概要
別名「ショテル」
刀身が日本刀の比ではない程半円やS字に大きく湾曲しており、他の刀剣類と比べるまでもなく変わった形をしていると言える。あまりに曲がっていることから、ハルパーのような鎌形剣、もしくは鎌の一種と言われることもある。
この形状は本装備が用いられたアフリカ地域に於いて盾に防がれず(つまり欧州等他地域仕様の盾は想定していない)相手に攻撃するためのものである。元々は反りの内側(および切っ先)で斬りつけるものだったと考えられるが、その反りを生かして外側の刃で刀のように斬りつける事も可能である。
一方、独特な形状故か鞘を使えない物もある(「鞘が使えない」とする資料も有るが、実際は一般の曲刀に近い形状のショーテルには鞘がちゃんと有る)ようで、そういったものはとても持ち運び難い。
また、史実ではその特徴的過ぎる見た目から、戦う前から相手に警戒される事も多かったという。