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「考えたって何も出ねえ。こうなったらヤケクソだ!」


CV檜山修之


データ編集

  • 身長:196.0cm
  • 体重:119.0kg
  • 特色/力:三日月型の剣、剣から放つ光波

概要編集

野上良太郎が中退した「私立星城高等学校」の元同級生・沢田由香と契約した敵イマジン

性格は悪辣かつ非常に粗暴でキレ易い。由香の望みにも「ま、何を望んでいるか予想はつくけどな」と尊大な態度を取っていた。

モモタロスからも「(ゴチャゴチャうるせえと言われて)おめえがうるせえんだよ!」と言われるなど、一般イマジンの中でもやたら口数が多い。

ちなみに現在の時間(2007年)にいる間は契約遂行のためか冷徹な口調だったが、過去に飛んでからは粗暴でハイテンションなキャラクターになっていた。

外見編集

黒いの怪人だが、頭部の帽子マフラーは赤い。これは「赤頭巾」の狼に由来している為。

ブーメランにもなり、赤い三日月状の光弾を飛ばす能力を持つショーテル半月刀)を武器としている。これで攻撃された人物は砂になって消滅してしまうほか、たった一発で高層ビルを破壊するほどの著しい威力を持つ。作中ではガンフォームの放つ銃弾を切り払ったりしていた。

このように書くと非常に強そうに見えるものの、(基本的に人間とイマジンが融合している以上「敵イマジン<電王」であることは仕方がないのだが)終始電王チームには近接戦で弄ばれていた。


契約者の願い編集

願い事:「高校時代の思い出に浸りたい」

対応する時間:2004年4月7日


由香は早く英語に慣れたいという思いから、高3の途中でイギリスに留学。

しかし言葉の壁は高く、彼女はイギリスの学校に馴染めずホームシックに罹って帰国。

周囲に理由を隠したまま母校を訪れる由香だったが、学校は校門が変わり、シンボルであった銅像や桜の木が無くなり、当時の担任も職員会議で多忙、所属していたテニス部を見ても顔を知らない部員ばかりと、変貌していた学校の姿にショックを受ける。

そこにイマジンが現れて契約を果たしたのだった。


なお劇中描写を見る限り、良太郎とはあくまで一同級生の関係に過ぎないようだが、かつては部活帰りにミルクディッパーに立ち寄っており、その縁で愛理にも顔を覚えられ彼女の婚約者にも会っていたりと、同級生の範疇で親しい仲を築いていた模様。


動向編集

由香の望みを叶える為、彼女を実家の自室に監禁し、殺人も辞さない強引な手段で思い出に繋がる様々な品物(制服、大量のテニスボールやラケット等)を集めた。

仕上げとして、入学式の日の写真(上記の日付に対応)を突き出し過去を強く思い起こさせた後、(リュウタロスによって由香にイマジンが憑いていると知った)良太郎とハナが部屋に突入したことで、退避も兼ねて契約完了して過去に飛ぶ。

大規模な破壊活動及び大量殺人を行った(最初は由香に憑依した状態で人の多い街中に移動してから破壊活動を始めたような描写がされている)。


そこに己の実力を試すために電王(良太郎)がプラットフォームで登場、一方的に追い込まれるも良太郎を庇うようにして外套の男性が登場。落とした時計と電王(良太郎)に顔を目撃されたことで彼の持っていた時計をひったくり、逃げるように行方をくらました。

そこに「良太郎をいずれ倒すのは自分」とリュウタロスがガンフォームに交代。銃撃に一方的に追い込まれるも、ワイルドショットからすんでのところで逃げ切った。



こうして好き放題するかと思われたウルフイマジンだったが、過去へ飛びはしたもののそこで何をすればいいのかは全く理解しておらず、丸一日待ったものの2007年に戻れない上にいつまで経っても誰も何も指示してこない事に堪忍袋の緒が切れて、「全部消してやる!消えろ消えろ!」と叫びながら人を消したり車やビルを斬りつけ大暴れする。

ちまウルフ

挙句、ハナからの知らせを受けて対峙した良太郎に「ちょうどいいぜ。相手してくれぇ。やることなくて困ってたんだよ!!」目的意識を満たすために襲いかかった。


しかし電王ロッドフォームのリーチの長い攻撃に歯が立たず、建物の隙間に逃げたところをアックスフォームに交代した電王にパワーで押し返され終始劣勢に。このままでも倒せる状態だったところを、良太郎の願いにより(イマジン4体を抱える故の努力や愛理周辺の事情を一人で抱え込んでいた良太郎に拗ねていた)モモタロスが呼び出され、ソードフォームが登場。

やる気のない「俺、参上」まで繰り出し戦う気のないモモタロスに「コロコロ変わりやがってぇ!!」とキレながら一方的に切りつけるも、良太郎との和解で持ち直し気合いの入りまくったソードフォームにより形成逆転、「俺の必殺技パート5」で真っ二つにされ消滅した。


事件の真っ只中、ミルクディッパーにて愛理から「皆同じところにはいられない以上、過去からはどうしても変わってしまう」「ただ、ちゃんと本人が覚えていれば過去はなくならない」という旨の言葉を受けた由香は、思い直しイギリスへ戻ることを決意。

笑顔で旅立った彼女は、過去の思い出に囚われるのではなく、自らの糧として未来へ進んでいくことだろう。


その後33話にて由香が再登場。

秋になったことで大学が始まり、電話中に同級生らしき相手に挨拶されたりと学生達ともコミュニケーションが取れつつある様子が描かれた。

しかしゼロノスカードの効果で桜井の記憶を無くしてしまったことが判明する。


また、ウルフイマジンの言動から、イマジンの全てが必ずしも目的意識を持って行動しておらず、明確な指示が与えられているわけでもない事が判明した(この点に関しては、後々過去に黒幕が狙っていたターゲット自身が、その時間から移動した事、黒幕が彼の存在そのものを忘れてしまった事が置き去りの理由と判明した)



備考編集

ハイパーバトルビデオでは別個体(再生怪人?)が出現。スパイダーイマジンアントホッパーイマジンを引き連れてデンライナーに勝手に上り込み、良太郎を始末しようとする。


その他、イマジンあにめ16話「がんばれウルフ!」ではなんと悪役として登場。デネブを誘拐してタロスズに450万円もの大金を要求するが…。

続く17話「イマジンマート」にも登場。


余談編集

契約者の沢田由香を演じた女優は満島ひかり女史。


声を担当した檜山氏は今作が平成ライダーシリーズ初出演であり、後に『仮面ライダーフォーゼ』のナレーターおよびタチバナや『仮面ライダーガッチャード』でのスチームライナー/レプリスチームライナー/テンライナー/ギガントライナーも担当している。


スーツは後にデスイマジンに改造され、武器のショーテルは色を塗り替えて『天装戦隊ゴセイジャー』に登場するスキャンのバザルソLJの武器に流用された。



後に『仮面ライダージオウ』での電王回でグランドジオウが電王を召喚するのだが、ソードフォームの変身シーンが使用された上新撮&新録でやる気のない「俺、参上」まで再現されるというマニアックな今回のシーンが再現されることなった。




関連タグ編集

仮面ライダー電王 敵イマジン 檜山修之 ネタキャラ

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