「私はDr.オミゴト。患者の命を救うのが仕事です」
演:高橋光宏
概要
飛電インテリジェンスが開発した医師型ヒューマギア。白衣の天使ましろちゃんと同様、「国立医電病院」という病院に勤務している。
重篤な状態に陥ってしまった不破の治療を担当することとなるが医療ヒューマギアの大量暴走を止めるという飛電インテリジェンスの判断により一度は強制シャットダウンされてしまう。
だが、唯阿に背中を押された或人の権限で再起動し手術を再開した。
実はギーガーの襲来時に自身もハッキングを受けていたのだが、医師としての「善意」を保っていたことによりハッキングに打ち勝ち手術を成功させ、ギーガーが撃破されたことにより自身もトリロバイトマギアとなることなく事態は無事に収束した。
第24話では、戦闘で負傷した或人の主治医を務め、第41話では負傷した人々を治療した。
疑惑
が、スピンオフ『プロジェクト・サウザー』にてある疑惑が浮上した。
不破の脳内には亡のAIチップが埋め込まれているが、当の亡は本編第9話の時点までは健在であり、第9話のタイミングで天津によって破壊されたことが判明している。
では亡のチップがいつ不破に移植されたのか、という問題だが、それが出来たタイミングはオミゴトが手術を行った第9話しかない。
一方でオミゴト自身にその自覚があるのかは不明だが、本編の立ち回りを見る限り恐らく移植を行った認識はないと思われる。
ギーガーによるハッキングを受けた際に亡のチップを移植するように誘導された、というのが正確なところだろう(宇宙野郎雷電が迅のハッキングでアジトへ誘導されたため、似たようなことがオミゴトに起きた可能性があり、またショットライザーの仕様上、不破は第2話時点でAIチップそのものは間違いなく埋め込まれている)。
そして、その後総集編『プレジデント・スペシャル』でその疑惑に拍車がかかる事実が明かされる。
衛星ゼアに現れた長髪のイズが、「亡のデータは不破諫が入院している時に埋め込まれたものだ」と明かしたのだ。もし長髪のイズの言う事が本当だとすれば、『プロジェクト・サウザー』での事実とも一致する事になり、ますます亡のデータを移植した張本人がオミゴトである可能性が高まっている。
これらの事実を鑑みると、オミゴトがマギア化されなかったのはアンナのようにオミゴト自身の意思が強かったからではなく、亡の移植に利用するためにわざとマギア化させなかったからである可能性が高い。
......かと思われたが、第35.5話にてアズに口より亡の知能が埋め込まれたのは「不破諫が手術で一命を取り留めた後」と明かされた為、亡の知能が埋め込まれたのは手術中ではない可能性が高まった。
これにより、本当にオミゴトが亡の知能を埋め込んだ人物かどうかは不明になったと同時に、オミゴトがギーガーによるハッキングに普通に耐えた可能性も再び出現した。
捕捉するとその後の亡の知能が埋め込まれたことに対する言及では一度もチップを埋めたとは言われずデータないしは知能をに終始してる(35.5話においてはすでにあったチップに入れたと明言されてる)のでオミゴトによる外科手術の可能性は低く遠隔ダウンロード等の手段の可能性が高いと思われる。
余談
- 香菜澤セイネに次いで2番目に2話を跨いで登場するゲストヒューマギアでもある。
- 名前の由来は「Dr.コトー」と「お見事」を掛けたものと思われる。
- 作中では初となるマギア化も破壊もされなかったゲストヒューマギアとなった(ただしマギアによるハッキングを受けても同様の事が起きるかは不明)だけでなく、主要人物の価値観を変えるという大きな役割をも果たしており、名前の通りまさしくお見事な活躍であったと言える。
- 偶然だが、「国立医電病院」エピソードの解決回である第9話と同日(10月27日)に放送された『アタック25』では、解答者全員が医療従事者の「ドクター大会」が行われた。出題内容も医療関連の物が多く、「小児科医が変身する仮面ライダーは?」という問題も出ていた。