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概要編集

仮面ライダー倶楽部とは、1987年から本格的に商品展開を開始したSDガンダムに合わせる形で、ウルトラマン倶楽部と共に展開したシリーズ総括型ディフォルメ作品群の総称。


所謂SDライダーの発祥で、ミニフィギュア、食玩、カードダスなど、様々な商品展開が行われた。

当時は過去作品との繋がりを持たない仮面ライダーBLACKが放送中であったためラインナップに入っていなかったが、後に仮面ライダーBLACKRXと共に追加された。


ビデオゲームでは1988年に発売されたファミコン専用アクションRPG『激突ショッカーランド』と1993年に稼働が開始したアーケードゲーム『バトルレーサー』の二つが存在する。


激突ショッカーランド編集

平成版仮面ライダー倶楽部!こんなゲームがやりたいのぅ


あらすじ編集

 仮面ライダー撃滅を狙うショッカーは、照射したもの全てをSDにしてしまうSD光線を発明するが、間違えて自分たちもSD化してしまう。SDキャラにされてしまった仮面ライダーたちは、元の身体に戻るため、ショッカー帝国へと乗り込む…。


システム編集

金と暴力という、ある意味ヒーローとは対局に存在する概念を全編にわたって要求される。

アイテムを買う、仲間を買う、治療(HP回復)をするのにお金が必要であり、銀行もある。カジノもある。そのお金の通貨は「¥」の記号であり、お金はコインや¥袋、お札と大変露骨な形である。お金はブロックを壊して入手したり、戦闘員や怪人を倒しても手に入る。挙句の果てにはステージをクリアするのに膨大な手数料を取られる

  • フィールド

フィールド画面では普通のアクションゲームのように多彩な動作で自在に動き回るが、独特の操作性を求められる。このアクションシーンでシンボルとエンカウントするとバトル画面に変わる。

敵シンボルは、エンカウントしないようにパンチを当てることでそのまま撃破可能。その際現金をドロップする(エンカウントによる戦いでも現金をドロップする)

通常自力で移動・登攀(建物によじ登る)を行うが、何らかの手段でバイクを入手することによりこれで移動することもできる。

ジャンプした際、頭上に障害物があると頭が潰れ移動が制限される。自然回復でも直るが、手っ取り早く直したい場合には1キャラ分の幅の隙間にはまってジタバタすると良い。


  • バトル

Fateライダー倶楽部…?

バトルでは、SDサイズのライダーと敵怪人がお互いに1対1で走り込んでぶつかり合い、ぶつかって飛ばし合いながらどちらか壁際まで追い込んで叩きつけるとダメージになる非常にユニークなシステム。1回の戦闘時間ライダーも敵も弱い内はほとんど吹き飛ばずに小刻みにポコポコとぶつかり合っているが、ライダー達のレベルを上げて強い怪人と戦うと、互いに吹っ飛びの幅が大きく広がっていき、後述のクリティカルも相まってコミカルながらも「強い戦いをしている感」を感じるようになる。また、お互いに強さが偏って吹っ飛ぶ距離に大幅な差があると、弱い方が吹き飛んでいる最中でも強い方は走り続けてぶつかるまでの距離を極端に縮める事ができ、何度も壁に叩きつけたりクリティカルを出しやすくなったりと圧倒的な戦いになる。

この戦いに入る前に必殺技やアイテムを選択でき、それを選んで戦闘に入ると戦闘中に使用可能になる。必殺技を使うとダメージを与えながらある程度飛ばす事ができ、壁にぶつかるとそのダメージも与えられるので開始直後でよく使われる。


敵味方問わず、壁にぶつかる際に吹っ飛びのパワーが一定以上残っていると壁をぶち破って一撃で相手を倒すことができる。ライダー達がこれを受けてしまうと、どんなにHPがあっても即死してしまうので注意。

初期キャラクターのライダー1号、2号は初期レベルでは必殺技無しでは戦闘員にすら苦戦する程に弱く、怪人などに出会おうものなら問答無用で倒されてしまう。戦闘で有利になるアイテムを使って早めにLv4くらいまで上げてしまいたい所。終盤では、最高のLv8まで上げても1号、2号、V3共に苦戦する戦闘バランスである。

更にエンカウントする敵はランダムで選出されるため、開始位置からエリア最強の怪人に出会うことも珍しくない。

  • コンティニュー

このゲームにはセーブパスワード機能が一切ない。

コンティニューは裏ワザとして用意されている。

イカサマ使って2時間、通常では20時間以上のプレイ時間が要求される。

  • 施設

自動販売機、謎の自動販売機(ガチャ)、銀行、カジノ、改造室(HP回復と蘇生)などがあり特定のシンボルから入場できる。

銀行での入金と払戻のみが無料というこのゲームの特徴が色濃く現れた施設群。もちろん金さえあれば相応に役立つ。


ステージ編集

基本的にエリア4毎に区切られており、レバーのようなモノを引っ張ることでボス部屋へのバリアが解除されて、中に入ることができる。

ボス部屋では接触すると必ずバトルに突入する。

バトル後に、メーターを通過することで、次のエリアへの扉が開くのだが、最初のステージから20000円(基本的に雑魚からのドロップは¥200~¥1,000程度しか手に入らない)も要求される。


ボス怪人はある程度ダメージを与えると逃走してしまうが、各エリアの最後では逃走せずに戦い、倒されると変身して正体を現して挑んでくる。しかし、HPを半分以上残した状態から必殺技の一撃(壁ドンは含まない)でHPを0にすると、最後のエリアを待たずして変身させる事ができる。


ショッカーランド編集

仮面ライダー1号(お助けライダー:仮面ライダーアマゾン)のステージ。お菓子をモチーフにした平原が続く。

初心者には易しい構成となっているが、エリア3以降は難易度が一気に増す。

そもそもLv1のライダー1号のHPが大変低く、ダメージトラップで容赦なくHPを削られるので初っ端から躓く可能性も高い。

ボス怪人は、ゾル大佐(正体は狼男)


ショッカータウン編集

仮面ライダー2号(お助けライダー:仮面ライダーX)のステージ。

町中を戦闘員がウロウロしているため、ダメージトラップも多く、あっという間に体力を擦り減らされてしまう。ショッカーランドと違ってアクション画面でナイフを投げてくる敵も多く危険。

このエリアは、特殊攻撃が強烈な連中が多く(こちらのHPが20~40なのに1撃5~8ダメージの物を連発してくる)、エリア最強ザコ怪人のギルガラスは2号ライダーではLV4でも互角でありそれ以下のLVで遭遇した場合遭遇=ゲームオーバーと言っても過言ではなく、これでもかというぐらい心がへし折られる要素が多い極悪ステージ。

全面クリアを目指す場合、最難関のここ始める事が定石とさえ言われている。

ボス怪人は死神博士(正体はイカデビル)。ライダー達を動けなくする技を持っており、使われてしまうとタイミング次第ではクリティカルで即死させられてしまう。オイルやカプセルを使って、逆にこちらがクリティカルを食らわせて倒したい所。


ショッカーマウンテン編集

仮面ライダーV3(お助けライダー:仮面ライダーストロンガー)のステージ。ジャンプして上っていくステージ。V3は基本三人ライダーで一番強いので、メインとして育てておかないと苦しい。

序盤はダメージトラップが少なくV3自身も他の二人より使い勝手が良い上に、イカサマしなくてもストロンガーを買えるくらいの資金なら戦闘なしで集められるので、ある意味真の初心者用マップ。

ボス怪人は地獄大使(正体はガラガンダ)


ショッカージャングル編集

上記三ステージ全て攻略すると、三人のライダーが合流。以降はこの三人だけで戦っていくことになる(非常に残念ながらお助けライダーは参加できない)。敵が一段と強くなり、クリアまでのお金も非常に高価な額を要求される。

ボス怪人はブラック将軍(正体はヒルカメレオン)。特殊技無しでも純粋に強い


ショッカータワー編集

本作の最終ステージ。エリア数も多く、ランド・タウン・マウンテンのボス怪人がオリジナルよりも強化された雑魚として登場することもある。そのため、長時間プレイしてたどり着いても、クリティカル即死による事故が付きまとうので、クリアまで油断できない。また、自販機への入り口がで閉ざされている。スイッチを押すことで解除されるが、一定時間でまた閉じてしまう仕様にも気をつけなくてはいけない。

ボス怪人は首領。変身せず首領そのもの。単純に強いが特殊技が無いので戦いやすい。


関連項目編集

仮面ライダーシリーズ バカゲー

ちびまる子ちゃんおこづかい大作戦:同じく金がすべての子供向けゲーム。こっちも鬼畜難易度。

サモンライド!:「金が全て」という姿勢をリアルマネーでやらかしてしまったゲーム。こちらは仮面ライダーでも平成ライダーが題材。鬼畜難易度は相変わらず。

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