データ
- 対象ヒューマギア/職業:バース他1体/バス運転手、タクシー運転手
- 身長:190.0cm
- 体重:104.3kg
- 特色/力:哺乳類の絶滅種/飛行/爪
概要
『仮面ライダーゼロワン』第4話「バスガイドは見た!アンナ真実」から登場。
シンギュラリティを超えて自我に目覚めたヒューマギアが、オニコゼツメライズキーをゼツメライザーに装填して変貌したマギア。
コウモリに酷似した姿を持ち、顔は赤い目をしたコウモリを模しており、コウモリの耳部分が複眼になっている。
背中に翼を持ち、その翼を用いた飛行が可能。戦闘では手の指先に備えられた鋭い爪「ザイタロン」を用いるほか、手から光弾を放つ遠距離攻撃能力も備えている。
マギア共通のハッキング能力を持ち、他のヒューマギアをトリロバイトマギアへと変貌させている。
バース
演:金光真輝
最初にオニコマギアの素体となった機体で、もみあげが特徴的。
既にシンギュラリティに達していたようだが、そこまでに至った過程は明かされていない。
平成二期第2作の2号ライダーと同じ名前だが、偶然一致しただけで全くの無関係。
活躍
- 第4話「バスガイドは見た!アンナ真実」
「人間は、皆殺し…皆殺し…」
CV:金光真輝
上記の通り、バス運転手型ヒューマギア・バースが変貌。
中学生たちとバスガイド型ヒューマギア・アンナの職場視察のために同乗していた或人・イズを
デイブレイクタウン近傍に送り届けた後、現れた迅にゼツメライザーを取り付けられて暴走、バスを爆破して或人や中学生たちの前に現れ、ゼツメライズして変貌した。
そのまま中学生たちに襲い掛かるも、駆けつけた諫と唯阿が変身したバルカンとバルキリーと交戦。2人から攻撃を受け、空へと逃走した。
その後、「デイブレイク」の真相を突き止めるためデイブレイクタウンへ向かった不破たちの前に再度出現。
自ら正体を明かしたゼロワンのと交戦し飛行能力で翻弄するも、ゼロワンがフライングファルコンに変身したことで激しい空中戦を繰り広げ、諫やアンナたちが向かっていたヒューマギア工場跡地に飛び込む。
残骸から発見した旧型ヒューマギアの記録チップを読み込むアンナをトリロバイトマギアに変貌させて反撃を試みるが、アンナは暴走することなく記録映像を投影して機能を停止。
その様子に動揺していたのか立ち尽くしていたところを、バルカン・パンチングコングの「パワーパンチングブラスト」を受けて上空に吹き飛ばされ破壊された。
- 第6話「アナタの声を聞きたい」
諫「また、コウモリ野郎か!?」
CV:阿部遼哉
スーツアクター:榮男樹
固有名称不明のタクシー運転手型ヒューマギアが変貌。
迅よりゼツメライザーを取り付けられており、声優ヒューマギア・香菜澤セイネの視察のため或人達が訪れたスタジオ前でゼツメライズしマギア化。
変身しようとした或人からフライングファルコンプログライズキーを強奪することに成功する。
そのままゼロワンおよびその場に居合わせた諫が変身したバルカンとの戦闘に移るも、騒ぎに気が付いて集まった警備員型ヒューマギア達をトリロバイトマギア化させて逃走。
ライズホッパーで後を追ったゼロワン・バイティングシャークの「バイティングインパクト」を受けて破壊されるも、既に強奪したプログライズキーは迅の手に届けられていた。
作中で個別名不明のヒューマギアがトリロバイトマギア以外のマギアに変貌する、および過去に登場済と同形態のマギアになるケースはこれが初。
アークマギア(オニコタイプ)
第17話「ワタシこそが社長で仮面ライダー」から登場。
「人間の悪意」をキャッチして負のシンギュラリティに覚醒したヒューマギアが、通信衛星アークの遠隔プログラム改変を受けて変貌した、アークマギアの一体。
姿形はオニコマギアそのものだが、ゼツメライザーを装着しておらず、プログラム改変時に仕込まれたオニコマギアの能力が発現する事で生み出される。
活躍
- 第17話「ワタシこそが社長で仮面ライダー」
「悪意に満ちた人間は、絶滅すべき…。人類を滅亡せよ!」
CV:村上穂乃佳
スーツアクター:浅井宏輔
花屋型ヒューマギア・一輪サクヨが通信衛星アークに同期して変貌。
アークマギアとしては初めて、固有名称が判明しているヒューマギアが変貌した個体。
天津垓が持ちかけた「お仕事5番勝負」の一回戦「生け花対決」の相手である華道家・立花蓮太郎が、対決の前にサクヨ自身の作品にわざと手を加えさせるという不正をしたことを対決本番で知った事で立花の「人間の悪意」をキャッチ。
そして、作品や自身を非難した事に怒った立花に突き飛ばされると負のシンギュラリティに覚醒、アークと同期してアークマギアへと変貌、立花を抹殺しようと襲い掛かる。
必死に暴走を止めようとする或人/ゼロワン・フライングファルコンと交戦するも、乱入した垓が変身し、サウザンドジャッカーでフライングファルコンのデータをのコピーした仮面ライダーサウザーが繰り出した、「ジャッキングブレイク」を喰らって破壊された。
その後、不正を知った天津にも咎められた上に勝負の仕切り直しを命じられた立花は心が崩壊。そこに現れた謎の黒フードの人物からゼツメライザーに似たベルトとプログライズキーをもらい……。
- 第42話「ソコに悪意がある限り」
名称不明のウェイトレス型女性ヒューマギア他、複数のヒューマギアが自らの意思で変貌。
本格的に人類滅亡を再始動した滅が行った極秘通信に応じ、人類を滅亡させる為に動き出す。
イズが説得している最中に不破と刃が現れたことで交戦を開始し、2人が変身したランペイジバルカン、バルキリー、単身で向かったイズの事を追って駆けつけた或人/仮面ライダーゼロツーに滅と他のアークマギア達と共に襲いかかった。
最初に変貌した個体はゼロツーがビームエクイッパーで生成したプログライズホッパーブレードの力で元の姿に戻った。
オニコゼツメライズキー
オニコ!
"A Magia who flies freely in the sky."
哺乳類の絶滅種「オニコニクテリス」のデータイメージ「ロストモデル」が保存されているゼツメライズキー。カラーは紫。
玩具版で確認できる英文の意訳は「空を自由に飛び回るマギア」。
第4話での使用後に迅に回収され、第6話での使用時には修復されている。
モデル
モデルの「オニコニクテリス」は、新生代始新世初期の約5,250万年前に生息していた、現在知られている中では最古のコウモリの一種。
飛行は可能だったと考えられているが、「現生種よりも前肢が短く後肢が長い」、「前肢の全ての指に爪を持っている」、「エコロケーション能力(超音波を用いて周囲の様子を知覚する能力)を持たない」など祖先的な特徴を多く持っている。これらの特徴から、コウモリの進化では聴覚よりも飛行能力が先に発達していた事も解明された。
中でも「前肢の全ての指に爪を持つ」という特徴はオニコマギアの背中の翼の外見にもしっかり反映されている。また、オニコマギアの武器が爪なのもこの特徴がモチーフと思われる。
因みに「オニコニクテリス」という学名は「爪の生えたコウモリ」を意味する。
また、多くのコウモリ型怪人が持っている音波を攻撃・探知などに用いる特殊能力をオニコマギアは一切持っておらず、これもモデルに準じた設定といえる。
余談
- これまでマギアのモチーフとなった古生物は日本ではあまり知られていないマイナーな部類に入る種ばかりだが、オニコニクテリスは古生物が多数登場するゲーム『ARK:Survival_Evolved』にて登場しているため、そちらですでに知っていた人もいた模様。
- 背中の翼の先端にある爪は向かって右側が赤、向かって左側が緑になっているが、これは航空機の翼端灯がモチーフである。
- 彼より前のマギア達はヒューマギアの姿のまま人前に現れ、人類の殲滅を宣言をしてから変身しているが、オニコマギアは始めから変身後の姿で現れている。バスを爆破したのは威嚇の為だろう(降車するだけなら普通に扉から出るか、窓を突き破るだけで十分な筈である)。
- 『公式完全読本』によれば、本作のテクノロジー要素を意識して羽をトラス(三角形を基本単位とし、その集合体で構成する構造形式のこと)風にしてメカ感を強調しつつ、胸部に翼を装着するためのハーネスの意匠を取り入れることでケーブルというマギアの共通意匠を上手く飛行怪人の要素に落とし込んだとのこと。
関連タグ
仮面ライダーゼロワン ヒューマギア 滅亡迅雷.net マギア
ロイミュード(バット型):同じく複数の個体が登場したコウモリ&機械のライダー怪人。
ピラザウルス、ワータイガー、蝶アマゾン:バスの運転手をしていた個体がいたライダー怪人。職を隠れ蓑にしてやった事は非常にえげつない。