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データ

身長:235cm

体重:150kg

(基本体、変異体共通)


概要

コウモリの姿に似た上級インベスの一種。

シカインベス同様、多くの個体が確認されている。


生物的ながらも、西洋甲冑を思わせるデザインが特徴となる赤い系統のインベス。

左右が角のようにに張り出した頭部や、黒いマントを羽織ったような外見に挿し色の紅色と、まるでおとぎ話の悪魔や吸血鬼を思わせる容姿をしている。

口が胸の中央にあり、鋭く尖った白い牙を剥いているのも印象的。


外見通り、マント状の黒い翼を展開して自在に空を飛ぶことができる他、超音波を使って攻撃を仕掛けてくる。

また腕部に細長い小型の翼を隠しており、接近戦ではこれを前腕から生やし、敵を切り裂く刃として振るう。


登場

第4-5話

城乃内秀保がイチゴロックシードを使い召喚し、初登場した。

龍玄に変身した光実と戦うも、銃撃戦を得意とする彼とは相性が悪く、「ドラゴンショット」で倒されてしまう。


第7話

ブラーボが他のインベスと共に召喚したが、スイカアームズに倒される。


第12話

シカインベスカミキリインベスとともに鎧武を襲撃した。

最後はオレンジアームズの無頼キックで倒された。


第13話

初瀬亮二が見た幻覚として登場。


第18話

街中に出現し、人を襲っていたところ鎧武と戦闘になる。

加勢しに来たカミキリインベスともども「アイアンブレイカー」で倒された。


第20話

他のインベスと共にヘルヘイムの森の遺跡に出現した。

最後は仮面ライダー斬月・真に倒された。


第25話

複数の個体が現れ他のインベスとともに鎧武、ブラーボを襲撃した。

カチドキアームズに一掃された。


第32話

レデュエに連れられ数体の個体が地上に出現。

仮面ライダーマリカに倒された。


変種体

第9話で登場したコウモリインベスの変種。

性格は通常にも増して凶暴になっている。


外見は殆どコウモリインベスのままだが、主な差異として翼の部分が切り欠きと赤い模様のある白い被膜に変化しており、印象は大きく異なる。

また、両腕にボロ布らしきものが巻かれているのも大きな特徴。

武器である翼の刃も、右の手首から先が変化した大振りな形状に変異している。


『鎧武』の怪人としては珍しく、実質的な再登場が一切ない特異な敵でもある。

作中では、この事に特に言及などはされていないが…?


活躍

偶然出現した穴から沢芽市に出現し、食料を探すために人々を無差別に襲いかかった。

鎧武との戦いでは機動力に優れたイチゴアームズの攻撃を回避しきる高い飛行能力を見せつけ、そのまま逃走してしまった。

だが光実の立てた作戦で居場所が見つかり、鎧武と龍玄のチームプレイに圧倒され、

最後は「ドラゴンショット」と「ナギナタ無双スライサー」を連続で喰らい撃破された。


この回では、コウモリインベスをおびき出す作戦として、棒と糸にヘルヘイムの森の実をぶら下げて待つ、といった方法が使用された。

作中ではおばさんや子供、カラスが集まり紘太が慌てて追い払うといった風景がギャグっぽく描写され、

またチーム鎧武のメンバーであるラット「なんか美味そうな」、「一口だけ味見してもいい?」と漏らしていた。


……一見すると単なるコメディシーンだが、

「生物を魅了し誘引する」という、ヘルヘイムの森の実の能力の一端が垣間見える一幕であったとも言える。

もし仮に、ここで誰かが口にしていたならとんでもない事態になっていた事は想像に難くない。


その後は初瀬亮二が見た幻覚としての登場に留まり、以降は一切登場しなかった。

ちなみに初瀬は9話での活躍がなく、このインベスには縁がないはずなのだが…?


考察

このインベスは、「もしも裂け目(クラック)から街に怪物が溢れたら…」という光実の推測と同時に出現しており、「ヘルヘイムの森から沢芽市に流出したインベス」の一個体であるかのように描かれている。

しかしその後の再登場がなかった点から、他のインベスとは何かが異なった、特別な個体であったとも読み取れる。


第9話の冒頭では、作業員の男性が仕事場に発生したクラック、そしてヘルヘイムの森の実の茂みに近づくという意味深なカットがある。

この後男性が再び登場する事はなく、代わりに彼のものと思しいヘルメットが変種体の住処に転がっていた。


件の男性が変種体の犠牲になった背景を示す描写だった可能性もあるが、

第13話で初瀬亮二がヘルヘイムの果実を食してヘキジャインベスに変貌、また続く14話ではビャッコインベスの正体がチーム鎧武の元リーダー、角居裕也であった事が判明するなど、

「ヘルヘイムの果実には人間をインベスに変えてしまう効果がある」ことが明らかになっていく。

故にはっきりとした描写こそないが、この変種体の正体も「ヘルヘイムの果実を口にした作業員が、インベスに変貌してしまった成れの果て」である可能性が高い

(「腕に巻かれたボロ布」という特徴もビャッコとヘキジャ、つまり人から変貌したインベスに共通する要素である)。


初瀬の見た幻覚として現れたのも踏まえると、

このインベスの存在は、彼が辿った悍ましい末路を暗示する伏線であったのかもしれない。


余談

仮面ライダーシリーズでは比較的多くモチーフとなっているコウモリの怪人だが、実はテレビ本編に登場した新規怪人としては仮面ライダーキババットファンガイア以来6作ぶりの登場である。


デザイナーであるNiθ氏の談では、西洋系インベスの基本として一番気楽にデザインした怪人とのこと。

氏が手掛ける赤い系統のインベス共通のデザインラインとして、15世紀辺りの甲冑のシルエットをモチーフにドラゴンや吸血鬼のような幻獣の意匠を入れている。


また、胸や背中にはケルト模様の意匠もあしらわれている。

氏によると「この模様が文化の年代的に昔なほどインベスの能力が低く、中世辺りの模様になると強力になってくるというルール」があり、

コウモリインベスは比較的階級の低い種と位置づけられているようだ。

また、変種体の翼は「昆虫が成虫に脱皮した直後のような状況」をイメージして、初級インベス風にデザインされている。


スーツは後にヤギインベスに改造された。

その為第30話以降はもっぱらCGでの登場となっているが、42話で多数のインベスと共に数個体出現しており、別のスーツも新造されたようだ。


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