ウオオオオオオオオオ・・・オオオオン!
「狼作戦は狼男だけが実行できる。ライダー、死ねェ!」
スーツアクター:岡田勝
概要
登場回 第39話『怪人狼男の殺人大パーティー』
ゾル大佐の正体。ゾル大佐をベースに蒙古の高原で育った狼の能力を移植して改造された上級改造人間である。
体内でウルフビールスを生成し、噛みついた人間を狼男実験体に変える能力を持つ。このウルフビールスを利用し、人間を狼男に変え街を襲撃させる「狼作戦」を計画したが、一文字隼人と滝和也の妨害により失敗して配下の中堅幹部を全滅させられてしまった。
追い詰められたゾル大佐は改造人間・狼男(黄金狼男)としての正体を現して仮面ライダー2号と死闘を繰り広げる。指先から発射する弾丸を武器に、肉弾戦でも互角の攻防を展開しライダー2号を苦しめたが、空中からのライダーパンチを受けて爆死した。
非映像作品での登場
- 『仮面ライダーV3』(すがやみつる版)
- 『仮面ライダーZX』(細井雄二版)
- ショッカーの科学者・プラガが自らを改造した体がモデルということになっている。粛清を逃れた彼の変身は実験用狼男に近い。
- 『宇宙の11 仮面ライダー銀河大戦』
- マーダー帝国に再生される。最初からこの姿で登場。左目を開き、胴はメカに覆われている。
- 『仮面ライダー1971-1973』(小説)
- 『仮面ライダー倶楽部』(FC)
- ショッカーランドのボス・ゾル大佐を倒すとこの姿となり1号の前に立ちふさがる。
- こちらのHPが最大でも100〜120だと言うのに、1撃12ダメージのロケット弾を連発してくる強敵。
- ライダーのレベルが中途半端だとロケット弾連発に耐えられず次々と倒されてしまうので、HPを回復できるパワードリンクが無いと危険である。
- 『スーパー特撮大戦2001』(PS)
- 『仮面ライダー正義の系譜』(PS2)
- 蘇ったゾル大佐が変身し、TV本編で大幹部として在任中には顔を合わせていない1号と対決する。
- 本郷をカプセルに閉じ込め改造人間の肉体組織を破壊するアンドロガスで仕留めようとするが、宿敵一文字の登場により邪魔立てされ一時退却。その後は回復した本郷を相手に実験用狼男を複数体放つが蹴散らされ、最終的に自らが狼男となって立ちはだかる。
- ロケット弾に加え、壁を蹴って軌道を変える三角跳びを技に持っている。
- 『S.I.C. HEROSAGA』/仮面ライダーディケイドエディション
- アナザーワールドである「オーズの世界」で、鳴滝が変身したリ・イマジネーションゾル大佐の怪人態として登場している。
- 『新仮面ライダーSPIRITS』(漫画)
そして遂に…
2017年、『仮面戦隊ゴライダー』にて平成作品に初登場。『仮面ライダー』から待たされること46年。あまりに長かった…。
トーテマが作り出した怪人の一体として登場。
スペースイカデビルとヒルカメレオン共に多数のショッカー戦闘員を引き連れて出現し、仮面ライダーエグゼイド、仮面ライダーバロン、仮面ライダーマリカと交戦。戦闘時はショッカー戦闘員が使っているのと同じロッドを所持している。
だが、エグゼイドのガシャコンブレイカーハンマーモードの猛攻で太刀打ちできず、「マイティクリティカルフィニッシュ」を受けて倒された。
しかし、他の怪人と同様に倒されても直ぐに復活を果たすことができ、トーテマが飛ばした先で多数の怪人達と共に襲いかかり、アナザーアギト、マリカ、バロン、レーザーを追い詰めていく。
余談
- 指先に強力なロケットランチャーを装填しているため、火に弱い(引火して大爆発する可能性がある)という弱点がある。狼だし火に弱いのはしかたないね。
- 悪の組織の大幹部の正体は改造人間であるという展開は好評を得て当時のライダーブームに拍車をかけた。これ以降怪人態の正体を現した幹部とライダーの決戦は一つの山場となり、平成シリーズにおいても今なお踏襲されている。
- ホラー小説や映画に登場するモンスター「狼男」と名前が同じである為、混同を避けるため『黄金狼男』という呼称が併用されているが、公式情報によれば『狼男』でも誤りというわけではない。
- ショッカーの幹部怪人態で唯一、昭和ライダーシリーズ中から再生怪人として登場したことがある(映画「仮面ライダー対ショッカー」にて。)ただし、名乗ってすぐに戦わずして退場した。
- 平成版ではショッカー幹部で唯一登場できなかったため、『ロストヒーローズ』や『スーパーヒーロージェネレーション』でもハブられて代わりにヒルカメレオン(ディケイド完結編で初登場し、レッツゴー仮面ライダーやスーパーヒーロー大戦GPでは変身前の姿も披露している)がショッカー幹部として登場していたが、上記の『仮面戦隊ゴライダー』でやっと平成版への登場を果たした。本作ではスペースイカデビルや地獄大使・黒、ヒルカメレオン、更にはカニレーザーまで登場しているため、くしくも『V3』の27話を再現したことになる。
- 制作当初は実験用狼男のスーツを流用し撮影されたが、試写時に見分けがつかないとの指摘があり急遽この黄金狼男のスーツを新造し再度撮影したという(鳴き声を担当したのが池水通洋氏であるのはそのためで、撮り直し前の狼男との戦闘シーンはスチールで残されている)。書籍によっては実験用狼男のリペイントともされている。腕などを見るとこちらの可能性が高い。
関連タグ
仮面ライダー 仮面ライダー2号 一文字隼人 滝和也 ゾル大佐
ゴールドウルフ:登場作品の作者が同じ金色で狼の怪人。狼男宜しく人間態にも変身できる
狼仲間
太字は幹部怪人
昭和ライダー
狼長官とロンリーウルフ以外は演者も同一である。
クラゲウルフ ユキオオカミ 奇械人オオカミン 狼長官 オオカミジン ロンリーウルフ
平成一期
ン・ガミオ・ゼダ ウルフオルフェノク ウルフアンデッド※ サトリ(魔化魍) ウルフイマジン ガルル 仮面ライダーキバ ガルルフォーム
平成二期
令和ライダー
仮面ライダーバルカン パンチングコング(とライジングホッパー)以外 仮面ライダー亡 ダイアウルフソルドマギア デザスト ウルフ・デッドマン※ 仮面ライダーロポ
※そもそも黄金狼男モチーフと思われる。