ヒューマギア「悪意に満ちた人間は、滅亡させる……!」
概要
『仮面ライダーゼロワン』第16話から登場。
滅亡迅雷.net壊滅後、突如として現れ始めた新たなマギア(暴走の過程が判明したのは、第17話のオニコタイプが初)。
「人間の悪意」により「悪意に満ちた人間は絶滅すべき」という負のシンギュラリティに到達したヒューマギアが、滅亡迅雷.netが復活させた通信衛星アークの遠隔プログラム改変を受け暴走。仕込まれた「ロストモデル」によって変貌することで生み出される。
変貌した際にはゼツメライズキー起動時と同じく、絶滅動物の名前の音声が鳴る。
外見や能力はゼロワン達に撃破されたマギアとほぼ同一だが、上記の変貌プロセスの関係で、腰にはゼツメライザー(及びゼツメライズキー)が装着されていないのが通常のマギアとの大きな違いである。その分、マギアと比べると体重が2.1kg軽い。
公式サイトでの解説によればトリロバイトマギアを生み出す能力もマギア同様保有しているようだが、この能力を使用した個体は確認されなかった。
ヒューマギアが「人間の悪意」を認識することで突然暴走する上、認識する基準も個体それぞれである(ヒューマギアを心身共に傷付けることはもちろん、ヒューマギア自身の意思でアークにアクセスして変貌することもできてしまう)為、従来以上にマギア化を防ぐ対策が困難となってしまい、「あらゆるヒューマギアが何時・どこで暴走するか分からない」という、飛電インテリジェンスのヒューマギア事業の根幹を揺るがしかねない極めて深刻な事態となっている。
※画像はイメージです
また、ZAIAの天津垓はアークマギアの発生原理を理解しており、飛電を潰すためにアークマギアの暴走を利用している。
一方で、ゼツメライザーを用いた変貌と異なりデータの改竄は行われないため、変貌したヒューマギアが破壊されてもバックアップデータからラーニング状態を復元する事が可能になっている。また、物理的にハッキングされる訳ではないため、飛電インテリジェンスもセキュリティソフトをアップデートする対策を取っているが、確実な効果を上げているとは言い難い様である。
第24話では、プログライズホッパーブレードのシステムを応用したと思われる更なるアップデートが正式に実行され、こちらはより効果を上げているらしく、ヒューマギアの販売台数の増加に貢献している。
それと同時にアークマギアの出現は無くなっていたが、第42話で滅がヒューマギア達へと密かに送ったメッセージに同調した、人間の道具として酷使されてきて不満をため込んでいたヒューマギア達が自ら変身を遂げ、再出現するようになった。
これは、管理を担うゼアとの通信がかなり前から途絶えていた事に加え、ヒューマギア達が心を持った事でアークが誰の中にも潜む「神様のような存在になった」事によるものと思われる。
アークマギア一覧
名称は「アークマギア(○○タイプ)」で統一される(表が長くなるため省略)。
名称 | プログラム | 変貌元 | 演者 | 登場話 |
---|---|---|---|---|
ベローサタイプ | ベローサマギア | 不明 | 同 | 第16、43話 |
ドードータイプ | ドードーマギア | 不明 | 同 | 第16、43話 |
クエネオタイプ | クエネオマギア | 不明 | 同 | 第17、43話 |
オニコタイプ | オニコマギア | 一輪サクヨ、ウェイトレス型ヒューマギア他複数体 | 村上穂乃佳、他不明 | 第17、42話 |
ネオヒタイプ | ネオヒマギア | 住田スマイル、作業員型ヒューマギア他複数体 | 中崎絵梨奈、他不明 | 第19、42~43話 |
マンモスタイプ | マンモスマギア | 最強匠親方、メイクアップアーティスト型ヒューマギア他複数体 | 長江英和、他不明 | 第20、42話 |
ガエルタイプ | ガエルマギア | 縁結びマッチ | 馬場良馬 | 第23話 |
アルシノタイプ | アルシノマギア | 警備員型ヒューマギア他複数体 | 不明 | 第42~43話 |
エカルタイプ | エカルマギア | 清掃員型ヒューマギア他複数体 | 不明 | 第42話 |
余談
上記の様にほとんどのアークマギアが登場したが、ビカリアマギアのデータをプログラミングされたアークマギアは登場しなかった。
仮面ライダー図鑑では、第16話のベローサタイプ、ドードータイプ、第17話のクエネオタイプに変貌したヒューマギア達も、人間からの何らかの悪意を孕んだ行為に晒されていた事が明言されている。
「人間の悪意」によって出現するアークマギアだが、裏を返せば「悪意ある行為さえしなければ、正常なヒューマギアから変貌する恐れは低い」とも考えられる(アークが無条件に暴走させる可能性はあるが)。
そのため、「人間に害を齎す加害者にして、人間に害を齎された被害者」という解釈もできる。
関連タグ
アマゾン(仮面ライダーアマゾンズ):こちらも後に誕生経緯が異なり、かつ何時どこで発生するか分からない新種が登場した。
メサイアロイド:同じく敵組織壊滅後に登場した機械系怪人。誕生方法は違うものの、こちらも何時どこで発生するか分からない点が厄介である。
デカレンジャー:悪意に満ちた存在の排除を行う組織。こちらは完全に白だが。
コマンダー・ドーパント、バッタヤミー、ジャッジ・ロイミュード:行き過ぎた過激な悪人抹殺を掲げていた怪人。
ダブル(ロックマン):彼のアニメパートである初変化シーンの成り行き(他の同僚が悪口のように煽る→変化する→同僚が殺されるというもの)を見ていると非常に変化シーンが似ている。(こちらはある人の命令による口封じだが)