演:成田愛純
概要
飛電インテリジェンスが開発した秘書型AIアシスタントのヒューマギア。
同社副社長・福添准の秘書を務めており、福添からの信頼も厚い様子。
ヒューマギアが起こした騒動が原因で会社に押し寄せる報道陣の対処もお手の物。
同じ会社の秘書だが、的外れながらも相手の意志を汲もうとするイズとは対照的に、つっけんどんでぶっきらぼうな仕様(性格)で、或人のギャグ(ダジャレ)には「意味がわかりません」とそもそも取り合おうとしなかった。
機械らしく抑揚の無い話し方が特徴で、福添たちが高笑いしているのを見て「ははははは、あはははは」と無表情で声だけ真似している様子も見られた。
もっともこれに関しては、シェスタは情報処理能力に特化されており、感情表現等の人間的動作の為のメモリー分もその方向に割かれている為という理由があるのだが。
天津垓が飛電インテリジェンスを買収して以降は、ヒューマギア機能停止に伴い彼女も機能停止に陥った。
第31話のラストで、或人の意向により飛電製作所で再生成されるが、「私は社長秘書ではありませんので」と述べた上で、(或人の新社長就任を祝うという理由で)ヒューマギアプログライズキーで祭田ゼットに転身し自ら製作所を去っている。
一見傍若無人に見えるが、自分はあくまで福添の秘書であり、帰結すべき場所も彼の元でなくてはならないという、彼女なりの義務感を超えた忠義の表れと思われる。
そして第37話で、好き勝手に凶行を行使し続ける天津に反旗を翻す事にした、福添達の依頼を受けた或人の手によって再度復元。
天津を飛電インテリジェンスの社長の座から引き摺り下ろす為の解任動議を起こす為、数々の悪事のデータ収集を行い、そのまま飛電インテリジェンスに復帰。
そして、第44話で滅の意思に同調し暴動を起こすヒューマギア達に、「世界一のナンバー2」として輝き、或人を信じて欲しいと土下座する福添の姿を目にしたことで「誠意」のシンギュラリティに覚醒し、山下と共に土下座をしてヒューマギアを説得する。
本編後の活躍
以下、本編後のネタバレ注意
- 『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』
ヒューマギアであるが故に、敵が使うガスに対して対策無しで行動可能である為、或人達の指令により唯阿の元に駆け付けて特別仕様のザイアスペックを届けたり、敵陣営の構成員を捕まえて拘束したりと事件解決のサポートに一役買う。
また、『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』においては、歴史改変の影響により社長であるウィルの秘書を務めている。
ヒューマギアによる株主総会では司会の席に立ったが、裏切り者として処刑される身となったイズには何か思うところがあるようで目を伏せる様子を見せていた。
処刑間際、会場に現れた或人、そしてイズが語った「夢」を聞き、株主に対して社長に本当に相応しいのは或人なのではないか問う緊急動議を提案した。
ウィルによって会場のヒューマギア達が一斉にマギア化した際は、或人に手を引かれイズと共に連れられたことで難を逃れている。
最終的に大株主でもある飛電其雄が或人を認めたことで動議は可決され、飛電インテリジェンスの社長に或人を任命した。
余談
- 演じる成田氏はレギュラーでは最年少の17歳である。
- 名前の由来は、女性の代名詞『she』からか。あるいは、スペイン語で『お昼寝』を意味する『シエスタ』という可能性もある。シエスタには長い昼休みに何をしても良いという意味がある為、生真面目かつつっけんどんな彼女とはどこまでも対照的なネーミングと言えよう。
- 作中に登場するヒューマギアのほとんどは自我の有無に関わらず自然な営業スマイルが出来ているのに対し、ここまで感情が感じられないのはシンギュラリティに達するまでのシェスタくらいだった。「いかにもなロボット」という配役から、或人やイズとの対比として描かれていると思われる。
- 成田氏はシェスタとイズの関係について、社長と副社長が対立していることもあって仲間意識よりも対抗意識が少し強いと考えている(『仮面ライダーゼロワンぴあ』より)。
関連タグ
エリー(ウルトラマンマックス):特撮のアンドロイドキャラ繋がり。口調がやや似ている。