竄されているという共通点も生まれたが、その内容は正反対。
佐藤太郎(仮面ライダービルド)
世界を揺るがす陰謀に巻き込まれたという共通点を持つ。不破も太郎も本質はどこにでもいる普通の一般人であり、黒幕の「利用するなら誰でも良かった」という意図が見え隠れしている。
鷹山仁(仮面ライダーアマゾンズ)
彼もまた怪人「一匹残らず潰す」べく戦っていた。自分の職場を去る際に変身アイテムを持ち出しているのも共通している。

関連タグ

仮面ライダーゼロワン 仮面ライダーバルカン
A.I.M.S. 刃唯阿
不破諌表記揺れ
もう一人の主人公:世間からの評価

クラウド・ストライフ:思い込みの過去、外部からの干渉つながり→ファイナルファンタジー×仮面ライダー

明光院ゲイツ不破諫 → ?

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