「人間を支配する為に人間を学習し更なる進化を遂げた!!」
「一度火が付いたら最後、もう俺自身にも制御出来ないんでなあ・・・!」
「超進化への道は自ら切り開いてこそ価値がある!」
データ
身長 | 222.0cm |
---|---|
体重 | 123.0kg |
特色/力 | 敵の力量に応じてそれを上回るよう自身を強化する能力、超重加速 |
進化元 | ロイミュード002 |
人間態のコピー元 | 広井真蔵 |
CV | 蕨野友也 |
スーツアクター | 藤田洋平、岡元次郎 |
概要
ロイミュードのリーダーの一人にして首領格。スパイダー型ロイミュード002が進化した存在で、プロトドライブを倒した張本人。心臓をモチーフとした赤い体色をした大柄の怪人で、頭部にはバッファローを思わせる大きな角を持つ。進化前とは逆に頭部の下半分が人間の頭蓋骨を模し、口の開閉も可能になっている。
ちなみにプロトドライブを倒したときはこの姿であったが、その後のチェイスを改造しようとするシーン(第30話での彼の記憶映像にて)では下級ロイミュードの姿だった。この件については諸説あり、スクーパーの様に進化が不完全だったからか、もしくはフリーズやトルネードの様にあえて下級ロイミュードの姿を取っていたと言う可能性があるが、結局劇中では明言されなかった。
第2話冒頭や第0話の描写などで視聴者側には既に伏線は張られていたものの進ノ介はベルトさんが明言するまでは彼が1番目=001だと思っていた。
人間態はハートと呼ばれる赤い革製のロングコートを着た男性の姿。
この怪人態での登場は回想と、第2話でブレンと合流するシーンだけだったが、第10話にてボルトが画策した『暗黒の聖夜』の再現を達成させる為に旧スタインベルト邸跡で正体を現し、ドライブと対峙した。
能力
凄まじい怪力とパワーを有しており、ドライブの攻撃やトライドロンの突撃を殆どものともしない程の防御力をも兼ね備えるパワーファイターである。
加えて強い怒りにより『デッドゾーン』と言う暴走状態に突入する事で、心臓部が赤熱し内燃機関の力を限界以上に引き出すことが可能となり、更に凄まじいパワーを発揮出来る。
ちなみに現在の戦闘能力はベルトさん曰く「プロトドライブを倒した時より更に強い」らしく、本人曰く冒頭の台詞の様に人間を学び更に進化した結果である。
以上の様に幹部の名に恥じない戦闘能力を持つが、一度デッドゾーンに入ってしまえば本人でももはや止める事が出来ず、最悪自爆してしまうと言う大きなリスクを抱えている。更に第11話の描写より例え自爆を免れても自身にそれなりの負担がかかる様子が見られ、一度デッドゾーンに突入してしまえばそのダメージが癒えるまで再出撃が出来なくなると言う欠点もある。また、心臓部が露出している胸部が最大の弱点である。
しかしその後、デッドゾーンのダメージ回復を兼ねたメディックの治療によりデッドゾーンの反動はかなり改善しつつあるようで、第16話でボイスの援護に駆け付けて以降は仲間を助ける為や他の幹部の作戦への協力のため自ら出撃し仮面ライダーと戦闘を行う描写も増えてきている。
戦闘スタイルは先述のパワーと防御力を活かした肉弾戦が中心だが、第26話では頭部の角から生成した光弾による遠距離攻撃も行っている。
そして第34話ではメディックによる強化改造で「超重加速」の能力を習得、ドライブとの戦闘に使用した。エネルギーを溜めた右腕を地面に振り下ろすことで赤色のエネルギーが満ちた結界を発動(チェイスの物は紫色)させ、周囲の存在の動きを止めてみせた。
ちなみに、メディック曰くチェイスはハートに超重加速を付加する為の実験台に過ぎなかった事が明かされている。
第37話では、更なる能力が判明した。その能力は「相手の強さを受け、すぐにそれを上回る」という、シンプルだが非常に強力なものである。
その言葉を裏付ける様に、同話でのドライブとの戦闘では超進化していないにもかかわらず驚異的な戦闘能力を発揮し、超進化態ロイミュードを2度も撃破したドライブの最強形態であるタイプトライドロンを圧倒、変身解除まで追い込んでみせた。なお、この敗北がタイプトライドロンの初黒星である。
超進化態
データ
身長 | 222.0cm |
---|---|
体重 | 123.0kg |
特色/力 | 敵の力量に応じて自身を強化する能力、大爆発を引き起こす超光波 |
第38話の終盤、自身の最大最強の宿敵として、そして戦士として成長した泊進ノ介を垣間見た事で喜びの感情が頂点に達し覚醒した、ハート・ロイミュードの究極形態。
体色は他の超進化態同様金色をメインとしたものだが、元々一部が金色になっていた為、進化前に赤色だった部分が金色に、金色だった部分が赤色に反転したカラーリングとなっている。
進化した直後に背中に光輪の様な物が出現する神々しい演出と共にこの形態へと進化した。
能力の詳細は不明だが、気合いだけで辺りを一瞬にして焦土と化すほどの火力を持つ炎を周囲にまき散らす、高エネルギーの放射によりドライブを吹き飛ばすなどその能力の一端を垣間見せた。
また、元々の怪力と防御力の高さは超進化したことで更に強化されており、タイプトライドロンとデッドヒートマッハの連続攻撃を受けても、これといったダメージすら負った様子が無かった。
他作品では
仮面ライダー生誕45周年記念としてYoutubeにて配信される『仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!』のドライブ編にて超進化態の形態で登場する。声は当時と同じく蕨野友也が担当する。
フレイの力で復活し、天空寺タケル/仮面ライダーゴーストと深海マコト/仮面ライダースペクターの実力を試す為に彼等に戦いを挑む。
戦闘では持ち前のパワーで二人を圧倒し、彼等の弱さに対して「それでも仮面ライダーか。俺の知ってる仮面ライダーはもっと強い“人間”だったぞ」と呆れた様子を見せたが、ゴーストがドライブ魂のオメガドライブで自身を打ち負かした際に「それで良い、それでこそ仮面ライダーだ!」と賞賛の言葉を遺して爆散した。
この一戦を経て、タケル逹は謎の少女フレイヤからの頼み事を引き受け、レジェンドライダーゴーストアイコンを集める事になるのだった。
上記の台詞から、このハートはドライブ本編に登場した個体と同一人物である可能性が高い。
また、タケルがドライブゴーストアイコンを手に入れる際に進ノ介の名前を知っていた事から、この話は超MOVIE大戦ジェネシスから続いていると思われる(その場合、マコトはハートの事を知っているはずなのだが、劇中ではこれといった反応は示していない。単なる再生怪人として見られていたという可能性もなくはないが)。
ライダーレボリューション
「俺たちはそれぞれが個別の存在。雑魚は一体もいないぞ。」
プレイアブルキャラ兼エネミーとして登場。プレイアブルキャラ時には仮面ライダーハートにも変身する。
ネヴァンに復活させられた怪人の一体であり、再洗脳されたチェイスとともにネヴァンの野望を阻止しにくるライダーたちを迎え撃っているが、内心ではネヴァンに対して憤りを感じており、チェイスの解放後はネヴァンを討つ為に別行動を取るようになる。
鎧武の新天地で共存しようという提案にも耳を貸さず、Wの決め台詞に対しても皮肉で返すなど、本編同様に人間に対してはあまり快く思っていないが、困っている相手になら誰にでも手を差し伸べるオーズ、自分の欠点を冷静に分析し、怒りを受け止めようとしてくれるスカル、人の心の弱さを知る祖母を持つカブト、自分の心の音楽を聞けるというキバ、自分の姿を見ても恐れないアギト、同じく友のために戦うアマゾンなど関心を覚える「人間」も少なくはない。
それでも種は違う以上、衝突は避けられない為、クウガのように友になれなかった事を残念がるライダーもいた(フォーゼの場合は友達になれるタイプの人間らしい)。また、ホースオルフェノクは人類から進化した新たな種である為、学ぶべき存在として認めており、一方で、カリスは戦っても何者かどうかわからなかったらしく、その分、ますます興味が湧いたとの事である。
プロトバース選択時の「オレたちのような異なる種を排除するのがお前の仕事なのか?」、キバーラ選択時の「悪い企みとはお前ら人間の特技じゃないのか?」という哲学なセリフ群は必見。
泥棒という職業柄、ディエンドは印象最悪…かと思いきや、ハートのお宝は「友達」だと見抜いた為、割と好印象で迎えられた。尤も、そのトモダチを盗みに来た事には違いない為、迎え撃つ気は満々だったが。
個性派集団の頭目とはいえ、あまりに個性的すぎる人物のペースにはついていけない時があり、なでしこと対峙した際には話が通じず、困惑していた。
やはりというか真性の外道である王蛇やグレムリンは嫌いな部類に入るらしく、地獄兄弟に至っては(一応は仮面ライダーなのだが)彼らのあり方を「仮面ライダーではない」と評するシーンも見られた。
余談
デザイナーの竹谷隆之氏によると、特に裏モチーフ意識はしていないが、ガンツ先生に似ていると言われたとの事(奇しくも、ガンツ先生はハートマークに縁のあるキャラクターである)。
結果的に頭の大きい頭脳派、バレエを踊る看護師と何処と無くロボコンに登場したロボットを連想させる幹部が集結することになったのはある種の運命なのかもしれない。
ガンバライジング
ナイスドライブ4弾~6弾のガンバドライブモードのボスとして登場した他、バッチリカイガンでは16週目のボスのガンバライダーアクートとデェムシュと共に登場する。
リリリミックス2弾ではSCRでプレイアブル参戦(カード化)された他、超進化態も登場した。
関連イラスト
関連記事
仮面ライダードライブ ロイミュード ハート(仮面ライダードライブ)
上級ロイミュード ロイミュード(スパイダー型) 超進化態 重加速
タイプデッドヒート デッドヒートマッハ 仮面ライダーハート
ライダー怪人 幹部怪人 ハート 心臓
関連・類似項目
- ペイント・ロイミュード:同じくプロトドライブと戦ったことが明言されているロイミュード。
- ゴクウブラック:相手の強さを利用してパワーアップする繋がり。このキャラの場合は、強者と戦う事で無限に戦闘力が高まる特性を持っている。
- ロボコン:同じく石ノ森作品に登場する赤いロボット。友情に厚く、人間と同じように成長していくという共通点もある。
- バラガン・ルイゼンバーン:同じく同胞における序列では2番目の首領格。怪人態の頭部が髑髏という共通点もあるが、同胞や配下に対する扱いは大違い。演者も幹部クラスのライダー怪人を2回演じたことがある。
- シンゾウ怪人:東映特撮&心臓モチーフの怪人繋がり。
ロイミュードXXX
フリーズロイミュード(001) → ハートロイミュード(002) → ブレンロイミュード(003)
外部リンク
ロイミュード002 仮面ライダー図鑑
ハートロイミュード 仮面ライダー図鑑
ハートロイミュード超進化態 仮面ライダー図鑑