「俺はもう一度やり直す!」
『SIGNAL BIKE!』
「変身!」
『RIDER!CHASER!』
CV:上遠野太洸
スーツアクター:今井靖彦
変身者
・チェイス
概要
『仮面ライダードライブ』に登場する仮面ライダーマッハと同じネクストシステムの仮面ライダー。
第26話『チェイサーはどこへ向かうのか』から登場。
変身者は仮面ライダープロトドライブや魔進チェイサーにも変身したチェイス(プロトゼロ)である。
敵サイドの怪人がライダーに変身した例は数あれど、味方サイドとして仮面ライダーのメイン変身者になるというのは仮面ライダーシリーズでは極めて珍しい事例である。
次回予告ではドライブの「このライダー、ドライバー!」やマッハの「このライダー、ライダー!」に則り、「このライダー、チェイサー!」と紹介された。
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外見
シルバーをベースに紫と黒という、魔進チェイサーの要素を残しつつも正反対の印象になっている(シグナルチェイサーのマーク「アビリティクレスト」もシグナルマッハの金色と対照的に、紺色/銀色になっている)。
顔つきも魔進チェイサーにもあった髑髏や左右非対称の意匠は残しつつ、より仮面ライダーらしいデザインへと様変わりした。
また、全体的に装甲が多くゴツい印象だった魔進チェイサーの時と比べて装甲が極端に少なくなっている為、かなりスラっとしている(もっとも、白が膨張色ということもあってか妙にがっしりした印象も受けるが)。
初変身の際の変身シークエンスでは、一瞬だけ魔進チェイサーの姿になった後、羽化する様に装甲が剥がれ落ち、仮面ライダーチェイサーの姿になるという演出が施された(2回目以降の変身では仮面ライダーチェイサーの装甲がそのまま装着される形で変身している)。
また、右肩に一瞬ではあるがマッハの特徴である「シグナコウリン」らしきものが出現したことから、この点でも同じくネクストシステムのライダーであることが分かる。
表示された「アビリティクレスト」は仮面ライダーチェイサーの左肩に描かれた骸骨のマーク。
能力
背中にタイヤ型の「ホイーラーダイナミクス」が装備されており、これを高速回転させる事で敵の攻撃を防ぐ盾として使用できるほか、魔進チェイサーの強化武装や各種タイヤを装着するためのコネクターとしての役割を果たす。
胸部のエンジン「コア・ドライビア-ONE」を高稼働させることで、強化された魔進チェイサー同様超重加速を起こす事が可能(ただし現時点で劇中未使用)、融合進化態ロイミュードから人間を引き剥がす能力も持つ。
スペック・戦闘スタイル
身長 | 199.5cm |
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体重 | 114.0kg |
パンチ力 | 19.7t |
キック力 | 25.8t |
ジャンプ力 | ひと跳び43.1m |
走力 | 100mを3.0秒 |
カタログスペックではマッハと比較すると俊敏さは劣るものの、パワーに優れている(あくまでカタログスペック上の話ではあるが、デッドヒートマッハと比較すると全てのスペックで上回っている)。
戦闘時はマッハにはないパワーを活かした重々しく力強い格闘戦と、後述するシンゴウアックスを豪快に振り回して相手を叩きのめす戦法を得意とする。
タイヤコウカン
- チェイサーハヤーイ
マッハドライバー炎にシフトスピードプロトタイプを装填して変化する形態。
数値上のスペックこそ基本形態から変わらないものの高速移動が可能となり、敵に急接近して紫色のエネルギーをまとった高速パンチを叩き込む。
通常形態同様シンゴウアックスも使用する。
児童書籍等では加速と攻撃力が強化された形態として紹介されている。
装備
マッハドライバー炎
仮面ライダーマッハと同じタイプの変身ベルトで第24話で沢神りんなが研究用に作成したスペアドライバー。ライドチェイサーを模したシグナルバイク・シグナルチェイサーを装填することで変身する。
第39話ではシフトスピードプロトタイプを使用してタイヤ交換を行い(音声はハヤーイ)、タイプスピードのような高速移動能力を見せた(玩具仕様上、シフトスピードとシフトスピードプロトタイプは同じ識別パターンなため、劇中と同じ遊び方が可能)。
剛が所有しているシグナルバイクも使用可能と思われる。
さらに、ホイーラーダイナミクスが強化武装の装着に対応していること、DX玩具版に収録されている音声から、設定上はチェイサーバイラルコアを使用することも可能と思われるが、劇中未使用。
シンゴウアックス
上記のマッハドライバー炎と同様に、りんなが開発した。その名の通り、信号機をモチーフにした斧。持ち手には押しボタンがあり、信号の横には「ライダー専用」の文字が刻まれている。
必殺技を使用するには信号が青になるのを待たなければならず、その際は「マッテローヨ!」という音声が鳴る。必殺技が使用できるようになると、「イッテイーヨ!」という音声が鳴る。
ハンドル剣やドア銃宜しく、りんなの拘りが随所に施されており(進ノ介曰く「りんなさんのセンス爆発」)、特に「マッテローヨ!」の音声には使用者であるチェイスも戸惑いを隠せなかった。
ライドチェイサー
チェイサーの専用バイク。魔進チェイサーの時に使っていたものと同じ。
シンゴウアックスは普段この中に収納されており、チェイサーの指示によってライドチェイサーから射出される。
ブレイクガンナー
魔進チェイサーの時に使用していた装備であるが、こちらも引き続き使用可能。
シンゴウアックスの待ち時間の隙を埋めるなど状況に応じて使い分ける。
引き続きシフトカーを使用することも可能で、第30話ではシフトスピードプロトタイプを装填して、自身の記憶をビジョンとして映し出した(ちなみにその際の音声は「TUNE!DRIVE-SYSTEM!」)。
第43話では魔進チェイサー時代と同様にマックスフレアをブレイクガンナーに装填している。
Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』ではチューンしたライノスーパーバイラルコアのブレード部分をエグゼキュージョンで射出する技を披露した。
必殺技
アクロスブレイカー
シンゴウアックスを使用した必殺技。シグナルチェイサーを装填しボタンを押すと「マッテローヨ!」の音声と共に赤信号が発光、エネルギーチャージが開始される。チャージが完了すると「イッテイーヨ!」の音声が流れ信号が青に変わる。その後にトリガーを引いて、エネルギーを解放した重い斬撃を敵に叩き込む。攻撃の際には横断歩道のようなエフェクトが現れる。
チェイサーのメイン必殺技とも呼べる技で、使用頻度も高い。
ちなみに、エネルギーチャージ中は攻撃できないと思われがちだが、あくまで必殺技が発動できないだけであり、シンゴウアックスでの攻撃自体はチャージ中でも可能である。
なお、第27話ではライドブースターに乗り、空中から投擲するというバージョンを披露している。
チェイサーエンド
エネルギーを纏った飛び蹴りを敵に向けて繰り出す、所謂ライダーキックに該当する必殺技。
第30話で初登場し、同話ではマッハとの一騎打ちでライダーキック同士のぶつかり合いに打ち勝ち、彼を変身解除に追い込んだ。
第36話ではドライブ、マッハと共に繰り出し、超進化態と化したブレンを撃破している。
第45話でも3人のキックで死神たちを撃破。こちらでは各ライダーのマシンとの連携を披露した。
名称不明
ブレイクガンナーに装填したライノスーパーバイラルコアのブレード部分をエグゼキュージョンにより射出する技。
Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』にて発動し決め手のチェイサーエンドへの繋ぎ技となった。
射出後も本体部は残っていたようだがその後のシーンではブレイクガンナーに確認できない。
レジェンドアイテム
後年の仮面ライダー作品やその商品展開において登場した、チェイサーをモチーフとしたアイテムやフォームなど。
『仮面ライダージオウ』のライドウォッチの一つで、最終話で一瞬だけ登場した。
『仮面ライダーリバイス』のバイスタンプの一つで、『仮面ライダージュウガVS仮面ライダーオルテカ』で仮面ライダージュウガがスキャン必殺技の際に使用した。
余談
- 疑似ライダーと怪人を経由して正規ライダーに変身した初の事例。初変身のシーンは、詩島剛役の稲葉友氏のお気に入りシーンで思わず声を上げてしまったほど。
- 『鎧武/ガイム』以降の作品は本編に少なくとも3人のライダーが登場しているが、チェイサーは『鎧武/ガイム』の龍玄以降の3号ライダーの中で唯一強化フォームが無い。Vシネマの強化形態も魔進チェイサーのものであり、仮面ライダーチェイサー自体は強化されていない。
- 次回作『仮面ライダーゴースト』の3号ライダー・仮面ライダーネクロムとは敵勢力の一人が変身、当初は敵対していた、物語の途中で人間の心を理解し味方になる、人間世界と常識が異なる事からの天然ボケなど共通点が多い。
関連動画
関連タグ
マッハドライバー炎 シグナルバイク シンゴウアックス ブレイクガンナー
チェイス 仮面ライダープロトドライブ 魔進チェイサー プロトゼロ(仮面ライダードライブ)
○号ライダー