演:崎本大海
概要
ダンスチーム「チーム鎧武」のリーダー。チームメンバーからの信頼も厚く、チームを辞めた葛葉紘汰の心情も理解していた。
他チームに追い詰められつつあるチーム鎧武の現状に焦りを感じていたところ、シドに戦極ドライバーを渡される。紘汰と舞を「面白いものを手に入れたから見せてやる」とメールで呼び出したが、その場にはヘルヘイムの森へとつながるクラックがあるのみであり、以後の消息は不明。
戦極ドライバーが森に残されていたことから、迷い込んでしまったのではと推測されたが……
※ネタバレ注意
第14話、紘太は鎧武として、ヘルヘイムの森の実を食べヘキジャインベスと化した初瀬亮二と戦っていた。だがとどめを刺すことができず、無双セイバーを落とし嘆く。
「俺は人殺しなんてできない! できるわけないだろ!」
そして同時刻、ユグドラシルタワーに潜入した呉島光実は、信じ難いものを見てしまう。
戦極凌馬の実験記録映像の中に映っていたのは、ヘルヘイムの森で果実を口にし、ビャッコインベスに変貌した裕也。そして鎧武に敗れ、爆散するビャッコインベスの姿だった。
凌馬は記録をこう締めくくる。
「ヘルヘイム感染により変態した犠牲者は、その後被験者ナンバー01によって排除された」
裕也はインベスと化しており、その事を知らない紘汰に倒されていたのだった。
そして殺人を忌避する紘太の手も、既に血に染まっているということを意味していた。
その後
- 第22話で紘汰は呉島貴虎から見せられた映像からついに自分が裕也を殺してしまっていたという事実を知り戦意を喪失してしまうが、オーバーロードの存在を知って希望を見出した紘汰は「前に進む」ことを裕也に誓うことで迷いを振り切った。その後第32話でも紘汰は「後悔なんてしてる暇はない。俺は前に進む。そう裕也に誓ったんだ!」と言って後悔を振り切るなど、裕也は今も紘汰の心の中で生き続けている。
- 第40話ではレデュエが見せたifの世界において、本来変身するはずだった(かもしれない)鎧武に変身して、意志を持ったビャッコインベスと化した紘汰に襲いかかる。しかし、紘汰が決意を固めてレデュエ達に挑んだのを見て彼を自分達の仲間と認めたかのような静かな笑顔を見せた。彼の決め台詞「フルーツジュースにしてやるぜ!」は、元々紘汰の決め台詞を当てる視聴者クイズの選択肢にあったもの。
- 夏の映画にはパラレルワールドの存在として出演した。初瀬やシドまで生き返っていたので彼もまた生き返っていたと思われる。しかし、映画本編に登場していたのは…(リンク先ネタバレ注意)
上記の理由から登場回数は少ないが、主人公である葛葉紘汰の運命や決意に大きな影響を与えた人物である。
関連タグ
ラーズ…中の人が同じ。人物像がどちらかと言えば、レデュエに近い。
ラセスタ星人 松田エンジ/アルシノマギア…同じく中の人ネタ。後者は裕也と同じく無理矢理変身させられ主人公サイドと敵対、最終的に撃破されている。