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レデュエ

れでゅえ

レデュエとは、「仮面ライダー鎧武」に登場するインベスの支配階級であるオーバーロードインベスの1人の名称である。
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「来タカ……待ッテイタ」
「オ前……“オモチャ”ニナルカ?」

「オ前タチノ概要、カンタンスギル……」

CV:津田健次郎

第21話で初めてその存在が明らかになったヘルヘイムの森の支配者・オーバーロードインベスの1人。第24話にて初登場した。
長い戦斧のような形をした武器を所持している。

ビャッコインベスヘキジャインベスのそれに近い中華風の緑色の鎧を身に纏い、デェムシュと同じく地球上のどの言語にも当てはまらない言語で会話する。
デュデュオンシュシンムグルングリンシャなどの複数の部下を指揮する、フェムシンムの中でも高位の存在であり、フェムシンムの「呪術」と人間社会の「演算能力」を掛け合わせたハイブリッドマシンを短期間で開発するなど、高い頭脳と技術を有する。
オーバーロードの中では戦闘力は高くはないが、ヘルヘイムの森の実がぶら下げられた刃先から光弾を撃てる戟を武器とし、これを用いた格闘戦の他、緑色のエネルギーを発しての遠距離戦、ヘルヘイムの植物を操る能力と、煙幕や催眠術といった幻術を組み合わせた幻惑戦を得意とする。一定の条件下(ヘルヘイムの植物が存在する)なら自在にクラックを開くことも可能。

初登場時にしてすでに片言ながら日本語で話すことも出来たが、会話は成り立っておらず、ほとんど一方的に喋るのみであった。第31話の時点で完全に日本語をマスターしている。

性格は好戦的なデェムシュと違って非常に落ち着いており、駆紋戒斗がばらまいた国語辞典を読んで学習する(?)など、より知的な面が見られる。
レデュエの独り言の呟きから察する限り、退屈を嫌う性格で、国語辞典を熟読した後も「簡単すぎる」と不満げのようであった。
第34話で人類に宣戦布告した頃には地球に存在する言語を完全にマスターしたようで、宣戦布告の中で言語の種類が余りにも多かったため人類に対し「折角の情報処理能力が宝の持ち腐れだから統一言語を用いろ」と呆れていた。

理知的で冷静な性格だが、同胞を含めた他者全てを使い捨ての「オモチャ」と認識し、特に血を分けた血族同士が殺し合う様に愉悦を抱くなど、フェムシンムの中でもとりわけ残忍な気質の持ち主で、自滅していく光実の姿には特に満足していた。兄殺しをするよう迫るなど揺さぶりをかけたり、「オモチャが壊れた瞬間が一番面白いから」と、兄弟である貴虎と光実の同士討ちを仕向けるなど、自身の快楽のために他人の命を弄ぶ猟奇的な本性を持つ。

かつてロシュオによって、森から与えられる力を得て進化したが、自分こそが選ばれし者だと思い上がり、他の同胞たちをデェムシュと共に根絶やしにし、自分たちが築き上げた文明が滅びへ至らせた。その際に両親も手に掛けており、驚愕の顔をしながら死んでいく両親の顔を目の当たりにしてから、自分以外の者をオモチャとして「壊す」=殺害したり、自身の手の内で踊らせて互いに殺し合わせ、壊れてゆく様を見ることに快楽を覚えるようになった。

ロシュオに忠誠を誓っているが、裏ではロシュオの隠し持つ「黄金の果実」を奪い、世界を支配しながら人類をオモチャとして弄ぼうとしている。

活躍

第24話で初登場。オーバーロードに対面して一縷の希望を抱いていた紘汰をデェムシュと共に襲い、弄ぶかのように痛めつけて、その場から消え去った。

第31話においてシド光実の前に現れた際には、流暢な日本語で彼らと言葉を交わした後に交戦するがあっさりと降参。2人を自分たちの王であるロシュオの下へと案内する。
が、実は彼女自身も“禁断の果実”を欲しており、隙あらばロシュオの寝首を掻いてそれを奪い取ろうと考えているらしく、その為にシドをロシュオに嗾け、さらに自身の誘いに乗らず本性を看破した光実に興味を抱いた。

第32話では「クラックから沢芽市に迷い込んだ(実際は自ら飛び込んでいった)デェムシュを救援する」という口実で光実を伴い、大量のインベスを率いて沢芽市に侵攻を始める。
しかし、ロシュオにシドを差し向けたのが彼女であることや、その目論見も感付かれており、「やはりロシュオは一筋縄ではいかない」と光実に対して愚痴を漏らした。
また、クラックをある程度自在に開くことができながらもデェムシュ救出という建前が無ければ人間界への接触が出来なかったことを考えると、ロシュオに接触を固く禁じられていた様子。
その道すがらに光実からなぜ“禁断の果実”を求めるのかと問われると、「王の力が欲しいのはもちろんだが、滅んでしまって退屈極まりない自分たちの世界よりも、自分の抱えているどうにもならない退屈さを紛らわしてくれる可能性で溢れている、煌びやかに繁栄している紘汰たちの世界の支配者となるためだ」と語る。
ユグドラシル・コーポレーションが保管していたご神木からクラックを開き、大量の上級インベスを率いて進軍を始めると、ヘルヘイムの植物を操ってユグドラシル・コーポレーションの本社ビルをあっという間に乗っ取り、自分の拠点へと変えてしまった。

最終的には“禁断の果実”をロシュオから奪い取り、フェムシンムと人間界の両方を支配(光実を人類の管理者として据え置き、自分はその指示の下で世界を遊び回る=無差別に破壊や殺戮を行う?)しようと企むも、流石に面と向かってロシュオに歯向かうことは出来ないと自覚しており、別の手段で果実を手に入れようと思い立ち、拠点へと変えたユグドラシル・コーポレーションの本社ビルに残されたパソコンを使い、自分たちより優れた情報収集能力に驚嘆しながらも密かにある装置を製作すると同時に全世界に向けて宣戦布告を行う。

それと同時にロシュオに「貴方が愛した王妃を甦らせる」と持ち掛け協力を取り付け、王妃蘇生のために制作した装置のエネルギー源にするため、他のインベスに人間狩りを実行させた。
それを指揮するためにロシュオから貸し与えられたグリンシャと鎧武バロンの戦いにも横槍を入れ、グリンシャを助けるのと同時に、自分たちの力を誇示するかのように、強大な力を見せ付ける。

なお、「王妃を甦らせる」という名目で制作していた装置についての詳細は不明だが、どうやら生命体の生体エネルギーを根こそぎ収集して別の存在に移し替えることの出来る装置らしいものの、詳細は不明であった。
第40話でこの機械を見た紘汰と戦極凌馬は「迂闊なことをすれば何が起こるか分からない」と手を出さずに置いたが、後から来た駆紋戒斗の蹴りによってあっさり壊され、人々の脱出を許している。

続く36話では呉島兄弟の戦いを止めるべく奔走する紘汰の前に立ち塞がる。自分を圧倒する極アームズの力を訝しみ、そこから紘汰が“禁断の果実”の力の一端を手に入れていることに気づいたほか、彼の体に起こっている異変を悟り、紘汰の今後を楽しむ素振りを見せ、姿を消した。

第39話ではヘルヘイムの森の実を監視カメラのように操るような術を見せた。

第40話で紘汰と戦極の前に現れ、戦極には逃げられたが紘汰を幻覚の世界に引き込む。
紘汰の意思を揺るがせ仲間に引き入れようとするも、その幻の中で迷いを超え覚悟を決めた紘汰の前に撤退した。

第41話でついにロシュオに致命傷を与え、狂喜の叫びを上げながら“禁断の果実”を奪おうとしたが、肝心の“禁断の果実”はすでに高司舞の体の中に封印されていたために入手に失敗。激情を露わにしてロシュオに八つ当たりに近い尋問と暴行を行ない、メッタ刺しにして殺害した。
それまでは常に冷酷ながらも落ち着いた雰囲気を保っていた彼女だが、最後の最後で猟奇的な本性を垣間見せた。

しかし、それが紘汰の怒りを買い、さらに自らの行動がきっかけでオーバーロードの力を覚醒させた極アームズに周囲の植物を操って攻撃しようとするも逆にその支配権を奪われて反撃され、さらにロシュオの愛用していた剣で斬りつけられる。
圧倒的な力の前に為す術もなく叩きのめされ、最後はオレンジロックシードをセットした火縄大橙DJ銃の砲撃を食らって爆死。自分の欲望のために他人の命を弄んだ代償に相応しい、救いようのない最期を遂げたのであった。
ロシュオを殺害したレデュエが紘汰の手で滅ぼされたことで、DJサガラ曰く「フェムシンムは1人残らず死んだ」。

性別について

男性の声で話すレデュエだが、書籍によっては「レデュエは女性」だとする記事がある。
胸の形や体型を見ると、確かに女性であると納得できなくもないが、第40話で戦極に「彼」と呼びかけられたことに対して特別否定の意を示さなかったため、レデュエは男性だという解釈をしている人も多い。

各種記事の内容が正確という裏付けはないため、本編から得られる情報のほうがより信頼性のあるものだと見るのが自然だが、上記のシーンは制作スタッフの間で設定の食い違いがあったために起こったミスだともとれる。記事を書いた人とスタッフとで認識に違いがあったり、設定があまり固まっていなかった時期に作成された脚本が修正されていなかったり、といった可能性も考慮すれば、今となっては正しいレデュエの性別を知るのは難しいだろう。
現時点では女性という解釈で間違いないかもしれないが、男性という解釈も同じく間違いではないので、性別を決めるのは避けておいた方が良いだろう。

派生作品

超スーパーヒーロー大戦』では敵サイドの幹部として抜擢。デェムシュに引き続き、春映画デビュー(?)を果たす。

余談

一部の情報によれば彼女の名前を日本語に訳すと翡翠という意味になるらしい。
武器の杖の名前は「ダウ」。日本語に訳すと槍(そう)となる。
モチーフは「どこかの創世神話におけるとのこと。背中側から見ると蝶の羽が衿状になっていることが分かる。この「どこか」とはどこの地域を指しているのかは公式書籍では触れられていないが、レデュエが中華風にデザインされつつも民族衣装を思わせる姿をしていることから、蝶を祖先として敬うミャオ族を指していると思われる。一方で万物の父はの樹とされており、進化を促す存在であるヘルヘイムの森を思わせる。
初期の案では人間への「シンパシー」を感じる個体として「母性」と可視化した良心的な存在としての構想だったものの、女性という設定以外は無慈悲で残虐なキャラクターへと変更された。

関連イラスト

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